筑豊電鉄木屋瀬駅。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ
プワ~ン、チンチン、ゴォーッ。のどかに木屋瀬停留所から二両連結電車が発進します。通勤、買物客を乗せて黒崎と筑豊直方間を結ぶ専用軌道を持った路線です。
「両替えはありませんか~」。車掌さんが声をかけてくれる車内の風情は、昔懐かしい路面電車の名残りを今も見せています。
現実という四次元の影、それは夢うつつな、そして記憶の中の〈いつか見た風景〉なのかもしれません。わたしは、いま思うとそんな光景の絵ばかりを描いていたような気がします。描いた絵を今回思い切って発表してみることにしました。背景は、メタフォリックに門司港のあちこちに今も残る昔ながらの海峡の倉庫街、港駅、下町の風景と暮しです。こんな展覧会を、門司港の“ティー・ルーム センガク”さんでします。お時間ございましたら、わたしの童景画をご高覧いただけると幸いです。
門司港・ティー・ルーム センガク
平成23 年11月17日(火)~ 平成23 年11月26日(土)水曜日・定休
北九州市門司区東港町2-23(出光美術館うら・遊歩道沿)
tel 093-321-6700