凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

すいません、読んでません。

2009年06月18日 | 本・漫画
えー、…村上春樹氏の最新作にしてベストセラー『1Q84(いちきゅうはちよん)』を、「IQ84(あいきゅうはちじゅうよん)」と読んで、相方に「馬鹿」呼ばわりされたモノですこんにちわ。

それはオレの知能指数。

てなわけで、1Q84様、コメントありがとうございました。…というのが本題ではなく。

…なんか発売12日にしてベストセラーらしいですな、本作。
確かに私の浅い記憶の中でも、…「ねじまき鳥クロニクル」以来なんですか?
あれ、いつでしたっけ?
つうか、文庫本になったのを買った覚えはあるんですが、…
読んだ覚えがない。
まるで村上春樹氏の小説の登場人物のような記憶の薄さ。


つうか、私にとっての「村上春樹」氏つうと、
20代前半に「ノルウェイの森」が大ベストセラーになり、…
ちょうど「もーなんでもいーから活字読みたい」中毒にかかっていた私が、山川健一
氏やら村上龍氏やら高橋源一郎氏などと合わせて読み漁った時期の作家さんで…

風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」「ダンスダンスダンス」…で、ちょっと間隔あいて、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」などなど・・・
なんだがやたら読んだ覚えはあるのですが、実際に印象に残っているのは、
村上朝日堂」だったり「羊男のクリスマス」だったり「パン屋再襲撃」だったりするという…

要するに、「熱心な読者ではない」わけです。

ただ、「独特な文章と独特な思想の持ち主」であろう、と。
つうか、良く言えば「純粋なコドモ大人」(良く言っているのか?)、悪く言えば「世間知らず」(明らかに悪く言っている)な人なのではないか、と。
そんな風に思えたあたりから、パッタリと・・・読まなくなりまして。

つうか、そうやって読み漁っているあいだに、「永倉万治」さんに出会ってしまい、「不良コドモ親父」に傾倒してしまったわけです、ワタシが。

ただ、そんなワタシでも、「日本の文学界の中で、村上春樹さんの作品とその感性というのは、やっぱり必要不可欠である」とは思います。

なぜって?

「こんな世界、間違ってるようぅ」って面と向かって駄々こねる「良識者」なんていないじゃないですか、日本人には。
どっかで折り合いつけちゃうもんです、大人と呼ばれる人たちは。
…それも必要ですけどね。

でもたまに言いたくなる。
「間違ってるよ」と。
しかも、力強くでなく、さりげなく。

そんな感じがするのです、村上さんは。
・・・龍さんではなく、春樹さんは。

今作についても、正直、読むかどうかわかりませんが、
多分好きな人には受け入れられる作品なのでしょう。

そんな気はします。











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