寺内の方に散歩する。山手の住宅街を歩いていたら、空き地から突然ウリボウが現れて、僕と対峙する。ウリボウも突然のことでか一瞬たじろぐが、その後一目散に向かい側の家の庭に猛進して行った。結構成長している風のウリボウだ。このあたりは猪が出るから気をつけろという看板がある。先日毎日新聞に佐木隆三さんのコラムに風師山のご自宅の庭にもウリボウが出没して家庭菜園を荒らすと描かれていた。ウリボウだから可愛いと思って近づいたら危ないそうだ。影に親猪が隠れていて様子を伺っているそうだ。戸の上山には時々登るが山中では猪に会ったことはない。街中でウリボウに出会うとは環境が変化しているのか。本来動物は自然の生き物だが、人間が山のすれすれまで住宅を開発するから、動物は環境にとまどっているのだろうか。人間の正統性ばかりが環境を混乱させる。