愛丸のサッカー観戦記

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ビジャレアル-マジョルカ

2009-09-15 00:58:51 | リーガエスパニョーラ
観戦日 9/14(月)       

愛丸’s チェック
バルベルデ体制になっての開幕戦はエンパテ。
今シーズンはCLに出場することなく、ELとリーガに集中。
ELはグループがそう難しいものではないので、開幕からリーガに集中できてるはずなんだが・・・。
M・セナが代表戦でけがをしたのは多少の影響があると思うが、選手はそれなりに揃ってる。
果たしてペジェグリーニから受け継いだバルベルデがどんなチームに変えていくか。
マジョルカは昇格のシェレスの開幕戦勝利。
アランゴというエトーが去った後のチームの象徴がいなくなった今シーズン、どういう戦いをするか楽しみ。
中盤で輝いたフラード、GKのモジャもチームを去った。
前途多難な感じも受けるが、このぐらいのレベルのチームだと、こういった移籍は当たり前。
マンサーノがどういったチームつくりをしていくか。

雷鳴とどろくエル・マドリガルは前半の途中から豪雨に。
これがなかなかやむことなく、ピッチは最悪の状況に。
これでは両チーム、実力を発揮することはできない。
後半なんかはピッチに浮いた水の影響でボールは止まってたし、違った戦いを強いられた。
これでもビジャレアルは2トップのがんばりで先制点をゲット。
J・ジョレンテ、G・ロッシとこのピッチコンディションで動きずらそうではあったが、しっかり仕事できた。
とくにJ・ジョレンテは積極的に動いてチャンスを演出。
G・ロッシとの相性もいいし、昨シーズン以上にチームに貢献することだろう。
このピッチであれだけやれれば十分。
DF相手にもしっかりからだを張れてたし、いくべきところではちゃんと仕掛けてた。
ビジャレアルはピボーテに入ったイバガサが高い位置でボールを持てるとチャンスは拡大。
ただ、ピボーテに入ってるため、守備もこなさないといけない。
ここに気を取られてると、ビジャレアルの攻撃は威力が半減。
本来はもうひとつ前で輝く選手なんだが、M・セナがけがで離脱中で、ここで起用されることが多くなりそう。
ゴディンがオーバーラップすると、ここのカバーリングはエグレンではなく、イバガサが務めてた。
これはどうだろう。
守備力に定評がある選手でもないし、突破される危険は大きい。
マジョルカの攻撃陣だったからよかったが、これがもっとレベルの高いチームになると、あっさりのシーンも。
バルベルデに監督が変わっても、やってるサッカーにそう大差はなく、安定した戦いはできてる。
が、破壊力って点では・・・。
後半、最後の方にS・カソルラがいいところで顔を出すようになったが、消えてる時間が多かった。
イバガサ、S・カソルラがうまく中盤を作り、前線ではJ・ジョレンテとG・ロッシがかき回す。
ここがしっかり機能しないと、勝てる試合も勝てなくなる。
不運なFKからの失点で、開幕から2戦続けてのエンパテ。
初勝利はいつになるか。
マジョルカはこのピッチに苦労しながらも、先制されても慌てることなく、セットプレーをものにして、貴重な勝ち点1をゲット。
主力が抜けて、どういったチームになったのか楽しみだったが、開幕戦で勝っただけのことはなる。
チーム全体で戦うことができてる。
よかったのが前線のアドゥリス。
この男のキープ力はなかなかのもの。
パートナーがまだはっきり決まってないようだが、この男を軸に1トップでも2トップでも相手によって使い分けれそう。
中盤のトゥニ、ボルハもなかなかのテクニックを披露。
よかったのが、トゥニ。
まだピッチコンディションがよかったときは、効果的な仕掛けができてた。
マジョルカにこんなテクニシャンがいたとは。
足元の技術はかなり高そう。
ボルハもトップ下、右サイドと与えられたポジションで、自分の仕事ができてた。
フラードが担ってた仕事と、アランゴがやってた仕事、このどちらも、この男がカバーしてくれそう。
FKでの得点も見事だったし、今シーズンのマジョルカはこの男にかかってきそう。
もっといいピッチコンディションで両チームには戦ってもらいたかった。

スコア 1-1

<得点者> 
ビジャレアル  G・ロッシ
マジョルカ   ボルハ 
~愛丸's MVP~
J・ジョレンテ(今シーズン、さらに輝きを増す予感。ニウマールがけがで出遅れてるうちに、ここでしっかりアピールできてる。トップの核はこの男)