永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

初老のシンガー。

2008-10-12 16:37:47 | 日記・エッセイ・コラム
とある野外ステージでTさんというミュージシャンがギター鳴らしながらフォークからロックを唄つていた。味がある唄い手だった。長髪と顎ヒゲは白髪。自己紹介によると58歳とのこと。全国をギター一本かかえて唄っているそうだ。トークもおもしろい。門司の錦町に住んでいるそうだ。プロらしく自分のみせ方を知っている。北九州にも高齢のシンガーがいるんだと、妙に感心する。泉谷しげるにも負けない粋がある。格差社会の中で変らないバランスで自分を保っている年配ものは、そういない。社会で歳をとっていくと、自分を押し殺し社会に反発せずそこそこに生きていく道がほとんどなのに、この年配シンガーは変に若ぶっていなく地のままで自分をアピールいる。こんな人もいるんだ。