トルコのクーデターは解決したようです。
ただし、為替はUSDTRYは52週高値の1USD=3.0137TRYと成っており、USDJPYは104.80で週末となりました。対円では割り算通貨ですから104.80➗3.0137=34.77がクロス円価格になります。
クーデターが長引けば対ドルのリラは3.2程度になってもおかしくないと思っておりましたが、最悪の状況は避けられたと思います。
しかしながら、トルコのエルドアンの政治力が低下する事は十分考えられ政治が流動化すれば低迷状況が長期化することも考えておかねばならないと思います。トルコは西側諸国とイスラムのハブになっていましたが、その地位は低下せざるおえません。その代わりはどこになるのか?また、欧州の輸出基地としての対トルコ投資が減少して投資先がポーランドなどの東欧諸国に移行するかもしれません。
見通すことが難しい情勢ですが、まずはエルドアンが国内をしっかり掌握する事が第一となります。宗教が関わっていると思いますので、いまいちピンと来ないのですがNATOの参加国として変な方向に進まないことが期待されます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます