凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

10年がかり。

2008年08月25日 | 本・漫画
えー、今更なネタです、今回は。

講談社・月刊アフタヌーンにて連載を開始して…10年。
第一話は読みきりでした。
たしか、デビュー作ではなかったか。

無限の住人』/沙村広明
…もうすでに放送が始まってますが、アニメ化されました。

つうか、何故アニメ?

つうか、放送できるのか、これ?

いやー、マズイんぢゃねーの?
マズイでしょ。

だって、「スプラッタと変態と外道」ばっかりの漫画ですよ、これ。

…いやー、「卍」というタイトルで読みきり掲載された時からずーっと読んでいるワタシが言うんですから。
…間違いなく、放送できる内容ではない。
…AT‐Xで放送?
なにそれ。
民放の深夜とか、UHFじゃないのか。
…つうか、AT‐Xて何?

などと思いつつ、アフタヌーン付録の「無限の住人ナビゲーションDVD」を観ました。
ほう。
絵は悪くないです。
キャストも良いんじゃないでしょーかね。

しかして。

13話完結。

…いやー、難しいだろ。
10年続いている作品ですよ。
話のマトメようがないわ。
まして、そーと後になって盛り上がるエピソードに関わるキャラも出すし。
…一話一巻でいっても半分だしなぁ。

…きつい気がするなぁ。


さて、ちょいと粗筋なぞ書きますってぇと…

「勝つことこそ剣の道」を断する男・天津影久。亡き祖父の無念から、「逸刀流」を立ち上げ、江戸の流派を悉く潰して行く。

そんな逸刀流に両親を殺された、浅野道場の一人娘・凛。

二年後、体内に「血仙蟲」を住まわせ不死身となった「百人斬り」・万次(卍)に、「仇討ちの助っ人」を頼む。
最初は断られるものの、凛を偏愛する逸刀流・黒井鯖人と斬り合う羽目になり、結果、仇討ちの旅が始まる。

旅を続け、様々な敵や人々と遭う毎に、凛や万次の中に矛盾が生じてゆく。

「仇討ちは正義か?」

「悪党狩りは罪滅ぼしになるのか?」

また、勝つことに拘り続ける天津の中にも矛盾が…。
「強さを求めた先に何がある?」


登場人物の殆んどが、「トラウマ」と対峙しつつ、救いも希望もない、破滅の道に進んで行くという…描き方が飄々としているだけに、どーにも救いのない話だったりします。


…うーむ。

こやって書くと、どことなく村枝賢一氏の「RED」(こちらは西部劇)に通じるものがありますが…

俺、やっぱ、こーゆう漫画ばっか読んでるな。


…いや、以前、相方から「血みどろ漫画か、おバカ漫画ばっかり」なんて謂われまして…。

そーいや、そだ。


…てなわけで、「アニメは原作をどこまで描けるか」…かなり厳しいかと思われますが、まあ、DVDになったら観てみよか、と。

…やっぱTSUTAYAの会員になるべきかね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿