愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

バジャドリー-バレンシア

2009-09-15 12:37:50 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/15(火)       

愛丸’s チェック
バジャドリーはカーサ開幕戦。
開幕戦はニバウドを退場で欠きながらのエンパテ。
まずまずの結果。
ここは相手がバレンシアとは言え、カーサだし、どうしても勝ちたい試合。
ここで乗っていけるかどうかが、残留に向けての鍵になる。
バレンシアは開幕戦、かなり難しい相手セビージャをメスタージャで葬り去った。
この勝利は今シーズンを占う上で、かなり大きい。
主力がこぞって残ってくれたし、DFラインではアルビオルの離脱を感じさせないような補強もできた。
ただ、この試合、スペイン代表でW杯予選を戦ったメンバーが多すぎる。
フエラでの試合だし、疲労が顔を出したりすると、ずるずるいくような試合展開になってしまうかも。
どこまで、この試合に賭ける意気込みがあるかどうか・・・。

バジャドリーは試合の入り方を失敗した。
D・コスタの1トップだったが、これがづも攻撃では機能しなかった。
それ以上に、あまりにもバレンシアの攻撃を意識しすぎ。
あそこまで守備的に振舞わんでも、もっと積極的にいってよかったかも。
たしかに、あれだけのメンバーだし、怖い攻撃陣ではあるが、この試合はカーサの開幕戦。
相手がバルサ、マドリーだったら、もうちょっと警戒しなければならないかもしれんが、バレンシアだったら・・・。
バルベルデのコメントも弱気なものだったし、これではカーサのサポーターも盛り上がれない。
昇格したシーズンは、ここでは相手がどこであれ、自分たちのサッカーを貫いてたのに・・・。
守備的に振舞っても、失点を抑えることはできず、ここからちょっと攻撃的に。
一度は追いついたが、ここから、守備陣が耐えられなくなった。
裏を突かれることが多く、こうなると、バレンシアの攻撃は本領発揮。
スピードのある選手が多いし、これはしっかりケアするべきだった。
どこか中途半端だったし、早いうちでの開き直りが必要だった。
後半、マヌーチョを投入し、D・コスタとの2トップ。
ここから攻撃は形になった。
試合開始から、これでいってればまだなんとかなったかもしれんが、時間が遅すぎた。
カノッビオも捨てがたいし、H・フォンも使いたい。
左ではJ・セスマが違いを生み出してくれるだろうと攻撃陣に悩みが生まれての1トップスタートだったのかも。
後半を見る限り、バジャドリーはD・コスタとマヌーチョの2トップがしっくりきてそう。
ただ、マヌーチョが絶えず集中してる雰囲気でもなかったし、ここが改善されないと。
ユナイテッドが目をつけた選手なんだし、持ってるものはそうとうなもんなはず。
バレンシアは開幕戦とはまた違った試合展開で勝利を収めた。
相手の隙をつくリアクションサッカーで4得点。
D・シルバ、J・アルバも点が取れそうなシーンもあったから、6点は入った試合。
ここまで簡単に点が取れるチームになったとは。
昨シーズンも、その前も開幕直後はかなり調子はよかった。
それが、格下のチームとエンパテだったりして、ずるずる。
今シーズンはこれがないことを祈る。
0-1の状況から、追いつかれ、バジャドリーの時間になりつつあったところをしっかり乗り切ったところに今シーズンの期待は感じられる。
耐えてからのカウンターからの追加点が取れ、これぞバレンシアってところを見せてくれた。
カウンターになったときに効いてたのがバネガ。
いい展開ができて、一発でチャンスを生み出すことができてる。
前にビジャがいたら、ビジャ用に、マタだったらマタ用にと、闇雲に前に出すだけではない。
バネガはこれぐらいのプレーができて当たり前。
攻撃で結果を出したからか、2失点したのはちょっといただけない。
1失点目はしかたないにしろ、2点目はどこかDFラインに気の緩みがあったような。
こういう失点は防いで行きたい。
もうCL圏を逃すことは許されないし、リーガ2強時代も打ち破ってもらいたい。
今シーズンのバレンシアにはそれができるだけのポテンシャルはある。
ELも狙いながら、バルサ、マドリーに置いていかれないようにしてもらいたい。

スコア 2-4

<得点者> 
バジャドリー  ナウセ、マヌーチョ
バレンシア   D・シルバ、ビジャ×2、マタ 
~愛丸's MVP~
ビジャ(今シーズンリーガ初ゴール。代表戦の疲れも見せず、あの抜け出しは健在。バネガとのコンビもだいぶよくなってきた)