脱ケミカルデイズ

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化粧品用顔料からPCB検出

2012年09月09日 | 化粧品

 

化粧品顔料からPCB検出 基準値の30倍 経産省、回収を指示
2012年9月7日 信濃毎日新聞
 

 

 経済産業省は6日、化粧品に使われていた黄色の有機顔料から国際条約の基準値の30倍のポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されたため、メーカーに製造の停止、販売企業に自主回収を指示したと発表した。

 

 検出濃度は最大で1500ppmだった。PCBは毒性があり、体内で蓄積する性質を持つことから、経産省は厚生労働省などと連携し、詳しい用途や健康への影響の有無を調べている。

 

 顔料は山水色素工業(大阪府東大阪市)が製造し、山陽色素(兵庫県姫路市)が販売していた。2011年度の製造量は300キログラム、12年度以降は製造、出荷されていない。現時点で口紅など、使われた製品の種類は分かっていない。

 

 PCBはカネミ油症の原因物質と指摘され、製造、輸入が全面禁止されている。ただ、有機顔料の製造過程で微量のPCBができるケースがあることが2月、業界の調査で判明。経産省が要請した製品分析でこれまでに5社、のべ7品目の基準値超えが報告されていたが、従来の最大値は280ppmだった。

 

 経産省の要請に基づく山陽色素の当初の測定では基準値未満だったが、山陽色素が自主的に違う方法で測定したところ高い数値を示したという。同省は、分析方法が適切だったかどうかも検証に乗り出す方針だ。

 

2012年9月6日(木)19時41分配信 読売新聞 基準超のPCB検出、化粧品用の黄色顔料回収http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20120906-01126/1.htm

 

 経済産業省などは6日、化粧品などの原料に使われる黄色の顔料から、1500ppmの有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されたと発表した。

 国際的に流通させないとする基準の含有量(50ppm)を超えており、同省などは製造した山水色素工業(大阪府東大阪市)と販売者の山陽色素(兵庫県姫路市)に対し、出荷停止と自主回収、製造停止を指導した。この顔料は昨年度だけで300キロが製造されているといい、今後、流通実態を調べる。

 

2012年9月6日(木)18時42分配信 共同通信 化粧品顔料からPCB、回収指示
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2012090601001541/1.htm

 経産省は6日、化粧品に使われていた黄色の有機顔料から国際条約の基準値の30倍のポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されたため、メーカーに製造の停止、販売企業に自主回収を指示したと発表した。検出濃度は最大で1500ppm。PCBは毒性があり、体内で蓄積することから、経産省は厚労省などと連携し、詳しい用途や健康への影響の有無を調べている。顔料は大阪の山水色素工業が製造、兵庫の山陽色素が販売していた。

 

 

2012年9月6日 経済産業省 
非意図的にポリ塩化ビフェニルを含有する可能性がある有機顔料の製造・輸入等について行政指導を行いました(第五報)http://www.meti.go.jp/press/2012/09/20120906002/20120906002.html

 本年2月10日に公表した、一部の有機顔料が非意図的に生成した微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)を含有する件について、新たに、国際的な基準値(50ppm)を超えるおそれがある商品(有機顔料)があった旨の報告が、当該有機顔料を自社ブランドとして販売していた事業者から当省にありましたので、お知らせいたします。 

 経済産業省は当該事業者に対し、当該有機顔料の出荷の停止及び回収を指導するとともに、当該有機顔料の製造事業者に対し、当該有機顔料の製造、輸入を停止するよう指導いたしました。
 今後、50ppm超のPCBを含有する有機顔料が判明した場合は、引き続き、同様の行政指導を行うとともに、随時公表を行います。

担当

製造産業局 化学物質管理課 化学物質安全室

発表資料名

非意図的にポリ塩化ビフェニルを含有する可能性がある有機顔料の製造・輸入等について行政指導を行いました(第五報)(PDF形式:133KB)

別紙1: 副生するPCB含有量が50ppmを超えることが判明した有機顔料について(PDF形式:162KB)