五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

『カードキャプターさくら』と、青春を失った私

2007年10月19日 | 漫画・アニメ

『カードキャプターさくら』

テレビでは、再々放送を観てました。
今はDVDでお気に入りだけ観てる、キモいおっさんです。

このアニメとの出会いは、たしか2年前。
私が中学~高校の頃お世話になっていた、県教育センター
教育相談室ででした。

私は小学校4年生~中学卒業後2年間の8年間、不登校
だったので、そういう施設に通っていたのです。
施設には、10年くらいお世話になりました。

2年前、十数年ぶりに施設を訪れてみました。
待合室には、子供たちや親御さんが好きなことを書き込める
ノートが置いてあります。
そのノートをぺらぺらとめくってみると…
「カードキャプターさくら」の絵が、かなり上手に、沢山
描いてありました。
こんなにも悩める子供たちの心を掴んでいるのか…。
もう一気にこのアニメ(漫画版?)と自分の若かりし頃が
シンクロ。時代は全然違いますけど。

そんなわけで、アニメを視聴することに。
ぶっちゃけ、大道寺知世さんがお目当て。しかし視聴を
続けてるうちに、彼女がかなり「病んでる」ことに
気がついて熱が冷めました。いや、嫌いになったわけでは
ないのです。どこか子供らしい魅力に欠けているかな、と
思っただけです。

代わりに…と言っては失礼ですが、私の心を掴んだのは
香港からの転校生、李苺鈴さん。
彼女のマセた部分や、強がりだけど本当は弱い部分とか、
好きな男の子に一途な部分などに心惹かれました。
子供らしいストレートな愛情表現が可愛い。
得意の拳法を振るうシーンも、なかなか格好いい。
コンクリートのペンギンを、ずこんばこん。

中の人が、キュアホワイトと同じだったので、ちょいと違和感。
「プリキュア」のほうを先に観ていたので、初めて
苺鈴さんの声を聞いたときには思わずニヤニヤ。
ゆかなさん、雪城さんよりも苺鈴さんのほうが合ってるよ。

はじめはヒロイン・木之本さくらさんに激しいライバル意識を
燃やしていたためか、あまり人気が無かったようで…。
でも、第60話で失恋し、知世さんの膝で号泣する彼女には
ほろりと来るものがありました。
彼女が一途に愛する小狼くんは、幸せ者だ。替われ。


 


番組はもうずっと前に終了しているのだけど、自分の
懐かしい時代とともに、忘れられない、心が安らぐアニメなのです。

……当時は水着あり、パンチラありと、かなり
柔軟だったんだなぁ…(結局はそれか)。

 苺鈴さん、大好き!