脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

ライオン 歯ブラシのリサイクル開始

2015年05月26日 | その他

2015年5月26日
ライオン歯ブラシのリサイクル開始

ライオンは25日、使い終わった歯ブラシをリサイクルする事業を始めた。小学校などを通し、200本2キロ以上をまとめて回収し、プランターなどに再生する。歯ブラシはメーカーを問わず、協力するとポイントがついて、リサイクル後の製品に交換できる。費用は年間2千万から3千万円かかるとみられ、ライオンが負担する。年25万本を目標とする。


健常者でのコレステロール摂取制限は不要

2015年05月23日 | 食品

日経メディカル2015年5月22日 増谷彩
健常者でのコレステロール摂取制限は不要
「ただし高LDLコレステロール血症患者は引き続き食事内容に注意を」
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/052100046/

  日本動脈硬化学会はこのほど、コレステロール摂取量の制限を推奨しないとする各種ガイドラインや報告書に基本的に賛同する声明を発表した。ただし、この推奨はあくまで健常者に向けたものであり、高LDLコレステロール血症患者には当てはまらないことについて改めて注意を呼び掛けた。声明は、日本動脈硬化学会のウェブサイトに掲出された(こちら)。
http://www.j-athero.org/outline/cholesterol_150501.html

 米国では、米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)が2013年に「心血管疾患リスク低減のための生活習慣マネジメントのガイドライン」で「コレステロール摂取量を減らすことによって血中コレステロール値が低下するという証拠が数字として出せないことから、コレステロールの摂取制限を設けない」との見解を示した。また、2015年2月には米国農務省USDAが米国民栄養ガイドラインの諮問委員会の報告書を発表。この中でもコレステロール摂取制限を撤廃するという新たな記述が追加された。日本でも、厚生労働省が5年ぶりに改訂し、2015年5月に発表される「日本人の食事摂取基準(2015年版)」内で、「コレステロールの摂取量は低めに抑えることが好ましいものと考えられるものの、目標量を算定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量の算定は控えた」と記載する。

「摂取量の制限のみで血中LDLコレステロールを低下させることは困難」

 今回の声明はこうした流れを受け、コレステロール摂取量についての学会の見解を改めて表明したもの。健常者においては、食事中のコレステロール摂取量と血中のコレステロール値の相関には十分なエビデンスが認められていないため、コレステロール摂取量の制限を撤廃することについて容認した。

 そのため一般向けメディアなどが「コレステロール摂取量の制限撤廃へ」と大々的に報道。ただし、学会は「誤解を招く部分があった」と指摘しており、高LDLコレステロール血症患者には当てはまらないことに注意を促している。

 まずは「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012」で提唱するとおり、「動脈硬化性疾患へのリスクを正確に評価し、それに沿ってリスクを減らすような生活習慣を改善する包括的管理が大切」と強調。血中のLDLコレステロール値を低下させるには、運動や食事、生活習慣などの包括的な改善が重要であり、「コレステロール摂取量だけを制限しても改善はほとんど期待できない」とした。

 日経メディカルの取材に対し、日本動脈硬化学会理事長の佐藤靖史氏(東北大学加齢医学研究所教授)は「高LDLコレステロール血症の患者の場合、食事からのコレステロール摂取量に注意する必要がある。ただし、それだけで血中LDLコレステロールを低下させることは困難。血中LDLコレステロールを低下させるためには、コレステロールの摂取を制限するとともに、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を制限し、食物繊維を増やすなど食事全体のバランスを整えることが大切。その上で、それぞれの患者さんの血中LDLコレステロールがどれくらい低下するかを確認する」とコメントした。

 患者から食事の内容について尋ねられた場合は、「まずは伝統的な日本食を中心に、コレステロール、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸が一般の平均摂取量を下回る食事を実践し、医師や管理栄養士にその効果を評価してもらうよう説明してほしい」と強調した。


スイーツ食べすぎで認知症リスク増大

2015年05月17日 | 食品

2015年5月15日
スイーツ食べ過ぎると認知症

スイーツを食べ過ぎることが、認知症にかかる原因のひとつであることが分かってきた。順天堂大学大学院の白澤卓二教授が、和訳監修した『アルツハイマー病が劇的に改善した!』でこのことが紹介されている。

焼き菓子やパンの味をよくするために使われるショートニングには、数%から十数%のトランス脂肪酸が含まれている。

ドーナツや焼き菓子を作る際に、「粉をまとめる」のに使われるグルテンは、脳に炎症を起こし、認知症につながる。グルテンに含まれるペプチドの一部には麻薬性がある。

スイーツの食べ過ぎは、肥満、高血圧の原因となり、挙げ句は認知症にかかるリスクを上げる。

 

ショートニング:天然の食用油に窒素ガスや二酸化炭素を吹き込んで練り合わせ、固形状にしたもの。ラードの代用品、お菓子などのサクサク感を出すのに使用。

トランス脂肪酸:天然の食用油に水素を添加して、常温で固形の油にする際に、製品中に含まれる。心筋梗塞、狭心症、肥満、アレルギーにかかるリスクを上げる。


カネボウの美白化粧品の白斑被害 治療に効果あるのは紫外線照射

2015年05月11日 | 化粧品

2015年5月9日
カネボウの美白化粧品の白斑被害 治療に効果あるのは紫外線照射

カネボウ化粧品による白斑被害者は1万9千人にのぼっているが、日本皮膚科学会の特別調査委員会(委員長・松永佳世子・藤田保健衛生大学教授)が、患部に紫外線を当てる方法が、治療法としてはもっとも有効だとする調査結果をまとめ、31日の横浜市での市民公開講座で発表することになっている。

同特別委員会は、2013年7月に設置され、昨年12月から今年3月に、白斑患者の治療にあたった医師を通じて全国調査を行い、千例の経過や治療法を調査。途中集計では、医師が効果があると報告した割合が多かったのは、紫外線療法、外用剤の「タクロリムス」、「ステロイド」、「ビタミンD3」の順番だった。

紫外線療法は、リンパ球を弱めることで炎症を抑え、色素細胞を作り出すことを助ける。紫外線療法を実施した例の半分以上が効果ありとの回答だった。

全体の1割は症状が不変との回答で、特別委は、色素細胞が減る「尋常性白斑」を合併している可能性があるとしている。

カネボウ化粧品によると、今年3月現在、白斑被害者1万9461人中、完治または、ほぼ回復が、1万656人。

しかし、美白化粧品による皮膚障害のいちばんの治療法が、「お肌の敵」UV照射だとは。

 


コーヒーや緑茶、飲めば飲むほど病死のリスク低下

2015年05月08日 | 食品

The Huffington Post 2015年05月07日 14時02分
コーヒーや緑茶、飲めば飲むほど病死のリスク低下 19年間追跡調査
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/06/coffee-and-green-tea_n_7228744.html

 

コーヒーや緑茶を日常的によく飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする研究結果を、国立がん研究センターや東京大の研究チームが5月7日、公表した。

全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなっていた。

コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べて、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。