脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

アロマで猫が健康を害する理由

2013年11月30日 | 化学物質

マイナビニュース2013年11月29日(金)13:02
「猫がいる家でアロマをたくと命にかかわる!? 獣医師が解説」より抜粋

アロマテラピーに使われる精油を舐めた猫が死亡した例や、毎日アロマを炊いた部屋で一緒に住んでいた猫が血液検査で肝臓の値が著しく高かった例が報告されています。なぜアロマテラピーが猫の体に合わないのか…… 

アロマテラピーに使用される精油またはエッセンシャルオイルとは、特定の植物から抽出して製造されたものです。植物から抽出された純度100%のもののみを精油と呼び、不純物が混ざっていてはいけません。1mlの精油を製造するのにその100から1,000倍の質量の植物が必要なため、種類によっては大変貴重で高価になります。100%天然植物由来の精油ですが、特殊な製造行程により極度に濃縮されているため人間でも誤って飲み込んでしまうと危険です。

なぜ猫には精油が危険なのか。一番の理由は、猫の肝臓の機能が犬や人間の肝臓と少し違うからです。肝臓の重要な働きのひとつに、解毒があります。肝臓は体にとって有害な物質を無害な物質に変化させています。猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がないことがわかっています。そのため本来グルクロン酸抱合で分解されるべき精油の一部の成分が、解毒できず、体に溜まって悪影響を与えているのです。同様に、グルクロン酸抱合の能力が弱いとされるフェレットでも、精油の毒性がでやすいことが分かっています。

また、ユリ科植物が猫にとって危険であることは有名ですが、他にもサトイモ科、ナス科など数多くの植物が猫に対して毒性があります。全ての植物が猫にとって危険ではありませんが、私たち人間や犬と比べると危険な植物が格段に多いと認識しておいた方がいいです。

猫の中には猫草、キャベツやレタスを好む猫もいます。猫が食べても大丈夫な植物であれば少量食べてももちろん問題ありません。しかし精油には植物の有機化合物が何倍にも濃縮されているため、少量でも中毒を起こしやすいのです。そして精油の毒性の怖い所は蓄積性がある点です。数年のアロマテラピーの影響が、ある日突然症状として現れる可能性があります。

より詳しいことは
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_886687.html


厚労省、化粧品の副作用報告を強化

2013年11月28日 | 化粧品

YOMIURI ONLINE2013年11月27日(水)16:01
化粧品副作用の報告強化 白斑被害で厚労省検討http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/medical/20131127-567-OYT1T00687.html

 カネボウ化粧品の美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑被害が出た問題を受け、厚生労働省は化粧品メーカーに対し、副作用を把握したら、国へ迅速に報告するよう義務づける方向で検討に入った。

 薬事法の施行規則を改正し、被害の拡大を防ぎたい考えだ。厚労省は27日午後の薬事・食品衛生審議会の部会で協議する。

 基準変更の対象となるのは、今回問題となった製品や歯磨き粉など「医薬部外品」と、「化粧品」。現在の施行規則では、メーカーの国への報告は、医師らによる論文や学会発表から副作用を知った時に求めている。

 診療で見つかった副作用を直接の対象にしておらず、白斑被害問題ではメーカーの対応の遅れにつながったとされる。

 

 

 
毎日新聞2013年11月27日(水)20:48
健康被害:医薬部外品と化粧品も国への報告義務付けへ
 
 カネボウ化粧品の美白化粧品で「白斑」の健康被害が出たことを受け、厚生労働省は27日、副作用の報告制度を強化する方針を決めた。薬事法の施行規則を改正し、医薬部外品と化粧品について、医療関係者や消費者から重篤な症状や治療に30日以上かかる症状の発生を指摘された場合、製造販売業者に国への報告を義務付ける。違反すれば業務停止など行政処分の対象となる。来年度からの導入を目指す。

 医薬部外品と化粧品は従来、学会などでまとまった被害が報告された場合にしか副作用の報告義務がなかった。医療機関からの指摘については通知で報告を求めていたが、法律に基づく義務付けが必要と判断した。今後は白斑被害も報告義務の対象になる。【桐野耕一】

 

日本経済新聞2013年11月30日 11:50
化粧品の副作用報告を強化 厚労省「30日以上の治療」対象にhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASDG28015_Y3A121C1CR0000/

 カネボウ化粧品の美白化粧品で白斑被害が出た問題を受け、厚生労働省は28日までに、化粧品や医薬部外品の副作用報告制度を強化することを決めた。メーカーが30日以上の治療を要する症例を把握した際などに医薬品医療機器総合機構(PMDA)への報告を義務付ける。

 27日に開かれた薬事・食品衛生審議会部会で了承された。パブリックコメント(意見公募)を経て薬事法に基づく厚労省令を改正し、2014年度からの運用を目指す。

 30日以上の治療症例は医薬品では個別の報告対象にはなっていない。だが化粧品と医薬部外品は重い副作用は出にくいため、より幅広い症例を把握する必要があると判断した。

 現行制度で報告が義務付けられているのは、医師から副作用の疑いが指摘された事例や、学会報告された健康被害例。ほかに死亡や障害につながる恐れがあるなど重い症例も報告を促していたが、医薬品や医療機器と同等に、報告義務の対象として法制化する。

 カネボウの問題では、使用した1万5千人以上の被害が判明。同社は、12年9月に医師から健康被害の疑い事例の情報提供を受けたが、PMDAに報告するまでに約9カ月間かかるなど対応の遅れが指摘された。〔共同〕


重曹で足の臭いを消す方法

2013年11月24日 | 化学物質

ナナピ2013年11月23日(土)16:00
「重曹を使って簡単に足の臭いを消す方法」より抜粋

重曹で足の臭いを消す2つの方法

◎ その1:重曹を溶かしたお湯で足を洗う

洗面器にお湯をはり、小さじ一杯程度の重曹を溶かします。そのお湯で足をしっかりと洗います。毎日洗うと良いと思います。

◎ その2:重曹スプレーを吹きかける

150ml程度の水道水に重曹小さじ一杯を溶いた溶液を作ります。それを100円均一などで購入したスプレーボトルに入れて持ち歩き、臭いが気になるときにスプレーします。ティートゥリーやユーカリなどの精油を一滴垂らすと、更に効果的です。

■ 足の臭いを消すコツ

重曹だけだと結局完全に臭いを取る事はできません。靴の中もしっかり清潔にしましょう。靴が洗えない場合は、上記でご紹介した重曹スプレーを吹きかけて、一晩風通しの良いところで乾燥させるだけでも随分違います。

 

より詳しくは
http://news.goo.ne.jp/article/nanapi/life/nanapi-00006183.html


インフルエンザ・ワクチンが高齢者に効かない可能性

2013年11月22日 | 

 インフルエンザ・ワクチンが高齢者に効かない可能性

 国立感染症研究所が昨季のワクチンで、流行株との反応性を調べたところ、全部が変化8倍以上となり、74%は32倍以上となりました。

 インフルエンザ・ワクチンは、鶏卵中でウイルスを培養して作るが、その過程で抗原が変化します。その変化が元のウイルスの8倍以上だと、効き目が悪くなり、32倍以上だとほとんど効かなくなるといいます。高齢者を対象とした昨年の海外の研究では、予防効果は10%未満でした。今季のワクチンは、93%が8倍以上、32倍以上は1%でした。

 昨季流行したインフルエンザの8割を占めるH3N2型は、免疫力が低いとワクチンがほとんど効かなかった可能性があります。H3N2型のワクチンはここ数年、実際流行した株との反応性が低い状態が続いているそうです。

このため、高齢者がインフルエンザ・ワクチンを打ってもほとんと効果のない可能性があります。

参照:朝日新聞2011年11月22日


病院で使用の井戸水から基準30倍超の発がん性物質 千葉・市原市

2013年11月21日 | 化学物質

FNNニュース2013.11.21 12:50
病院で使用の井戸水から基準30倍超の発がん性物質 千葉・市原市
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00258247.html

 

千葉・市原市の病院で使われていた井戸水から、環境基準の30倍の濃度の発がん性物質が、検出されていたことがわかった。
市原市などによると、10月16日、千葉労災病院で、環境基準の30倍の濃度の発がん性物質「テトラクロロエチレン」が検出されたことがわかり、病院は、直ちに井戸水の使用を中止した。
井戸水は、入院患者の食事の調理などに使われていたが、「テトラクロロエチレン」は、煮沸すると揮発することなどから、病院は、入院患者の健康への影響のおそれはないとしている。
市原市は、病院に隣接する住宅の井戸水からも、環境基準の300倍の濃度の「テトラクロロエチレン」が検出されていることから、周辺の水質検査を行うなどして、原因を調べることにしている。