脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

明治・旭川工場から洗剤6000リットル流出

2015年11月27日 | 合成洗剤と石鹸

時事通信2015年11月27日0時16分
旭川工場で洗剤流出=石狩川に約6000リットル—明治http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1127/jj_151127_2082247971.html

  明治(東京)は26日、牛乳類を製造する旭川工場(北海道旭川市)で、貯蔵タンクの洗浄に使用するアルカリ性洗剤約6000リットルが配管の継ぎ目から漏れ、石狩川に流出したと発表した。現時点では石狩川の水質に影響は見られないという。
 洗剤はカセイソーダを1.2%含む水溶液。同日午前5時半ごろに始めたタンクの自動洗浄の工程が午前9時ごろになっても進まなかったため、従業員が点検し、洗剤漏れを発見した。 


洗濯用パック型液体洗剤、3歳以下の乳幼児に事故集中

2015年03月19日 | 合成洗剤と石鹸

消費者庁 独立行政法人国民生活センター 2015年3月18日
洗濯用パック型液体洗剤に気を付けて!-特に3歳以下の乳幼児に事故が集中しています-http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20150318_1_1.pdf

 洗濯用パック型液体洗剤は、新たな形の洗濯用洗剤として、近年、日本でも製造販売が行われています。計量の必要がなく簡便という利点があるものの、フィルムが破れ、洗剤が口や目に入る等の事故情報が消費者庁に寄せられています。フィルムは水に溶けやすいため、子供が握ったり噛んだり遊んでいるうちに、破れてしまうケースが多く、特に3歳以下の乳幼児に被害が集中しています。

また、海外でも同様の洗濯用パック型液体洗剤で、同種の事故が多数報告されています。

乳幼児の手の届かないところで保管するよう注意して御使用ください。

備考:本件公表は、経済協力開発機構(OECD)、欧州委員会及び21 の国が連携して取り組む「洗濯洗剤カプセル/パケットに関する国際啓発キャンペーン(2015 年3月16 日~23 日)」の一環として実施するものです。世界では、洗濯用パック型液体洗剤に関する事故が年間16,000 件以上報告されており、国際社会全体で洗濯用パック型液体洗剤の安全な使用と保管について啓発を促進することを目指しています。(別紙参照)

 

1.洗濯用パック型液体洗剤について

国内で販売されている代表的な洗濯用パック型液体洗剤は、中性の濃縮液体洗剤を水溶性のあるフィルムで包んだ、触ると柔らかいものです。

大きさは、3.6×4.1×3.0 センチメートル(平均)で、3歳児が手で持ったところ片手で覆えない大きさでした。3歳以下の乳幼児の口の大きさには入らないこと、フィルムが水に溶けやすいことを考慮すると、窒息の可能性は低いと思われますが、乳幼児は身の回りのものを何でも口に入れようとするので注意が必要です。

 

2.洗濯用パック型液体洗剤の事故情報

(1)主な事故事例

【事例1】
パックタイプの液体洗剤を子供が握ったら破裂し、目の中に入った。目の表面が洗剤で覆われてしまったので急いで水で洗い流し、治療を受けた。(事故発生年月 平成26 年6月、3歳・女)

【事例2】
親が洗面所で洗濯中、別室にいた子供が吐き、泣き出した。洗濯機の横60cm の高さに置いてあった洗剤をかじってしまった様子。すぐに吐き出させて口をゆすいだが、口が痛いという。 (事故発生年月平成26 年6月、4歳・男児)

【事例3】
高さ1メートルくらいの棚に保管していた洗剤を、子供が箱から1つ取り出して遊んでいたところ飲み込んだ。母親が指を突っ込んで吐かせ、牛乳を飲んで病院を受診。(事故発生年月 平成26 年11 月、1歳・男児)

【事例4】
製品同士がくっつき始めたため、その度に剥がしながら使っていた。いつものように剥がそうとすると、フィルムが破れ、中身が目に入った。眼科を受診、1週間後にはほぼ回復。(事故発生年月 平成26 年10 月、90 歳代・女性)

(2)消費者庁に寄せられた事故情報の概要

国内で販売されている代表的な洗濯用パック型液体洗剤は平成26 年4月に発売が開始されていますが、平成26 年の発売開始から平成27 年1月末までの間に、消費者庁には延べ152 件の事故情報が寄せられています。内訳としては、事故情報データバンク※1に13 件、医療機関ネットワーク※2に6件、製造事業者から130 件(うち、公益財団法人日本中毒情報センター受付分が102 件)、公益社団法人日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会Injury Alert(傷害速報)に3件となっています。

消費者庁に寄せられている事故情報の内訳を、図1、図2に示しています。年齢別では、3歳以下の乳幼児が110 件(72.4%)と大半を占めており、またほとんどの事例が、フィルムが破れ中身が出て口や目に入ったというものです。 

詳しくは http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20150318_1_1.pdf

 


石けんも使わないタモリ式入浴法

2015年02月09日 | 合成洗剤と石鹸

2015年2月7日(土)7時0分配信 NEWSポストセブン
福山雅治や妻夫木聡らが実践する「タモリ式入浴法」の効果http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/postseven-20150207-302437/1.htm

 芸能界きっての美肌といわれるタモリ(69才)は、お風呂では石けんもボディーソープも使わず「湯船に10分つかれば、体の汚れの80%は落ちる」と語っている。この入浴法を、ローラをはじめ、福山雅治(45才)、妻夫木聡(34才)といった美肌の面々が実践している。

「もともと乾燥肌だったけど、それは表面が乾燥しているだけで、人間の体って内側は潤っているらしい。だから、脂が出てくるからといって拭いてはダメ。脂が保湿してくれてるの」というのが、福山の展開した女性顔負けの美肌論だ。

 美容ライターの前田美保さんも、“洗わない人”は増えている、と言う。

「ヨーロッパなどに比べて水が肌にやさしい上、清潔好きの日本では“洗う”ことが好まれます。その結果、肌に必要な皮脂まで失われ、乾燥や敏感肌に悩む人も多いのです。

 最近は失われた皮脂をボディーミルクやクリームで補うより、初めから落とさず“自分の皮脂で勝負しよう”という流れになってきました。オイルブームでもわかるように、肌には脂が必要という認識が広がったことも無洗入浴の流れにつながっていると思います。肌の水分量は年をとっても若い頃とほとんど変わりませんが、皮脂は大幅に減少するんです」 

※女性セブン 2015年2月19日号より(一部抜粋)

 

2015年2月8日(日)7時0分配信 NEWSポストセブン
タモリ式入浴法と石鹸使用の入浴法どちらが良いか 医師見解http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/postseven-20150208-302458/1.htm

  福山雅治(45才)、ローラ(24才)、妻夫木聡(34才)など芸能人のなかでも多くの実践者がいる「タモリ式入浴法」。その真偽はいかに!? ということで、医師の見解を聞いてみた。

 東京医科歯科大学名誉教授・藤田紘一郎さんは、石けんを使うと皮膚表面の常在菌を取ってしまうことが問題だと言う。

「常在菌は皮膚表面にいる菌で、“美肌菌”ともよばれています。この菌が肌に酸性の膜を作って、乾燥やばい菌、ハウスダストなどのアレルゲンから保護してくれる。石けんでゴシゴシ洗うと洗い上がりはさっぱりするけれど、常在菌の90%が失われてしまいます。

 ですから“タモリ式入浴法”は非常に理に適っている。私も石けんを使っていませんが、汗や余分な皮脂はお湯だけで充分洗い流せていますし、肌荒れなど一切ありませんよ」

 一方、皮脂はお湯で洗うだけでは落ちないと話すのは皮膚科・美容皮膚科医で渋谷スキンクリニックの吉田貴子院長だ。

「汗や不要な角質はお湯だけで落ちるけれど皮脂は落としきれないので、Tゾーン、胸や背中の真ん中、わきの下、耳の周りなどの、脂が多く分泌される部分は、石けんを使った方がいいでしょう。皮脂は時間が経つと酸化して肌にダメージを与えてしまいますから、皮膚科医の立場では適所に石けんを使うことをおすすめします」

 ただし、人によって肌は違うのでどんな入浴をするべきかはそれぞれとしかいいようがないのだという。

熱いライブの汗もお湯だけで洗い流している福山は「汚れていると思って洗っちゃうでしょ? その脂はあなたを守ってる! 自分の脂で自分を守ってるの!」と熱く語っている。

※女性セブン 2015年2月19日号より(一部抜粋)


柔軟仕上げ剤のにおいに関する日本石鹸洗剤工業会の対応

2014年10月15日 | 合成洗剤と石鹸

国民生活センター[2014年10月14日:更新]
[2013年9月19日:公表]
柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130919_1.html

 

 柔軟仕上げ剤は、衣類をソフトに保ち、傷んだ繊維を柔らかくすることをうたったものです。10数年前までは、部屋干しのにおいや汗のにおいなどを抑えるため、微香タイプの柔軟仕上げ剤が主流でしたが、2000年代後半から香りの強い海外製の柔軟仕上げ剤がブームとなったのをきっかけに、現在は、芳香性を工夫した商品の品ぞろえが広がっています。

 一方で、PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられる「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談件数が増加傾向にあります。そこで、収集した相談内容を分析し、情報提供することとしました。

 

相談の概要

PIO-NETに寄せられた「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談件数は、2008年度は14件でしたが、2012年度は65件となり急増しています(注1)。春から秋にかけて、相談者が使用したものでない、隣家などの他人が使用した柔軟仕上げ剤のにおいについての相談が多く寄せられています。

「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談187件のうち、危害情報(注2)は61%(115件)で、2008年度は3件でしたが、2012年度には41件となり、急増しています。危害情報の内訳をみると、被害者の性別・年代は、30歳代~50歳代の女性が70%、被害にあった場所は、「家庭」が92%を占めています。

(注1)2008年度以降受付、2013年8月31日までの登録分。

(注2)「危害情報」とは、商品・役務・設備に関して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けたという相談のことです。

 

危害に関する主な相談事例

【事例】

柔軟仕上げ剤を使用し、室内干ししたところ、においがきつく、妻と2人ともせきが出るようになった。柔軟仕上げ剤を使用したタオルで顔を拭くとせきが止まらなくなった。メーカーに連絡すると、柔軟仕上げ剤を持参して医師の診察を受けるように言われたのでそのとおりにした。2人共アレルギーの反応が低かったため、原因不明とのことで、複数の薬を処方してもらった。

【事例】

隣人の洗濯物のにおいがきつ過ぎて頭痛や吐き気があり、窓を開けられなく換気扇も回せない。柔軟仕上げ剤のにおいではないかと思う。医師の診察は受けていないが、家族3人全員同じような症状で今まで特定の物質にアレルギーがあると言われたことはない。

 

消費者へのアドバイス

自分がにおいに敏感な場合は、商品を選択する際に、商品の表示等に記載された芳香の強さ等を参考にしましょう。

自分にとっては快適なにおいでも、他人は不快に感じることもあるということを認識しておきましょう。

 

業界・輸入事業者への要望

 においが与える周囲への影響について配慮を促す取り組みを行うよう要望します。

 

要望先

日本石鹸洗剤工業会

 

情報提供先

消費者庁 消費者安全課

厚生労働省 医薬食品局 審査管理課 化学物質安全対策室

経済産業省 製造産業局 化学課

環境省 総合環境政策局 環境保健部 環境安全課

消費者委員会事務局

日本チェーンドラッグストア協会

一般社団法人日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会

公益社団法人日本通信販売協会

 

業界の対応 ※20131028日 追加

「日本石鹸洗剤工業会」より

1)当工業会ホームページでの啓発

 製品の香りについての情報や、周囲へ配慮を促す啓発活動を、引き続きすすめていく旨を9月18日に改めて告知しました。さらに柔軟仕上げ剤の適量使用を啓発するため、使いすぎによる問題点を指摘した2011年の広報紙記事を再掲しました。

2)会員への伝達

 ご提供いただいた情報およびご要望は、9月19日に正会員各社に連絡するとともに、翌20日の会合の席上で、改めて当工業会会長から直接、正会員各社の関係理事各位に協力をお願いしました。

日本石鹸洗剤工業会 専務理事 石井茂雄

 

業界の対応 ※20141014日 追加

「日本石鹸洗剤工業会」より

 平成25年10月3日付文書にて当時の対応(10月28日付で国民生活センターホームページに追加掲載されているもの)をご連絡いたしましたが、その後の当工業会および会員各社の対応を、改めてお知らせいたします。

1)当工業会の対応

 先にお知らせした、平成25年9月18日更新での当工業会ホームページを通じての告知活動と、正会員各社に対する情報共有と協力依頼に加えて、当工業会の広報誌「クリーンエイジ」冬号(12月15日発行号)に、改めて「周囲の方に配慮した適正な使用」を紹介する記事を掲載、先に掲載した「柔軟仕上げ剤を使うときのポイント」とともに、ホームページに掲載いたしました。

2)会員各社の対応

 柔軟仕上げ剤を販売する正会員の中で、特に「香り」を訴求した製品を扱う4社では、各社のホームページで香りの強さの目安や、周囲の方への配慮、適量使用を促すための啓発を行っています。また、テレビCMや雑誌等の広告、製品の裏面表示においても、周囲への配慮を促す文言の記載に着手しています。

日本石鹸洗剤工業会 専務理事 片桐勤

 


本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165

[報告書本文] 柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供[PDF形式](256KB)

 


P&Gの洗剤ジェルボール、誤飲25件

2014年07月27日 | 合成洗剤と石鹸

共同通信2014年7月25日(金)15時10分
液体パック洗剤の誤飲25件

 家庭用品の大手メーカー「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)」(神戸市東灘区)が今年4月に発売した液体入りパック型洗剤を、子どもや高齢者が誤って飲み込む事故が発売から2カ月半で25件相次いでいることが25日、日本中毒情報センター(茨城県つくば市)への取材で分かった。

 同センターによると、強い吐き気などの健康被害が報告されており、「子どもの手に届かない場所で保管するなど、使用には十分注意してほしい」と呼び掛けている。

 被害が報告されたのは衣料用洗剤「アリエール」と「ボールド」のうち、洗濯1回分の量が入った「ジェルボール」と呼ばれる製品。