愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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日本-パラグアイ

2008-05-27 22:16:01 | 日本代表
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
コートジボアールとの緒戦はなんとか1-0での勝利。
手放しで喜べる勝利ではないが、勝ったってことには意義がある。
この試合には俊輔が合流。
果たして岡田はどこにこのファンタジスタを組み込むのか。
いまさら3-5-2のトップ下ってのもないだろうし、セルティックでプレーしてる右サイドに置くのか。
松井、山瀬、遠藤、長谷部あたりとどんな感じで絡めていくのか。
本気で来てないパラグアイにはさくっと勝って、今後のW杯3次予選に備えてもらいたい。

全くもって見るべきとこのない試合だった。
たまにワンタッチのパス交換でおおっと思わせるシーンは作れたが、これが決定機に繋がることはなかった。
日本がチャンスを作ったのは左でためを作って、その間に闘利王がオーバーラップ。
そこに俊輔がピンポイントのクロスを上げ、ヘッドしたシーンだけが日本の唯一の決定機だった。
これが決まってればよかったんだが、しょっぱいGKにセーブされてしまった。
自分たちのボールになったときはいつもこんな感じで攻めれればよかったんだが、いいとこでミスが出たりでほとんどフィニッシュまで持ち込めず。
シュートしないことには点は入らない。
この試合でのスタメンは巻の1トップにその下に左から遠藤、山瀬、俊輔。
鈴木と憲剛のダブルボランチで、DFラインは左から長友、寺田、闘利王、阿部。
岡田はどうしても山瀬を使いたいからこのシステムを採用したのか。
これだとまずは遠藤がいらない。
前半で引っ込められたところを見ると、これには岡田もちゃんと気づいたんだろう。
俊輔がいれば、似たような遠藤は全く必要がない。
いくらがんばったって遠藤は俊輔のバックアッパーでしかない。
巻は1トップだったんだから、もっとキープすることを考えてもらいたかった。
しっかりボールを受け、2列目、3列目の上がりを待つ。
ここにはそれなりの選手がいたんだから、ここを活かすようなプレーに終始してもらいたかった。
こういうのを考えると、やっぱり日本は2トップでやった方がいい。
前は誰が2人組むかわからないが、中盤の攻撃的なポジションに俊輔と松井、ボランチは憲剛と守備ができるだれか。
鈴木の状態も万全ではないだろうし、いっそのことここに闘利王でもいいのでは?
CBには中澤、寺田、阿部といるし、浦和で花開いた闘利王のボランチ起用もありだと思うが・・・。
クラブと同じポジションをやらせた方が選手たちもやりやすいはず。
6月の3次予選でダラダラしてるようだと、W杯の本大会なんか見えてこない。
こんな戦いばっかりだと、勝てる試合も勝たなくなってしまう。
それなんりの選手はそろってるんだから、監督が人選を誤らなければ、楽々この3次予選は突破できる。
もっと余裕をもって戦ってもらいたい。
日程がどうの、移動がどうのって甘いことばっかり言ってるが、世界はもっと厳しい。
その世界を知ってる選手たちがこのだらけた日本を引っ張っていってもらいたい。
岡田はそんなチームつくりをするべき。
ほんとうは岡田じゃない方が理想なんだけどな・・・。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
中村俊輔(万全のコンディションじゃなくてもあれぐらいはできる。後半消えたのは体調の問題。本番はこの男にかけるしかない)

リーベル-サン・ロレンソ(リベルタドーレス杯)

2008-05-27 19:49:49 | その他
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
サン・ロレンソホームでの1legは2-1。
リーベルは負けはしたが、しっかりアウエーゴールをゲットした。
ここは1-0の勝利でOK。
シメオネリーベルが果たしてこのミッションを遂行するために守備的に振舞うのか、それともしっかり攻撃に転じて力でサン・ロレンソをねじ伏せるか。
攻撃的に振舞うだけの選手は揃ってるだけに、弱腰の試合は見たくない。
サン・ロレンソはドロー以上の結果ならクォーター・ファイナルに進めることができる。
こちらも守って、守っての試合はしてこないはず。
アルゼンチンらしい激しく攻撃的な試合になることを期待する。

試合は予想通り激しいものになった。
リーベルは立ち上がりから猛攻に出た。
トップ下のブオナノッテを中心に、こ気味いいパス回しでサン・ロレンソゴールに迫った。
この170cmもない小柄なテクニシャンは19歳とは思えない根性の持ち主で、やられたらやり返すといいた具合に相手に向かっていった。
これぐらいの選手じゃないと、リーベルでトップ下が務まるわけがない。
ほんとに足元もしっかりしてるし、視野も広い。
もうピークをとっくに過ぎてるオルテガなんかに頼らなくても、この男がしっかり仕事をしてくれる。
ここを起点にしながらもアブレウの高さも活かし、これにファルカオが絡む攻撃も見応えがあった。
ただ、サイドからの攻撃がちょっと不甲斐無く、時間の経過とともにサン・ロレンソは守りやすくなってきてた。
こんなときにセットプレーから先制し、これでまたリーベルペースに。
このまま終わればリーベルが突破できたんだが、ここからまだまだリーベルは攻めの手を緩めなかった。
こうなるとサン・ロレンソの選手はどんどん熱くなり、イエローが頻繁に出されるゲームに。
前半でシンコのポジションで攻守に貢献してたリベロがドブレで退場になり、後半、必要のない肘打ちでボティネリが一発ロハ。
これで2人少なくなり、更にこのファールがPKを取られ、2-0になってしまった。
この時点で誰もがリーベルの勝ち抜けを確信したはず。
モヌメンタルの盛り上がりは異常なものだった。
11対9でなおかつ2点のビハインド。
サン・ロレンソはなんとか1点取れれば、アグリゲートスコアで同点になり、PK戦に持ち込めるが、いかんせん人が2人も少ない。
奇跡でも起こらない限り、ここでの敗退は決定的。
だったが、サン・ロレンソはなんとここから自力で奇跡を起こしてしまった。
諦めない心の重要性がいやと言うほど思い知らされた。
とても9人になったとは思えない攻撃をここからやってのけた。
数的優位でしっかり守ればなんてことなかったリーベルがサン・ロレンソの熱い気持ちに押され、ずるずる下がる始末。
リーベルは誰かがリーダーシップを取り、チームを引き締めれれば問題なかったんだろうが、それをやる選手がいなかった。
どこかに油断があったのかも知れん。
サン・ロレンソは守ってからのカウンターって作戦は取らず、なんとボールをしっかりキープしリーベルゴールに迫った。
この攻撃の起点になったのがダレッサンドロ。
古巣相手に、モヌメンタルから盛大なブーイングを浴びながらも、しっかり仕事をこなしてた。
熱くなるシーンがなかったわけでもなかったが、どちらかと言えば、周りをなだめる役に徹してた。
この男がこれだけ落ち着いてプレーできればなにかやってくれる。
1点返したときもこの男が右で起点になり、ボールをつないでつないで逆サイドでフリーになってたベルヘッシオが落ち着いてゴールし、同点弾もこの男のCKをニアでまたまたベルヘッシオがカベッサ。
なんと3分で2-2のドローに。
まさに奇跡。
モヌメンタルはこの3分間何が起きたのか全くわかってないような状況になってた。
天国から地獄とはまさにこのこと。
この後、リーベルは怒涛の攻撃を見せたが、ポストだったり、わずかに枠を外れたりと、一回逃したつきが戻ってくることはなかった。
これでクォーターファイナルにはサン・ロレンソが進出。
相手はLDUキト。
高地での戦いになるが、ここはサン・ロレンソにしっかり戦ってもらいたい。

スコア 2-2

<得点者> 
リーベル    アベライラス、アブレウ
サン・ロレンソ ベルヘッシオ×2
~愛丸's MVP~
ベルヘッシオ(あの状況で諦めることなくなおかつ落ち着いての2ゴール。ただならぬ精神力の持ち主)

フルミネンセ-A・ナシオナル(リベルタドーレス杯)

2008-05-27 17:33:23 | その他
観戦日 5/27(火)       
 
愛丸’s チェック        
フルミネンセはこれが23年ぶりのリベルタドーレス。
チームとしての意気込みは並々ならぬものがあるみたい。
しっかり補強をおこない、この大会に全てを賭けてそう。
で、この試合はA・ナシオナルホームでの1legを終えての2leg。
その1legは1-2でフルミネンセが勝利。
かなり有利な状況でマラカナンでの2legを戦える。
A・ナシオナルは2点を取って、なおかつフルミネンセを0に押さえないと次のラウンドに進めない。
アウエーだなんだって言ってられず、開始早々から全力で向かっていかないと・・・。

試合は予想通り、A・ナシオナルが仕掛けてきた。
それでもフルミネンセは気持ちの余裕からか、これをしっかり受け、自分たちの攻撃でこれを迎撃。
フルミネンセのトップには浦和で活躍したエメルソンがいる。
ども最近スランプみたいで6試合連続でゴールがないみたい。
この試合ではドドーとの2トップだったが、ドドーがしっかり動いてチャンスを作ろうとしてるのに、エメルソンからはそれが伝わってこなかった。
トップに張って決めるとこで決めればいいって仕事なのかもしれんが、調子が悪いならそれをどうにかするような工夫が必要なのでは?
何もできないまま交代させられたが、この交代時にはマラカナンからはブーイングが聞こえてきた。
いけてないトップを他所に、中盤、DFラインはしっかりやれてた。
4-5-2の両ウングバックがかなり積極的で、ここでの仕掛けは有効的だった。
右のガブリエウ、左のジュニオール・セーザルと高い個人技にスピード、うまくここを活かす攻撃ができれば、上に行ってもそれなりに戦っていけそう。
それとトップ下のコンカもいい働きをしてた。
テクニックはそうとうなもんがありそうだし、果敢にフィニッシュに絡む姿勢もよかった。
ただ、トップのふたりとの絡みが少なく、うまく絡めれば、もっとチャンスも増えただろうし、点も取れたはず。
このチームで中心にならなければならない、チアゴ・ネーベスの動きがいまいちだったのがちょっと残念。
この男がどれぐらいやるのか楽しみだったが、時折いいパスを見せてくれたぐらいで、並の選手だった。
サポーターもこれには不満だったらしく、もっとやれるはず。
なんとかセットプレーからのいいアシストは見せてくれたが、この得点も相手のマークミスがあったから。
流れの中で輝くようなプレーができる選手なはずなんだが・・・。
3バックはしっかり安定し、ベテランのホージャなんかは全く危ないシーンを作らせなかった。
点を決めたのもこの男だし、こういうベテランがチームの支えになってるってのはでかい。
なかなかチームワークだし、おそらく次はサンパウロとの対戦になるだろう。
ここに勝つことができたら、初のリベルタ制覇も見えてくる。
そのためにもワシントンとチアゴ・ネーベスの奮起に期待。
A・ナシオナルは1legを落としており、是が非でも点が欲しかったんだろうが、どこか攻撃は空回り。
いいとこまで攻め込めてもパスにずれが生じたり、味方をうまく使えなかったりと、ここってときのミスが目立った。
右サイドのスニガなんか何度チャンスを作ったことか。
この男には何か感じるものがあった。
スピードに乗ったドリブルも魅力的だったし、中に切れ込んでのミドルも強烈なものを持ってる。
もっともっと見たい選手ではあるが、ここで姿を消したわけで、次はいつ見れることやら・・・。
10番を付けてたアルーウェって選手もセンスは感じられたが、そこまで決定的な仕事ができたわけでもない。
が、いいミドルを放ったり、ドリブルで突破したりとまずまずのプレーは見せてくれた。
もうちょっとチームとして機能すれば、ここでもなんとかなったかもしれんそに・・・。

スコア 1-0

<得点者> 
フルミネンセ   ホージャ
~愛丸's MVP~
ホージャ(守備での安定感もさることながら、しっかり攻撃でも貢献し、まさにチームの顔)