愛丸のサッカー観戦記

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バレンシア-R・ソシエダ

2012-01-17 17:27:03 | リーガエスパニョーラ
観戦日 1/17(火)       

愛丸’s チェック
前節、なんとか追いついてみせたバレンシア。
デルビーでフエアで2点のビハインドを追いついたことは評価に値するが、コパ・デル・レイでは敗戦。
ただ、アウエーゴールの差で突破は決めたが、2試合勝ちがないことは確か。
また、ミッドウイークにはレバンテとのデルビーも控えてるし、ここはいい形で次に繋げたいはず。
メスタージャでの試合だし、相手は調子が上がらないラ・レアルってことを考えても勝ち点3は必須。
ラ・レアルは、勝ちきれない試合が多い。
負けが込んでるわけではないが、ここまで勝ち点18Pで16位。
降格圏が見えてる状況だし、フエラでの試合でもなんとか勝ち点1でも持って帰りたい。
コパ・デル・レイで不甲斐ない敗戦を喫し、この試合にかける意気込みは相当なものだろう。

バレンシアがやらかしてしまった。
マドリーが快調に勝ち点を伸ばしてる状況で、まだ優勝を狙うのであれば、どうしても負けられない戦いだった。
それが、メスタージャで格下相手に0-1での敗戦。
取られた点は不運だったと言えば不運だったが、この1点を返せない攻撃陣があまりにも不甲斐なすぎる。
バレンシアは攻撃陣をターンオーバーしたときに、よくこのような状況に陥ることがある。
この試合、ソルダードがサスペンシオンでトップはアドゥリス。
ここは、前節、久しぶりに点を決めたことから、まだ問題はなかった。
右のフェグリも攻撃にリズムを与える突破を見せたり、中に入ってのフィニッシュだったり、動き自体は悪くなかった。
問題は、メディアプンタのパレホと、左のP・エルナンデス。
それにピボーテのバネガあたりが、この試合の戦犯。
パレホとバネガの縦の関係がまるでなってなかったし、ふたりが被るシーンがあまりにも多かった。
パレホは遠慮がちのプレーが目立ったし、バネガはパスに精度を欠いた。
スルーパスを出しても、強すぎたり、ここからのチャンスはひとつもなかった。
ロングパスを出しても、効果的なシーンはなかったし、カットされることがしばしば。
これでは、いい攻撃に繋げることはできない。
トップの枚数が足りないから2トップって選択もできなかっただろうし、時間が経過してエメリが取った策は、P・アルカセルを投入すること。
その前にジョナスは入れてるんだが、この男も下がってのプレーが目立って、ミドルを狙うのが精一杯。
層のう薄さを露呈した形になって、マドリーがリードされた状況から豪華な攻撃陣を送り出して逆転したの大違い。
これで優勝を狙うってのは到底無理な話。
ここでの敗戦で、きっちり今後の目標が定まった。
3位を死守し、来シーズンのCLのストレートインを確保すること。
そう考えたら、この敗戦もそこまでの痛手ではないし、次節からきっちりこれまでの戦い方を思い出せばいいだけ。
ソルダードも戻ってくるし、攻撃で困ることはないだろう。
ただ、フェグリが負傷で交代したのは気になる。
この男が、今のバレンシアの期待だし、流れを変えれるプレーもしてくれるから、もし長期の離脱ってことになると、かなりの戦力ダウンに。
グアルダードを獲得するなんて話も持ち上がってるし、攻撃陣に厚みを持たせることは大歓迎。
アドゥリスが前半の決めれるシーンで2点奪ってれば、こんな展開にもならなかったんだが、これもサッカーってスポーツ。
コパ・デル・レイでのレバンテでのデルビーでここ数試合の鬱憤を晴らしてくれることを願う。
ラ・レアルは、そこまでいいサッカーが展開できてたわけでもなかった。
バレンシアの不甲斐なさに助けられた部分も大きい。
バイタルエリアでやられても、そこから最後の崩しにかかる部分で、バレンシアはひとつもいいパス、クロスがなかったし、C・ブラボが慌てるシーンはほとんどなかった。
攻撃でも、グリーズマンのシュートがディフェンスの足に当たって、いいループにんあって決まったもので運も味方してくれた。
運も実力のうちって言うし、これはこれでよかったんだろう。
その点を決めたグリーズマン、昨シーズン見た時から、守備での貢献が大きく成長してる。
攻撃時に目立つことはわかってたが、サイドでの守備の貢献があったから、バレンシアの右サイドの攻撃を封じることができた。
ブルーノがオーバーラップできなかったのは、この男がしっかり守備をしたから。
今のラ・レアルの希望はこの男だし、これに、途中出場のベラあたりが、うまく機能してくれば、スピードに乗った攻撃ができるはず。
この攻撃陣をエルストンドがコントロールするようなチームになれば、もっと上を目指せるチームになる。

 
スコア
0-1
<得点者> 
R・ソシエダ   グリーズマン                

~愛丸's MVP~
グリーズマン(攻撃でここまでやれることは理解していたが、守備での貢献がかなり上達してるるとは思わなかった。仕掛けるタイミングもいいし、もっといいFWがいてくれたら、アシストでも目立つ選手になるはず)