愛丸のサッカー観戦記

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チェルシー-ボルトン

2008-05-12 23:09:31 | プレミアリーグ
観戦日 5/12(月)       
 
愛丸’s チェック        
プレミア最終戦。
チェルシーは勝ち点でユナイテッドと並び首位だが、得失点差ではどうしようもないぐらい離されてる。
そうなるとここはしっかり勝ってユナイテッドの結果待ち。
微かな望みとしてはこちらはホーム、相手はアウエー。
とにかくここはただ勝つことだけを考えて戦うしかない。
CLのファイナルも残ってるが、プレミアでもう終わったってとこからここまで来たんだから、最後まで諦めずに戦ってもらいたい。
ボルトンは降格圏でずっと苦しんでたが、ここ4試合で3勝1分けと勝ち点を荒稼ぎし、なんとかなりそうなとこまできた。
残留確定という勝ち点ではないが、得失点差を考えるとほぼ大丈夫。
ここは万全を期するためにもなんとか勝ち点1でも持って帰りたい。

試合はチェルシーがプレッシャーに負けたかたちになった。
追う立場の方が楽なはずだが、どうしたことか、ボルトンの高さと強さを活かした守備を崩すことができなかった。
切れてたのはJ・コールぐらい。
ここまでこのチェルシーを支えてきたこの男の活躍は見るべきものがあったが、それ以外はパッとしなかった。
苦しい時期のチェルシーを支えてきたバラックもここでは見せ場を作れず。
この大事な最終戦でやってこそ、真のエースになれたはずだったのに、そのチャンスを逃してしまった。
まだCLでのファイナルがあるから、まだまだだが、J・コール以外にこの男がこれまでの活躍ができたらあっさりだった試合かも。
チャンス自体がなかったわけでもなかったが、シュートがなかなか枠に飛んでくれなかった。
ボルトンのGKアル・ハブシの好セーブもいくつか見られたが、そこまで慌てさせることはできなかった。
このGK、オマーンの選手みたいだが、アジアにまたいいGKが出てきた。
日本からも世界で活躍するようなGKが出てきてくれんかの~。
アジア人のGKを崩せず、四苦八苦してたチェルシーだが、マケレレを外し、シェバを投入し、超攻撃的布陣でなんとか1点取ることができた。
この段階でユナイテッドはもうリードしてたから、スタンフォード・ブリッジが大興奮ってことにはならなかった。
この1点、シェバが上げたものだが、この得点がイングランドで見れるシェバのラストゴールになるはず。
この得点でなんとかリードすることに成功したが、ここで追加点を上げれなかったのが響いた。
ユナイテッドはしっかり2点目も奪い、優勝へかなり近づき、この情報が入ったかどうかわからないが、最後に力尽き、終了30秒前に同点ゴールを許してしまった。
これでジ・エンド。
後味の悪い結末になってしまった。
これが現時点でのユナイテッドとの差。
直接対決では1勝1敗と五分の成績だったが、力の差は歴然。
モスクワでのCLファイナルはそのままの力関係でユナイテッドが勝つと思うが・・・。
ボルトンは心の余裕があったにもかかわらず、残留が確定してなかったから、ただただ気持ちのまま守りぬいた。
この守備が開幕からできてたら、この順位で苦しまなかったはずなのに・・・。
だいたい最後に残留を決めるチームってのはこんなもん。
最初からやってればなんて思わせることが多い。
ボルトンもその通りだった。
攻撃面では全く見せれるもんがなかったが、点を与えなければなんとかなる。
あの高さと強さはかなりの武器になる。
来シーズンがどうなるかわからないが、チームとしての骨格が変わるわけではないので、ここを活かしたチームつくりをしてもらいたい。
最後にしっかり1点をもぎ取り、自らの力で残留を決めることができた。
これでプレミアはまた夏までお休み。
チェルシーがどう生まれ変わるかわからないが、不要な買い物での無駄遣いだけは避けてもらいたい。
残念、チェルシー。

スコア 1-1

<得点者> 
チェルシー   シェフチェンコ
ボルトン    テイラー
~愛丸's MVP~
J・コール(予感を抱かせたのはこの男だけ。フルシーズンしっかりチームの核として戦えた。今がキャリアの絶好調かも)