愛丸のサッカー観戦記

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R・マドリー-セビージャ

2007-05-08 00:41:06 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/7(月)       
 
愛丸’s チェック        
バルサへの挑戦権を賭けた2位3位の直接対決。
熱い試合にならないわけがない。
サンチャゴ・ベルナベウは興奮の坩堝と化した。
前半はマドリーが受けにまわる展開。
セビージャは自慢のサイド攻撃からチャンスを多く作った。
アドリアーノが肉離れで戦線離脱した左サイドにはプエルタが。
これが、なかなか。
しっかりアドリアーノの穴を埋めた。
よくやってたと思う。
それと右の前には、J・ナバスではなくピボーテが本職のマレスカを。
ポウルセン、ヘナトとトリボーテに。
これで右にはD・アウベスの上がるスペースができる。
それプラス、ホビーニョを押さえ込むことができた。
このマレスカ起用が功を奏し、先制点を。
カヌーテの落としたボールを、エリアのちょっと外からのダイレクトボレー。
これがまたスーペルゴラッソ。
左足でのボレーはジダンがレバークーゼン戦で見せたそれに似ていた。
この時、サンチャゴ・ベルナベウから音がなくなった。
それだけ見事なゴールだった。
これでセビージャが乗ってきた。
その流れを止めたのは、なんとカペッロ。
マドリーの魂、ラウルを下げグティ。
左のラテラル、M・トーレスに代えてエルゲラ。
これでDFラインは右のラテラルにS・ラモス、CBはカンナとエルゲラ、左のラテラルにシシーニョ。
勝負にでたマドリー。
これが見事にはまった。
特に、グティ。
ホナウジーニョのスルーを誉めたが、この日に限り、グティの方が上だった。
同点ゴールに逆転ゴール、どちらもこの男からの芸術的スルーから。
ラウルと違った動きにセビージャはついていけず。
あれだけフリーにしたら、これぐらいはやってのける選手。
ここにきて、この男にも輝きが戻ってきたってことは・・・。
マドリディスモ全開で突き進んでいくはず。
ニステルもピチチ争いに参加し、ベッカム、シシーニョも体調は万全に。
最近得点がなかったホビーニョにも点が生まれ、もう止めるチームはないのでは。
残りを全部勝って、バルサにプレッシャーをかけたい。
っていうか、もうかけてるはず。
リーガの優勝はこの2チームに絞られた。
チーム状態とムードは明らかにマドリーが上。
こうなると、やっぱりカペッロって監督はいい監督ってことになるのか。
この勝利がサンチャゴ・ベルナベウでの900勝。
とんでもない数字。
やっぱりマドリーってチームは偉大なんだ。
セビージャは後半2つの決定機をD・アウベスが外したのが響いた。
あれが決まってれば。
って、こんな決定機にD・アウベスが絡んでるってのはすごいこと。
来シーズンはどこでプレーしているやら。

スコア 3-2
<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ×2、ホビーニョ
セビージャ    マレスカ、チェバントン
~愛丸's MVP~
グティ(あの華麗で芸術的なスルーには惚れ惚れした。ラウルとともにここからのマドリーの命運を握る。やってくれそうな予感)