脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

カネボウ美白化粧品問題で花王の特別損失56億円

2013年07月31日 | 化粧品

東京新聞2013年7月30日 朝刊
カネボウ美白化粧品回収 花王、特別損失56億円 

 花王は二十九日、子会社のカネボウ化粧品が起こした美白化粧品の自主回収問題への対応費用を現時点で五十六億円と見積もり、二〇一三年六月中間決算で特別損失に計上すると発表した。花王は一三年十二月期連結純利益見通しを引き下げ、従来予想に比べ8・2%減の六百七十億円になる見込みとした。

 問題の化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」が三カ所以上あるなどの重い症状を訴えた利用者は二千人を突破した。損害賠償は今後本格化するため、対応費用が膨らんで花王の利益はさらに悪化する可能性がある。

 今回、特別損失に計上するのは、店頭からの商品回収費用のほか、被害を訴えた利用者から支払い請求があった医療費や医療機関への交通費。治療を終えた後に支払う慰謝料などの補償費用は含んでいない。


メントール入りたばこは中毒になりやすい

2013年07月28日 | タバコ

読売オンライン2013年7月24日(水)11:15
ントールたばこ、禁煙しにくい…米で禁止検討
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20130724-567-OYT1T00476.html

 【ユマ(米アリゾナ州)=中島達雄】米食品医薬品局(FDA)は23日、メントール入りたばこは通常のたばこより中毒になりやすく、禁煙しにくいとの評価結果をまとめた。

 メントール入りたばこの販売禁止も含めた規制導入を視野に、米国で意見募集を始めた。

 FDAの専門家チームによると、メントール入りたばこと、通常のたばこの毒性や病気になる割合には大きな差がなかったが、若者が初めて吸う際、メントール入りが選ばれやすいことや、メントールの清涼感や麻酔作用などからニコチン依存度が高まり、禁煙しにくくなると結論づけた。

 米国内で販売されているたばこの25%程度がメントール入りで、喫煙者全体の30%が吸っており、若者の喫煙者に限ると40%になる。


カネボウ化粧品被害、消費者庁も頼りにならず

2013年07月27日 | 化粧品

日刊ゲンダイ2103年7月27日

民間、女性…で期待したのに 消費者庁オバチャン長官にはガックシだ!

 

被害は広がる一方のカネボウ化粧品の美白化粧品回収問題。トラブルを発表した今月7日の時点で39人だった"被害者"はその後もどんどん増え、重い症状の訴えは2250人に上っている。

そんなカネボウを痛烈批判したのが消費者庁の阿南久長官(63)である。肌がマダラに白くなる「白斑」の症状が皮膚科に寄せられたのは今年5月。「5月の段階で使用中止を呼びかけていれぱ、少しでも被害を防げたはず」と対応の遅れを指摘した。

しかし、これは「よく言うよ」だ。消費者庁はカネボウよりも先に、美白化粧品の被害を把握していたからだ。ひとつは50代女性が昨年5月に皮膚科で「顔面頚部白斑」と診断されたケース。もうひとつは今年2月に50代女性が顔と下にかゆみと発疹が出たケースだ。2件とも報告が上がっていたのに、対処せず放置していたのが消費者庁だ。

「該当商品の相談はこれまでに2件しかなく、事故と商品因果関係がはっきりしなかったため、カネボウにはヒアリングなどをしていません。もちろん、消費者の相談があれば迅速に対応をしますが、ほかにも化粧品のトラアプルはたくさんあって、類似した相談件数がある程度ないと対処しにくいのが実情です」(消費者安全課)

一見、もっともな「言い訳」に聞こえるが、こんな調子でいつも後手後手なのが消費者庁なのである。こんにゃくゼリーの販売中止も遅れたし、安愚楽牧場でも立ち入り検査などの調査を怠り、「役立たず」と批判された。

もともと、内閣府や経産省などから出向した300人超の「寄り合い所帯」。09年9月の発足当初から「ちゃんと機能するのか?」と危ぶまれていたが、案の定だ。

野旧内閣は昨年8月、サプライズで全国消費者団休連絡会事務局長だった阿南久艮官を抜擢した。初の女性で、官僚ではなく、民問の消費者団体出身だった。「私の武器は消費者の声」と書い切り、鋭い主婦目線が期待されたのだが、今回のカネボウの一件を見る限りは期待外れというしかない。


「もっと早く公表すべきだった」消費者庁、カネボウの対応批判

2013年07月26日 | 化粧品

産経新聞2013年7月25日(木)08:05
「もっと早く公表すべきだった」消費者庁、カネボウの対応批判
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20130725118.html


カネボウ化粧品と子会社の美白化粧品を使った人の肌がまだらに白くなる被害をめぐり、消費者庁の阿南久長官は24日の記者会見で「もっと早く公表すべきだった」と述べ、カネボウの対応を批判した。同庁には消費者からの相談も急増、中には顔が腫れるなど重い症状を訴える人もいる。

 カネボウは23日、被害を申し出た6808人のうち2250人が重い症状を訴えていると発表。これに伴い、4日までに2件だった消費者庁への相談も、23日午後までに37件増えた。

 同庁に寄せられた相談からは深刻な症状がうかがえる。北海道・東北地方に住む40代の女性は平成23年8月ごろから顔や首の皮膚が赤く腫れ、症状は腕にも広がった。同年末には顔の皮がむけ始め、4軒目の病院で肌がまだらに白くなる「白斑」と診断された。2年前から化粧水や保湿クリームを使用していた中部地方の60代の女性は、1年前に顔の両側が赤く腫れ、顔と首全体に赤い湿疹が出た。湿疹や水疱(すいほう)が手のひらや指の間にも広がり、かゆくて医師を受診したという。ステロイド剤を使用し症状は治まったが、髪の生え際に白斑が出た。顔の左ほおや首に白斑が出た関東地方の40代の女性は、2つの病院に行ったが「元に戻らないとあきらめていた」という。

 東京工科大応用生物学部の前田憲寿(かずひさ)教授(化粧品科学)は、美白物質「ロドデノール」が「皮膚の特定部分で濃度が高くなり、継続使用することで影響が出た可能性がある」と指摘。その上で「有効成分の認可で参考にされるメーカーの有効性試験は例数が少なく、第三者機関で有効性・安全性の検証が必要」と話す。日本皮膚科学会は診療可能な81の医療機関をホームページで公表、病院向けに診療の手引もまとめた。カネボウ化粧品のお客さま窓口は、フリーダイヤル0120・137411(午前9時~午後9時、27日以降は午後5時まで)。

 


釧路で健康食品会社の工場が火災、アセトンに引火か?

2013年07月25日 | 化学物質

 時事通信2013年7月23日(火)22:37
工場火災で2人死亡=食品原料製造、爆発音も
北海道・釧路
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-130723X394.html

 23日午後2時5分ごろ、北海道釧路市新野の健康食品製造会社「バイオマテックジャパン」の事業所兼工場の近くにいた人から「爆発音がして煙が上がっている」と119番があった。消防によると、平屋建ての工場が全焼。約1時間半後に鎮火したが、焼け跡から釧路町遠矢南、同社パート従業員田中詠美子さん(35)ら男女2人の遺体が見つかった。

 男性も従業員とみられ、道警釧路署が身元の確認を急いでいる。

 ホームページ(HP)によると、同社はサケの鼻の軟骨から抽出した化粧品や健康食品の原料を生産、販売。建物内には当時、複数の従業員がいたといい、同署は商品の製造中に何らかの原因で出火したとみて詳しく調べる。 

 

 

毎日新聞2013年7月24日(水)22:11
釧路工場火災:引火性高い「アセトン」大量保管か
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130725k0000m040075000c.html

 北海道釧路市の化粧品原料製造会社「バイオマテックジャパン」の工場で2人が死亡した火災で、工場内に引火性の高い「アセトン」が100リットル以上あったことが24日、分かった。同社の工藤義昭社長(71)が明らかにした。アセトンが保管されていた部屋の損傷が激しいといい、釧路署は何らかの原因で引火して爆発した可能性が高いとみている。

 同社によると、アセトンは液体の有機化合物で、化粧品や健康食品の原料となるサケの油脂を取り除くために使用されていた。引火性が高いため消防法で危険物に指定されている。同署は24日に現場検証し、保管方法などを詳しく調べている。

 工藤社長によると、アセトンは現場責任者と、危険物を取り扱う責任者の男性2人が取り扱っていたが、23日は危険物を取り扱う責任者が休んでいた。

 火災では、パート従業員の田中詠美子さん(35)=釧路町=と男性1人が死亡した。現場責任者と連絡が取れておらず、同署が男性の遺体の身元確認を急いでいる。【近藤卓資】