永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

旧長崎街道・黒崎曲里の松並木。〈ボヘミアンの旅風景?北九州八幡西編〉

2011-11-06 09:43:20 | アート・文化
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曲里の松並木。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ



黒崎に残っている旧長崎街道の一部、曲里の松並木を歩いてみました。辺りはビルが林立していて、空の形が四角に区切られた眺めばかりの現代の街がありますが、ここ曲里の松並木は深い松の木立の隙間から見える空に、江戸の名残りを感じることができます。
しーんと静まりかえった松並木の街道跡に佇むと、ときどきキキーッと鳥の鳴き声が響き渡ります。松が覆う街道跡の豊かな環境は、ここが街中とは思えない風情を保っています。
街道と平行に遊歩道も整備されています。その昔江戸のころ、あたりはどんな光景に映っていたのかなと想像が膨らむ松並木の街道跡であります。




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現実という四次元の影、それは夢うつつな、そして記憶の中の〈いつか見た風景〉なのかもしれません。わたしは、いま思うとそんな光景の絵ばかりを描いていたような気がします。描いた絵を今回思い切って発表してみることにしました。背景は、メタフォリックに門司港のあちこちに今も残る昔ながらの海峡の倉庫街、港駅、下町の風景と暮しです。こんな展覧会を、門司港の“ティー・ルーム センガク”さんでします。お時間ございましたら、わたしの童景画をご高覧いただけると幸いです。
門司港・ティー・ルーム センガク
平成23 年11月17日(火)~ 平成23 年11月26日(土)水曜日・定休
北九州市門司区東港町2-23(出光美術館うら・遊歩道沿)
tel 093-321-6700