五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

今一瞬の命を!

2014年07月18日 | 雑記
今日は、オヤジの検査結果が出ました。
肺に転移あり。

手術が可能かどうか、呼吸器科の医師と相談してください。
まあ、一年は大丈夫だけど、二年後は厳しいかな。
抗癌剤は、身体の状態からいって使えません。死を早めるだけ。

極めて事務的に告げた外科医。
どのくらいの速度で転移巣が進行するか、他の転移箇所が見つかるか否か。
そういった事柄が複雑なので、「こうだ」とは決められないのだそうで。

ただ、余命一年と言われた人でも、数年生きたということは珍しくないみたいですから。
絶望するにはまだ早いかと思います。

家族一同は、ショックです。
私は今日は、ほぼ食事をとっていません。立ちくらみ、頭痛が酷い。

ただでさえ不安障害が悪い時期に、ダブルパンチどころの騒ぎではありません。
一度しか飲んではいけない頓服を、二度飲まねば治まらないほどで。
ここしばらく無かった激しい発作に、体中掻き毟って苦しみました。体中傷だらけ。

夜になって、家族全員おちついて来ました。
オヤジはもう、覚悟を決めたようです。
あれだけ辛い闘病生活を、この10ヵ月送ってきたのです。
あとはもう、運命に任せるしかない。
ほぼ間違いなく「寝たきり」になるような手術を、受けさせたくないと兄が言います。オヤジも嫌だと。
そのような手術を受けても、さらに転移が見つかればかえって命を縮めることになります。

ここしばらく、オヤジの状態が良く見えたので、平和ボケしていた私は一気に「起きているのも苦痛」な状態に。
食事がとれない、水分も不足ときては、夏は厳しくなりそうです。

まあ、私がくたばったところで大した影響はありませんから。
母上ひとりなら、兄夫婦と暮らすことも可能かもしれないし。
弟がいては、兄嫁も嫌がられるだろう…

私がこの苦痛を乗り越えて、再び戦闘モードに入ることができるかどうか。
その後は、くたばってもいい。
神よ、あと一年少しの力を!