脱ケミカルデイズ

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都医師会、水銀血圧計など自主回収

2012年09月10日 | 化学物質

朝日新聞2012年9月4日 水銀血圧計など自主回収始める 都医師会

 都医師会は、会員の医師らから、不要になった水銀血圧計と水銀体温計の自主回収を始めた。2010年度以降、都内のごみ焼却施設で高濃度の水銀が検出され、相次いで停止した問題を受けた措置。回収期間は30日まで。水銀を含む血圧計などは有害な産業廃棄物で一般ごみでは出せない。これまで各医療機関が個別に専門業者を通じて処分することになっていた。

 一方、東京二十三区清掃一部事務組合によると、10年度以降、のべ10カ所の清掃工場で高濃度の水銀を検出し、焼却炉を一時的に止めた。都医師会の尾崎治夫副会長は「焼却炉停止との因果関係は不明だが、水銀の含有量を考えると、廃業した医療機関の水銀血圧計などが紛れた可能性は高い」と説明。水銀血圧計4本分で焼却炉を止める濃度になるという。

 都医師会では、昨秋、都の依頼を受けて約1万カ所の診療所にアンケートを実施(回収率41%)。一診療所当たり、水銀血圧計が平均4個、水銀体温計が平均10本あることがわかった。都内全体では、使われずに保管する水銀血圧計が約8千個、水銀体温計が約8万.5千本あるとの試算になるという。