五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

たそがれに還る

2005年12月20日 | 雑記
あ~、ネタがない・・・(またかよ)

じゃあ、定時制高校のお話をします。

三十路が年遅れで定時制高校に入学したことは、以前に書いたとおりです。
入学試験を受けている時でさえ、「本当にここに入学するのか?続くのか?」と思っていました。年間、学校から遠ざかっていましたから。ただ、今は試験にだけ集中しよう・・・そう思ったのが、昨日の事の様に思い出されます。

まあ、無事に入学出来たし、通えるようになったのですが(奇跡的でした)。
を知らない三十路には、カルチャーショックの連続でした。

いろいろあったのですが、「初めての失恋」が今も強烈な印象として残っています(カアァ・・・
入学して、ある程度慣れてきた5月頃からでしょうか。三十路はある女子生徒(Kちゃんとします)を、いつの間にか好きになっている事に気づきました。
Kちゃんは現役入学、眼鏡が特徴のショートカットの女の子でした。

三十路の家の最寄り駅と、Kちゃんが電車に乗ってくる駅とのちょうど中間の駅のそばに学校がありました。三十路は乗り越して、Kちゃんが電車に乗る駅に行ってまちぶせ・・・またしてもストーカーぶりを発揮していました。1回か2回は会えたけど、その後は会えなくなりました(既に嫌われていたのか?)。

告白する勇気もなく、Kちゃんとまともに話すことも出来ずに1学期が終わり、夏休みになりました。
三十路は悪友からKちゃんの住所を聞き、暑中見舞い葉書を出しました(そうやって嫌われるんだな・・・)。返事をもらって小躍りしたのも良い思い出です。三十路は妄想を膨らませていました(最近のあの手痛い失恋と変わらない・・進歩のない男)。

夏休みは、あっと言う間に終わり、秋が来ました。
2学期が始まったのに、Kちゃんが学校に来ない・・・。どうしたんだろう・・・と思っていると、ある情報が耳に入って来ました。
Kちゃんは、憧れの先輩に振られたから学校に来ない。辞めるかも・・・。
三十路はKちゃんに電話して、話を聞きました。噂は本当でした。Kちゃんが学校を辞めてしまう・・・焦った三十路は思わず「じゃあ、今度の日曜日に○○公園で待ってるから、会おうよ」と言いました。

約束の日。待ち合わせ場所の○○公園に行きました。悪友が心配して様子を見に来ました。そうこうしているうちに、Kちゃんが来ました。
三十路は、今までずっと好きだった事、学校を辞めないでほしいという事など、包み隠さず全て話しました(とうとうやってもうた)。
「明日、電話して」と言って、Kちゃんは行ってしまいました。今思うと、そばに悪友がいた事がいけなかったなぁ・・・と思いますが、当時の三十路はお人よしだったので気づきませんでした。10月半ばの、ポカポカと暖かい日曜日の出来事でした。

翌日、学校から電話しました。
「う~ん、私、先輩のこと諦められないし・・・友達でいようよ」
三十路の脳内で、ガラガラと何かが崩れていくのがわかりました。

しかしその後、意外な展開が待っていました。Kちゃんが学校に来るようになったのです。またしても噂が耳に入って来ました。
「Kちゃん、振られたと思ったのは勘違いで、先輩とうまく行ったからまた学校に来るようになったんだよ」ガビーン・・・。三十路は道化師・・・。

その後、Kちゃんとは気まずくて全く話す事が出来なくなりました。三十路は、自分と同い年の先輩とKちゃんが、ラブラブ状態でバイクで帰るのを複雑な気持ちで見ていました。悪友は「Kのやつ、三十路さんがあんなに心配してくれたのに、挨拶のひとつもなしかよ・・・」と言っていましたが、無理もない・・・と思っていました。自分がKちゃんだったら、きっと同じ行動をとったと思うし・・・。
その頃、三十路の事を見てくれていた女の子がいたことなど、当時の三十路は気づきもしないのでした。

その後数年経って(卒業後ですが)、Kちゃんの噂を聞きました。彼氏が定職につかないから、結婚出来ないとか・・。みんな、いろいろ大変だね・・・。
今頃は結婚して、幸せになっていることでしょう、たぶん。

以上が、三十路の初めての失恋です。(ネタがないからと言って過去の恥ずかしい話を書くのは、ブロガーの資質に欠けているからかも・・・)
三十路の高校生活は総じて、恥ずかしい事ばかりでした。本当はもっと・・(自粛)。
三十路は、大学も夜間部だったので、夕方になると学校のことを今でも懐かしく、ときにはちょっぴりおセンチに思い出すのです。
キモイおっさんですね(爆