凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

「俺は,あんたのやり方を認めるわけにいかない」

2011年07月08日 | 映画
えー、毎日生死に関わるような気分で仕事をしております。

いや、そこまで言いますと大袈裟なんですけど、
そう言いたくなるくらい休めない。

それはそうと


そんな中でも無理矢理観てまいりましたよ。

『劇場版 鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』

まあ、言わずと知れた大人気漫画・アニメシリーズの、劇場版オリジナル第二弾。


…とはいえ、原作漫画・テレビアニメともに昨年六月に完結しており、話的にも『続編』を作れるような要素が殆どないので…


今回の作品は、まるっきり、『本編の途中』の話。

時期的には、
…ネタバレになりますが、ロイ・マスタング大佐が第5研究所跡地でホムンクルス・ラストと戦い、アルはそのときバラバラになった鎧の身体を、故郷・リゼンブールにてエドに錬成してもらい、エドは真実に近づく為に、過去の罪の真相を明らかにすべく、「母の墓」を掘り起こす…

この後あたり。

本格的に「お父様」と戦うこととなるちょっと前。


いやぁ、ぶっちゃけ、原作を完読してないとまったく解りません。

が、内容的には、本編の流れとはまったく絡みなし。


で、どんな話か。

アメストリス・セントラルの中央刑務所から、ひとりの錬金術師が脱獄。
現場にかけつけたエルリック兄弟は、彼が使う錬金術に興味を持ち、彼を追うべく西の国境町・テーブルシティへ。
しかして、この辺境の町の谷底には、虐げられた民・ミロスの人々が暮らしており、レジスタンス組織「黒コウモリ」により独立を目指すクーデター計画が進行中。
そして、その中心となる人物・ジュリアこそが、脱獄囚の目的だった…。

とまあ、こんな感じ。

エルリック兄弟、レトの街や炭鉱街のように、…
要するに「余計なことに首突っ込んじゃう」わけです。


まあ、難儀な。


で、敢えて辛口に感想を。

すいません、ところどころ納得できません。

台詞での背景設定説明が多い上に長すぎる。

案外、絵が雑。


人物相関図が解りづらい上に、描き切れてない。


アルに重きを置いた作品ならば、もっと徹してよかったと思う。


で…総括して…
『宮崎アニメですかこれは』
なんかね、ルパン三世つう感じもしますね、全体的に。
カリオストロ足すナウシカ足すもののけ姫…そんな感じ。


この劇場版、スタッフを一新して、新たな『ハガレン』を…てぇのがあったようですが…

「どっかで観たような話」だったら、別にハガレンじゃなくて良い。
つうか、ハガレンでやらんで欲しい。

これだったら、別に原作にあった設定そのまま・原作にあった舞台での違う事件でもいいんぢゃねーの? と。


どうせやるなら、まったく違うものでもよかったし、もっとはじけてよかったと思いますわ。


とらわれすぎ。
ねらいすぎ。

素人クサイ。


まあ、まとまってはいますから、素人は言い過ぎですが…

でも、
「この程度かよ」観は否めない。


それでもぶっちゃけヒットして頂きたい。
そして、この反省を活かした新作を期待したい。

まじで。

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