脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

ニューデリーで基準値90倍のPM2.5

2016年10月31日 | 化学物質

TBSニュース2016年10月31日19:39
ニューデリーで基準値90倍のPM2.5

 インドの首都、ニュー・デリーで31日、WHO=世界保健機関が定めた基準値の90倍の濃度のPM2.5が検出されました。
 白く濁った空気が立ちこめ、道の向こう側はほとんど見えません。 ニュー・デリーでは31日、前の日にかけて行われたヒンズー教の祭りの花火の影響で、WHOが定めた基準値の90倍にも上る、1立方メートルあたり900マイクログラムのPM2.5が検出され、心臓や呼吸器に問題がある人やお年寄りは、外出を控えるよう勧告が出されました。

 ニュー・デリーは、ここ数年、深刻な大気汚染を受けて、汚染物質の排気量が少ないような新しい車に買い替えるよう市民に指示するなど、キャンペーンを行っていました。WHOによると、全世界でおよそ3億人の子どもがWHOの基準の6倍以上の汚染物質を含む空気の中で生活していて、そのうち2億2000万人がインドなど南アジアの子どもだということです。


ミネラルウォーターから発ガン性物質臭素酸

2016年10月29日 | 食品

ハザードラボ2016年10月29日 13時38分
ミネラルウォーターから発ガン性物質ポッカサッポロが746万本回収http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/7/17617.html

  飲料大手ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)は29日、山梨県の清涼飲料水メーカーが製造する2リットル入りのミネラルウォーターから、食品衛生法の基準値を超える発がん性物質が検出されたとして、約746万本を回収すると発表した。

  回収の対象となるのは、山梨県西桂町の富士ピュアに製造を委託した、賞味期限が2018年8月4日付の「富士山麓のきれいな水」と「富士山の清らかな水」(共に2リットル入り)約746万本。

 販売しているポッカサッポロフード&ビバレッジによると、山梨県が行った水質検査の結果、食品衛生法の基準値を超える「臭素酸」が検出された。食品衛生法では、1リットルあたりの基準値が0.01mgと定められているが、倍の0.02mg検出されたという。

  山梨県は富士ピュアに対し、今年8月15日に製品された約4万5000本の回収を命じたが、ポッカサッポロ社は、同社に製造委託したすべての製品を回収対象に決めた。

  臭素酸は、ミネラルウォーターの消毒を行う際に、原料水に含まれる臭素が酸化してできる副産物。ポッカサッポロ社によるとこれまでに消費者から健康被害に関する報告はないという。

 【この件に関する問い合わせ先】

ポッカサッポロフード&ビバレッジお客様相談室(フリーダイヤル:0120-706-007)

 


土壌に基準上回る鉛 蘆花恒春園の一部閉鎖 都、保育園予定地周辺で

2016年10月27日 | 化学物質

東京新聞2016年10月27日 夕刊
 土壌に基準上回る鉛 蘆花恒春園の一部閉鎖 都、保育園予定地周辺で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016102702000252.html

  世田谷区粕谷の都立公園「蘆花恒春(ろかこうしゅん)園」内に計画されている認可保育所の予定地の土壌から環境基準(一キログラムあたり百五十ミリグラム)を超える鉛が検出されたことを受け、東京都は二十七日、予定地周辺を当面閉鎖すると発表した。土壌汚染対策の工事を進める。

 保育所予定地は多目的広場として使われていた場所で、保育所を整備する社会福祉法人が七月に行った調査で環境基準の三倍の鉛を検出。都がさらに詳しく調査したところ、最大で基準の一六・七倍、予定地以外でも一・四~五・八倍の鉛が出た。

 このため、保育所予定地を含む「花の丘」と呼ぶエリアの約一・四ヘクタールを閉鎖する。公園の面積の約二割になる。遊歩道に柵を置き、二十七日午後から立ち入りできなくする。

 都は閉鎖について「すぐに健康被害が出る汚染状況ではないが、利用者の安全確保に万全を期すための措置」と説明している。保育所の建設工事はすでに中断されている。

 都によると、土壌汚染が確認された場所は一九九〇年代にガソリンスタンドや住宅があり、その後公園になった。今回の調査結果は速報値で、正式な値は十一月中旬に出る。汚染対策の方法は検討中だが、盛り土などが考えられるという。


別に2人が硫化水素中毒死か

2016年10月21日 | 化学物質

毎日新聞20161021 1343
別に2人が硫化水素中毒死か

  北海道足寄(あしょろ)町の温泉施設(休業中)で2014年10月、入浴していた男性(52)が硫化水素中毒とみられる症状で意識不明の重体となっている問題で、同じ浴室を利用した別の3人が13〜14年に救急搬送され、このうち2人が死亡していたことが21日、地元消防などへの取材で分かった。北海道警は安全管理が不十分だった可能性もあるとして、業務上過失致傷容疑で慎重に調べている。

 関係者によると、事故のあった施設は旅館「オンネトー温泉 景福」。13年に64歳の男性、14年に38歳の男性が浴室で倒れて亡くなった。死因はそれぞれ「溺死」、「虚血性心疾患」と診断されたという。救急搬送に当たった地元消防の担当者は「当時はまさか硫化水素中毒だとは思わなかったが、同じ浴室から搬送が相次いだことを思えば、その可能性も考えられる」と指摘した。

 地元消防は当時の救急搬送記録を道警に提出し、道警が慎重に捜査している。

 環境省が昨年9月、この浴室の硫化水素濃度を測定。湯面の上方10センチで最大200ppmを検出し、国の基準値(20ppm)を大幅に上回っていることが判明した。同省は専門家による検討会で硫化水素中毒を含む温泉の安全対策基準を見直している。【袴田貴行】


温泉で硫化水素中毒か、北海道 2014年、男性客が意識不明に

2016年10月20日 | 化学物質

東京新聞20161020 1302
温泉で硫化水素中毒か、北海道 2014年、男性客が意識不明に
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016102001001005.html

 

 北海道足寄町の温泉施設(休業中)で2014年10月、入浴中の男性客が意識不明となる事故があったことが20日、環境省への取材で分かった。硫化水素中毒とみられる。道警は、施設の安全管理に不十分な点があった可能性があるとして、業務上過失傷害の疑いも視野に、慎重に調べている。

 環境省が昨年9月に行った調査では、浴室内の硫化水素濃度が最大で国の基準の19倍だった。国が1975年に定めた基準では、硫化水素濃度は浴槽の湯面から上方10センチで20ppm、浴室の床から上方70センチで10ppmを上限とし、十分に換気することなどを求めている。(共同)