五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

南極老人星

2010年11月19日 | 天文

昨夜、というか今朝。
西の空に満月近い月が傾いた頃、オリオン座やおおいぬ座が美しく輝いていました。

むむ…これは。。

丁度、「カノープス」が南中する頃です。
おおいぬ座のシリウスから辿って、カノープスが見えるかどうか、目を凝らす…。

おぉ、丁度ま南に、カノープス(正式には「りゅうこつ座α」)が見える。
地平線と思われる位置(マンションの陰になっていて見えない)から、高さ2度。
急いでカメラを持ち出して、写るかどうかわからないけど撮影。

やった、写った!
写真は、大きいサイズで撮ってトリミングしてあります。
午前2時20分頃の撮影です(早く寝ろよ

沖縄では割と普通に見える星だそうですが、関東南部では地平線すれすれです。
それも、少しでも雲があると見えません。
我が家がマンションの上の階だから、こうして見ることが出来るわけです。

見えるけれど、赤っぽい3等星くらいに見えます。
地球の大気のせいです(夕陽がまぶしくないのと同じ原理)。

実際のカノープスは、シリウスに次いで2番目に明るい一等星です。-0,7等だったかな。
うちみたいな光害の酷い場所でも、肉眼ではっきり見えるのは、カノープスがとても明るい星だから。


「南極老人星」というのは、中国での古くからの呼び名です。
なんでも、この星を見ると長生き出来るめでたい星だそうで。

ちょっとだけ、ある事の願をかけてみた。
カノープス様【だめよ だめだめ つらいのと】ように。