NYダウは終値で40000ドルに乗せる。
ぱっと見て新値を更新するほどではないと思いましたがしっかり買われた。
このところのCPIやPPIの数字で景気減速の兆しが見えたことにより
米国金利は低下。どうも米国金利はこのブログで言ってきたように
4.3%を中心とした動きになるのではないかと思っている。
22日にNVDAの決算発表があるが、前回の決算発表時のように地球上で最も重大な決算発表(でしたか?)と言われるような注目を浴びることではなく、
米国としてのマクロの動きを重視されるように相場は変わってきたと考えられます。マーケットとしては望ましい方向ではないでしょうか?
相場には中心銘柄と言うものが必要ですが、それが過度に持ち上げられるのは結果としてバブルを生む。言うなれば一部の銘柄のPERが押し上げられることによりインデックスを上昇させるのは無理があるし、その銘柄が期待値を少しでも下回れば相場は崩壊する。
しかし、ダウであれS&P500であれ上位銘柄の10銘柄程度で持ち上げられた相場は一旦買われた後にさらに上値に継続的に買い物が入らなければ継続しない。将来的な需要の先食いになるだけだ。
一方、物色が循環していく相場は上昇した銘柄がさらに上がらなくても他の銘柄の上昇により価格は維持されていく。そして、保有している投資家のすそ野が広いため投資家全般に好影響を与えて行く。
これは実は理想的な形ではないかと思う。
ネットバブルの時も然り、日本のバブルの最終局面も然りでインデックスに影響が大きい銘柄だけの上昇には限界があるという事だ。
あとはここから米国金利が低下していけば債券投資家にもポジティブである。
週末、農林中金の大きな損失について報道された。債券一本やりではどうしても限界が来るし、先導株だけの運用も同じだ。
だから、実は日銀が日本国債を買い 同時にETFを保有しているのは理想的なのかもしれない。ETFで30兆円の含み益が有れば、債券保有の含み損は緩和できるという事だ。
決算発表もだいぶ終わってきたところで日本株も変化が出るかもしれない。
ちょっと楽しみになってきたね!
NYは+2σ、日経平均は+1σ手前の現況です。
日経平均の1σはおおよそ600円なので目先1000円高くらいはあっても好さそうです。
元気出して行こう!
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