愛丸のサッカー観戦記

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LDUキト-クラブ・アメリカ(リベルタドーレス杯 SF)

2008-06-27 20:27:27 | その他
観戦日 6/27(金)       
 
愛丸’s チェック        
1legはクラブ・アメリカカーサで1-1。
この2legはLDUキトが有利に試合を運べるはず。
カーサで不敗神話を築いてるLDUキトがまさかここでその神話が崩壊するとは思えない。
ただ、クラブ・アメリカのカーサも高地。
ここでも他のチームよりかは普通に戦えそう。
両チーム、キーマンが出場できず、これがどう響いてくるか。
LDUキトは左で攻撃の起点になってたボラーニョス、クラブ・アメリカは守備の要ドミンゲス。
クラブ・アメリカの方が痛手は大きいような気がするが・・・。
とにかく、どっちも点がほしいはず。
LDUキトは点を取って相手を意気消沈させたいだろうし、クラブ・アメリカは点を取らないと始まらない。

試合は緊迫した激しいものになった。
いくとこはいくでしっかり攻めきってたが、どちらも守備に集中力を感じた。
点はほしいがやりたくない。
これが激しいプレーにつながったか。
ここでクラブ・アメリカは後半の早い段階でまたまたCBがいなくなってしまった。
これはそうとうな痛手。
3バックでなんとかまだ諦めず点を取ろうと必死だったが、LDUキトの守備陣を崩すことはできなかった。
カバーニャス頼みの攻撃ではやっぱり限界がある。
1legでも書いたが、中盤での組み立てというか崩しが物足りない。
もっとここでうまく攻撃を組み立てないと、いくらカバーニャスがいるとは言え、そんなに簡単に点は取れない。
クロスってのもなかなかいいものがなく、やっぱりカウンターでないと点が取れる気がしなかった。
LDUキトが点を与えないことに重きを置いてたから、うまくカウンターに転じれなかった。
メキシコ勢といて、初めてこのコパリベルタドーレス杯を手にしようと、気持ちは伝わってきたが、ここで姿を消すことに。
フラメンゴ、サントスを破ったようなサッカーがここでも展開できたら状況も変わったんだろうが、QFまでに全てを出し尽くしたか。
LDUキトはチーム史上初めてこの大会のファイナリストに。
フエラでしっかり戦って結果を出し、カーサでは自分たちのサッカーに自信を持って戦い負けることがない。
チームとしてのまとまりも感じた。
この試合は、ここまでLDUキトの攻撃を支えてきたゲロンやマンソが目立つのではなく、DF陣とボランチのベラがひじょうに目立ってた。
特によかったのがベラ。
中盤の底で気の効いたプレーで、相手の攻撃の芽を摘み、なおかつ効果的な飛び出しでボール奪取もしてた。
このボール奪取が効いてた。
ここまでうまくボールを掻っ攫ってくれると、うまく攻撃に切り替えられる。
この試合を見て思ったが、高い位置で攻守が切り替わると、かなりの確立でチャンスになる。
このベラが目立ったときは、LDUキトに多くのチャンスが訪れることだろう。
それと、ここまではマンソのかげに隠れがちだった、トップのビエレルがこの試合ではよくやってた。
点を取ることはなかったが、惜しいシーンは作れた。
クロスに合わせたカベッサがうまくゴールに飛んでくれてたら、早い時間帯に楽になったのに。
LDUキトはちょっと決定力ってのに問題がありそう。
崩すというとこまではかなりのレベルにはあるが、これを点に結びつけれない。
決めるべきとこで決めないと、ファイナルで結果を出すのは難しいかも。
CLと違って、このリベルタドーレス杯はファイナルもホームアンドアウエー方式。
となると、不敗のこのキトで1試合は戦える。
そうなると、マラカナンでどう戦うか。
アルゼンチンのチームを次から次になぎ倒してきたが、ブラジル勢とは果たしてどうか。
アルゼンチンより、ブラジルの方が高地に弱いイメージがあるので、ここはチャンスかも。
LDUキトもフルミネンセもどちらも日本で見てみたい。

スコア 0-0

<得点者> 
 なし
~愛丸's MVP~
ベラ(中盤でかなり効いてた。この高地でこの運動量も驚くべきことだが、あのボール奪取能力の高さもかなりのもん)