脱ケミカルデイズ

身の周りの化学物質を減らそうというブログです。 

無煙たばこ:煙なくとも害あり…学術会議が緊急提言

2013年08月31日 | タバコ

毎日新聞2013年8月30日(金)20:07
無煙たばこ:煙なくとも害あり…学術会議が緊急提言http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130831k0000m040036000c.html

 日本学術会議の分科会が30日、使用者が増えつつある無煙たばこに関し、「害が少ない」といった誤解の解消など、健康被害を防ぐための緊急提言を発表した。

 提言をまとめたのは、脱タバコ社会の実現分科会(委員長、矢野栄二・帝京大教授)。無煙たばこは「かみたばこ」「かぎたばこ」などがあり、国内では最近、たばこの入った小さな袋を口の中にふくんで使うタイプの製品が販売された。使っていることが外見から分からないため、未成年者に広がる恐れもあるという。

 提言によると、無煙たばこは約30種類の発がん物質を含み、口腔(こうくう)がん、食道がん、膵臓(すいぞう)がんの原因となる可能性がある。紙巻きたばこと同様にニコチン依存を招き、心臓病などの危険性も高まる。

 禁煙や分煙の取り組みが広がり、需要が高まっているが、海外では、欧州連合などが口に含んで使う無煙たばこを禁止している。

 矢野委員長は「未成年者が授業中も使えてしまう」と指摘。教育機関、医療機関、行政などの関係者が、無煙たばこの危険性を呼びかけるよう求めた。【大場あい】

 


利根川に化学物質、4都県が排出元に賠償請求へ

2013年08月30日 | 化学物質

YOMIURIONLINE2013年8月30日(金)18:11
利根川に化学物質、4都県が排出元に賠償請求へ
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20130830-567-OYT1T00546.html 

利根川水系の浄水場で昨年5月、国の基準値を上回る濃度の化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、埼玉、東京、茨城、群馬の流域4都県が30日、原因となる物質を排出した化学メーカー「DOWAハイテック」(埼玉県本庄市)に、汚染水処理費など計約6400万円の損害賠償を求めて、さいたま地裁に提訴する。

 千葉県は、約35万世帯が一時断水するなど被害が大きかったため、4都県とは別に、約2億3000万円の賠償を求めて千葉地裁に提訴する方針だ。

 5都県は30日午後、提訴を発表し、請求内容などを説明する。埼玉県によると、DOWA社は2003年にも高濃度のホルムアルデヒドを発生させ、県が指導した経緯があり、今回は廃液に含まれる物質の詳細を処理委託業者に伝えていなかった。このため、5都県が民法上の不法行為にあたるとして計約2億9000万円の賠償を求めたが、DOWA社は拒否していた。

 DOWA社は「訴状を見ていないので分からない。処理委託のどこに不法行為があるのかが明らかになっていない中で、賠償に応じることは難しい」(経営企画室)と話している。


塩はそんなに悪くない! 米研究

2013年08月29日 | 食品

マイナビウーマン2013年8月28日(水)11:15
塩はそんなに悪くない!塩分の真実―米研究
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-601966.html

塩分は控えめにした方が健康に良いとずっと言われ続けられており、塩分摂取の上限まで設けられています。


例えば平均して、大人の塩分摂取量一日2,300mgが目安に対し、50%以上の人が3,463mg摂取しています。しかし、実はそんなに塩分を減らす必要はないという結果がアメリカ医学研究所から発表されました。ここでは塩分の真実をお教えします。

●そんなに控えなくてもいい
塩分摂取を2,300mg以下にしたら、健康効果が出る、という結果は実はこれまで一つもありません。それぞれ異なる塩分摂取量の人を18年間研究してきた結果では、一日の塩分摂取量が2,300mg以下の人がそれ以上摂取している人に比べ、心臓発作や脳卒中のリスクが少ないという決定的な根拠は現れなかったのです。

●塩分摂取量が少ないのも有害
塩分は体のさまざまな機能にとって不可欠だということを忘れています。例えば心拍をコントロールしたり、脳にシグナルを送る役割をしたりします。

この塩分があまり少なすぎてもいけないのです。心臓病や糖尿病患者に一日2,000mg以下の塩分摂取量で研究された結果では4,000mgから6,000mg以上摂取した人より37%も心臓病で死亡する確率が高かったのです。

塩分摂取量が減ると、血中内のコレステロールと脂肪が増加し、心臓血管系の病気になりやすくなるのです。

●塩分のボトムライン
塩分が低すぎてもいけないことをお話ししましたが、ここで言いたいのは、やはり適度が大事ということです。というのも、高血圧予備軍の人が18カ月間3,600mgの塩分を摂取し続けると、2,300mgしか摂取しない人に比べ、15年間での心臓発作や脳卒中で死亡するリスクが2倍も高まることがわかっているからです。

多すぎても少なすぎてもいけない、それが塩分なのです。

 

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:4 Things Every Woman Should Know About Sodium
http://www.oprah.com/health/Lowering-Your-Sodium-Intake-Salt-Health

 


多摩川などに薬剤耐性菌

2013年08月28日 | その他

マイナビニュース2013年8月28日(水)10:00
多摩川などの都市河川には薬剤耐性菌が多く存在している -東京工科大が確認http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_845944.html

東京工科大学は8月27日、抗生物質や合成抗菌剤が効かない「薬剤耐性細菌(耐性菌)」が、多摩川での現地調査から都市河川に多く存在することを確認したと発表した。

同成果は同大応用生物学部の浦瀬太郎教授らによるもので、詳細は2013年11月に開催される土木学会「環境工学研究フォーラム」において発表される予定だという。

抗生物質は、感染症治療に活用されてきたが、その過度の使用が耐性菌を発生させることが知られている。こうした話題は主に、病院内の問題として考えられきたが、、近年、院内感染とは無縁のはずの外来患者から基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌などが検出される例が報告されるようになってきており、その原因として、自然環境が「薬剤耐性化」していると考えられるようになっている。

今回、研究グループは、大半が無害だが、薬剤耐性が「プラスミド」に乗って容易に他の細菌に移っていく性質を持つ「大腸菌」を調査対象に、現在の感染症治療の主力となっている抗生物質に対する耐性菌を、2011年から2012年にかけて代表的な都市河川である多摩川をフィールドとして調査。

そうして得られた3452株の大腸菌のうち75株が第3世代セファロスポリン系の抗生物質が効かない細菌(ESBL産生菌と大きく重なるグループ)であることを突き止めた。また、秋川や高尾山など、水道水源としても使用される小河内ダム放流水にはほとんどこのタイプの耐性菌は存在しなかったが、中流以降では多く存在していることが判明したほか、75株のうち25%がフルオロキノロン系の多剤耐性大腸菌であり、病原化した場合には治療に手間のかかる性質のものであることも判明したという。

なお、研究グループは、今回の結果を受けて、水環境中の耐性菌問題は、医療面、下水処理などのインフラ面、河川環境管理など、複雑な問題が絡んでいるため、解決は容易ではないが、例えば、抗生物質の中でも切り札的な抗生物質については、使用用途を限定するなど、耐性菌の発生を抑制し、その抗生物質の有効性を温存することに社会が取り組む必要があるとコメントしている。


ソーダを飲んだ子どもは攻撃的になる

2013年08月27日 | 食品

マイナビウーマン2013年8月27日(火)12:15
「ソーダを飲んだ子どもは攻撃的になる」―米研究結果
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-594216.html

ソーダ好きな子どもは多いですが、ソーダの飲み過ぎには注意が必要。飲み過ぎると、子どもの肥満や睡眠障害、心臓病を引き起こす要因になりかねないことは、すでに知られていますが、他にもソーダが及ぼす悪影響があるようです。

小児科学誌に発表されたコロンビア大学(アメリカ)の研究によると、「ソーダをたくさん飲む子どもには、攻撃的な傾向がある」そう。

アメリカの20都市に住む5歳の子ども3,000人を対象に調査を行ったところ、半数は少なくても毎日コップ1杯のソーダを飲んでいることが分かり、4%は毎日4杯もソーダを飲んでいたそう。

さらに、「ソーダをたくさん飲んでいた子どもは、水だけを飲んでいた子どもに比べ2倍も攻撃性が高かった」とのこと。 

落ち着きがなく好き勝手な行動をし、他の子どものおもちゃを壊したり、けんかをしたりなど、怒りやすい傾向が見られたようです。 

研究を行った科学者によると「ソーダなどの甘い飲み物と攻撃性に関連性があることは明らか。ただ現段階では、ソーダだけが攻撃性を増すとは断言できず、さらに研究を進める必要がある」とのこと。 

新たな研究結果を待つ必要がありそうですが、攻撃面だけではなく、子どもの健康を考えて、ソーダを与えるのは控えめにしたいものですね。 


※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。 

参考:Les sodas suspectes de rendre agressifs les enfants
http://www.femmeactuelle.fr/sante/news-sante/les-sodas-suspectes-de-rendre-agressifs-les-enfants-15836