愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

ムルシア-バルセロナ

2008-05-20 16:22:45 | リーガエスパニョーラ
観戦日 5/20(火)       
 
愛丸’s チェック        
降格が決定してるムルシア。
プリメーラでの勇姿を最後にカーサのサポーターに見せてやりたい。
次にいつ上がってくるかわからないから、今の力をバルサに全てぶつけてもらいたい。
バルサはライカールト体制最後の試合。
この試合がバルサで最後になるのはライカールトだけではないだろう。
エトーもアンリも来季、バルサにいるかどうか・・・。
ペップはカンテラーノを中心にチームを作っていくみたいだから、外様は気が気じゃないだろう。
移籍が決定的なホナウジーニョはこの試合も姿を見せることはなかった。

この試合で何がどうってなることはなく、どこに気持ちを持っていって戦えばいいかわからない両チームだったが、ムルシアはカーサでの最終戦ってことで持てる力をバルサにぶつけてたように思う。
バルサはカンテラーノたちが来季へ向けてしっかり力を出してた。
先制したのはムルシア。
いい攻撃を続けていたが、流れの中からはなかなか得点が生まれなかったが、CKから見事に決めてみせた。
ニアでオチョアが完璧なカベッサ。
オチョアはこれが今シーズン初ゴール。
プリメーラでの最後の試合に得点でき、本人もそうとう喜んでるだろう。
この得点でバルサが目覚め、ここから怒涛のゴールラッシュが始まった。
来季、このチームでプレーしてるかどうかわからない、エトー、アンリが立て続けにゴール。
このどちらもうまくメッシが絡んでのもので、最近のメッシはドリブル突破で自分がゴールを決めることより、ラストパスを出すことに興味があるみたい。
それがきっちりできてるあたりにこの男のセンスを感じる。
クラッキがさらなる武器を手に入れ、もっと上のクラッキに変貌しようとしてる。
メッシは北京オリンピックにも出場するみたいで、アルゼンチンの連続金メダルが更に現実味を帯びてきた。
バルサはこの後、リーガでなかなか点が取れなかったドス・サントスが最後の最後になって大爆発。
初ゴールを挙げて喜んでたと思ったら、なんとそこから2つゴールを重ねて、なんとハットトリク達成。
ボージャンに置いてけぼりを食ってたかに思われたが、ボージャンより先にハットトリックを決めてみせた。
この試合、中盤に位置してたドス・サントスだったが、3トップのどこかで使うとりかは、中盤である程度自由にやらせた方が活きてくるかもしれん。
これはライカールトの置き土産か。
4-3-3にこだわらず、ボージャンとメッシの2トップで、その下にドス・サントスとイニエスタを置いて、ピボーテにチャビと誰かって布陣でもおもしろいサッカーができそう。
この試合、途中出場でルエダ、ファリと知らないカンテラーノが登場してきたが、可もなく不可もなく。
ファリは右のラテラル、ルエダは中盤。
テクニックに関してさすがバルサのカンテラ育ちってところを見せてくれたが、まだチームに馴染んでるわけではない。
一回、いいオーバーラップを見せたファリだったが、どこか消極的。
もっと仕掛けて、深くまでえぐってのクロスってとこまでいってもらいたかった。
ルエダはチャビの近くでプレーしており、この男のプレーにもっと近づいてもらいたい。
守備的なのか攻撃的なのかわからないが、バルサにはいい中盤の選手がいるから、早くこの男たちに追いつき追い越してほしいものだ。
ムルシアは1-5と大差を付けられたのも関わらず、そこから2点を返し、カーサのサポーターを満足させることができたはず。
負けてる状況ではあったが、うまくパスが回せてる時間にはオーレの大合唱も聞こえてきて、悲観的な雰囲気ではなかった。
セグンダでもクレメンテが指揮を執るみたいで、このままのチームでうまく戦えれば、早期のプリメーラ復帰が望めるかも。
アベルの左足や、I・アロンソの強さ、若いアキーナの突破力といったそれなりの武器は備えてるから、厳しいセグンダでの戦いもなんとか乗り切れるはず。
カンテラ出身者でチーム作りを進めてくペップバルサには期待が持てるが、1年目から結果が出せるほどリーガは甘くないはず。
楽しみは楽しみだが、きっと苦労することになるだろう・・・。

スコア 3-5

<得点者> 
ムルシア   オチョア、I・アロンソ、アベル
バルセロナ  エトー、アンリ、ドス・サントス×3
~愛丸's MVP~
ドス・サントス(最後の最後にこの男が見せてくれた。開幕当初はボージャンよりも評価が高かったが、いつの間にか追い越され・・・。なんとか最後に面目躍如)