愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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チリ-日本(トゥーロン国際)

2008-05-26 12:31:19 | 日本代表
観戦日 5/26(月)       
 
愛丸’s チェック        
グループ1位を賭けた戦い。
どちらもこのGLの突破は決めており、そこまで1位にこだわるってこともなさそうだから、どんな試合になるのか。
セミファイナル、それに勝てばファイナル、負けても3位決定戦があるので、この試合を含めてまだ3試合は戦える。
北京を見据えてこの大会に挑んだ日本にとって、これだけ試合を重ねれることはかなり貴重なこと。
課題を見つけたらしっかりここで解決していってもらいたい。
この大会、日本だけがU-23代表で、その他はユース世代で戦ってる。
ってことは、これだけやれて当然と言えば当然か。
それでも圧倒できてないのは・・・。

この試合、オランダ戦で出たメンバーが主だった。
トップは李とエスクデロの2トップ。
これが試合開始早々からいいチャンスを作った。
それもだいたいがエスクデロの個人技から。
この男、この世代では群を抜いてテクニックがある。
前線でしっかりキープできるし、相手を簡単に抜き去ってチャンスを広げることもできる。
高い位置でボールを奪い、そこからうまくエスクデロにボールが繋がれば、ここに多くの選手が絡め、厚い攻撃ができてたんだが・・・。
ここでチャンスまでは作れたんだが、シュートまでなかなか持ち込めない。
エスクデロのキープまではいいんだが、近くに選手がいても、ちょっとパスがずれたり、うまく攻めきれてなかった。
ここはこれからの課題になるか。
ここまで見てて、前線はエスクデロを中心にメンバーを考えた方がいい。
そうすると、今回が初召集だったわけで、これからコンビネーションを高めていかないと。
まだこの大会は2試合戦えるわけで、そこでなんとか形だけは作ってもらいたい。
パートナーは森本でも李でもいいし、1トップにしたら、その下に梅崎を置いてもおもしろい。
サイドは水野と本田圭で十分。
まだコンディションが上がってきてないが、本番までにはなんとかしてくれるだろう。
スコットランド、オランダでどれだけ力を上げたかここから見せてもらおう。
DFライン、ボランチの守備はそれなりに安定してたように思うが、ここから攻撃の起点になるってことがあまりにもできなさすぎ。
せっかくボール奪取できても、そこから前線に繋げないと、この守備力も活きてこない。
せっかくチャンスになりそうなのに、自らそれを放棄するようだと、点が取れるわけがない。
ボランチの1枚に気の利いたパサータイプがいてくれればいいんだが・・・。
チリのモラレスみたいな選手が理想。
このままだと、このポジションにオーバーエイジを使った方がよさそう。
中村憲剛、小野伸二あたりが理想だが、この辺を連れてくるかどうか。
DFラインは的確なポジショニングと高さではそれなりに結果を出せた。
この試合、誰がコンビを組んでもそれなりの守備力は発揮できてる。
雨でピッチが酷い状態になっても滑ったり、足を取られたりするシーンはなく、安心して見られた。
が、後半、ちょっと疲れが見え隠れしてきたときに、相手のテクニックに翻弄され、振り回されるシーンが多くみられた。
こんな中の2失点はDF陣の今後の課題。
きついときにどれだけがんばれるか。
本番では相手も本気でくるし、なおかつもっと優れた選手が数多く出てくる。
しっかりした技術は身に付けてるから、あつはフィジカルの向上と、気持ちの問題。
最後は気持ちがものを言うはず。
若い世代にはその気持ちって部分が欠けてる気がするから、ここをどうにかして反町監督が植えつけてもらいたい。

スコア 2-0

<得点者> 
チリ   カルモナ、モラレス
~愛丸's MVP~
モラレス(ピボーテの位置からの高精度なパス配給は見事だった。前線に上がっていくタイミングもすばらしい。日本にもこういう選手がいてくれると・・・)