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個人事業始めました。[その5]

2015-02-12 06:10:18 | business
えー、お題の「個人事業始めました。[その5]」です。

高松店に配属された私は、まずは店舗の様子を調べてみようと思いました。

とりあえず、応援の店員として、店内で接客をしながら、お客様の入りと店員の行動を観察してみました。
すると、お客様の入りはやはり落ちていました。そこで、店員の行動をみてみると、ある一人の店員が、
店長ではないのに実質的な店舗の運営権限を持っていることがわかりました。

その店員とは、私と以前、仲良くなった店員の方で、その人が社長に内緒で店内の色んな事を変えていたのです。
その上、あるあやしいお客様との付き合いがわかりました。

そのお客様は、関係者以外立ち入り禁止のバックヤードに勝手に入ってきて、その店員と色々と話していました。
その風貌は見るからに派手な格好で、ちょっと普通の人とは違うなと直感したのです。

私は一週間ほど観察して、社長に報告書を提出しました。
社長はもっと詳細が知りたいということで、私に詳細を調べるように依頼してきました。

すると、その社員の人はどうやら、個人的に店舗を利用して、勝手に自分の事務所代わりに店舗を使用していたのです。
社長に無断で、電話回線を契約し、自動販売機を契約し、接客はほとんどしないで、個人の利益を得ていたのでした。
そして、あやしいと思っていたお客様はなんと暴力団の構成員だったのです。

その旨を社長に報告したら、社長は対策として、店内の鍵をまずは全て取り替えて、
その社員が勝手に立ち入りできないようにしたのです。

そして、勝手に契約したもの全てを解約し、暴力団とは付き合わないとの方針を伝えてきました。
その上その社員を辞めさせることにしたのです。

すると、ある日ある事件がそのお店で起こったのです。
なんと、その暴力団構成員が、いかにもヤクザという格好で店内に騒ぎながらやってきました。
「店長を出せ」と私たちを恫喝してきたのです。

そこで、店長のいなかったその店に店長代理で来ていた社員を呼び出して、バックヤードへと入って行ったのでした。
そこでは、店長代理に辞めさせた社員を元に戻せ、と脅してきたのです。
私は、少しの間、その店長代理に対応をお願いして、警察にヤクザがやってきて騒いでいると連絡したのです。
すると、警察官がパトカーでやってきました。

警察官が間に入って、数十分間やり取りをして、ヤクザを追い出すことに成功したのです。
その時にヤクザの一人が私をみて、「お前の名前は覚えた、街で出会ったらタダではすまさない」といって出て行ったのです。
私はその時思った以上に冷静に対処できたことを不思議に思いました。

翌日、その顛末を報告書に書いて、社長に提出しました。
すると社長は私を高松店から私の地元の店舗に異動して、高松店のリニューアル計画を伝えてきたのです。
私は籍は地元の店舗に置きながら、ヘルプで高松店に入ることになりました。

そしてリニューアルをして、セールを行い、対策を立てていたところ、
高松店の近所にパソコン専門店が新規にオープンすることが決まったのです。

社長は結局高松店を閉店することにしました。
そして、地元の店舗を移転オープンすることにしたのです。

続きます。