テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

トップロード仕様のテレキャスター

2021年09月20日 | 楽器
昨日、久しぶりにドラゴンテレキャスの弦交換をした

そのタイミングで弦を『トップロード』に戻したのだ


この仕様は59年前後の僅かな期間で採用されたフェンダーの純正仕様


弦のテンションが弱くなるという仕組みなのだ


ライバルであるレスポールを意識した仕様であることがうかがえる

このギターに関しては好みで『裏通し』も選べる


普通のテレキャスのように使うことも可能

テレキャス弾きの悩みのタネである『オクターブ調整』

それを解決したのがこのサドル

構造は単純だが効果は絶大なのだ

むしろ、色味も含めて純正を超えていると思う

私は好きなのだ



興味ある方はドラゴンの純正サドルを調べてみていただきたい

微妙な部分だが『リテイナー』も異なる


デフォルトではリテイナーがヘッドに直接固定されていた

弦を裏通しにするタイミングで高さ調整のポストを購入した

今回はあえてそのままにしてみた

意外にも1,2弦のテンションに違和感はないように感じる


昨日、久しぶりにエレキを弾いた

アコギと比較して弾き難さを感じた

弦が劣化していたことも影響しているように思える

ストラト、黒テレ、ドラゴンと弾き比べていたのだ

このドラゴンはとにかくロックな音が真骨頂

ピックアップがそういう味付けになっているのだ

初期のツェッペリンを支えた歴史的なギターなのだ

天国への階段のギターソロもこのギターでレコーディングされた

12弦の部分もフェンダーのギターを使ったのだ

ギブソンのダブルネックだと勘違いしている人も多い

ファンにとっては周知の事実なのだ

何となく聴いている層はライブなどの印象が強いと思う

ジョンボーナムが亡くなる直前にレコーディングされた最終アルバムでもテレキャスの使用率は高い

ちなみにドラゴンではない

ドラゴンは色々とあってキャリアの途中で使用を止めたのだ

詳しくは検索してみていただきたい

当ブログの過去記事で説明済みなのだ

ペイジ氏とフェンダーは切れない関係なのだ

ドラゴンテレキャスにはロックな使い方が良く似合う

このギターを使うようになってメキシコ製のフェンダーへの印象が変わった

とにかく仕事が丁寧なのだ

個人的には好印象なのだ

良いギターとダメなギターを見極める部分は多々あるが・・

分かり易い部分としてナットがあげられる


溝の幅や位置はかなりシビアな作業になる

弦落ちを避けるならば溝を内側に集中させれば良い

それでは弦間が狭くなり過ぎて弾き難い

溝切りはブリッジとの関係もある

奥深い作業なのだ

私も過去に色々なギターのナット交換を依頼した

それだけで弾き易さが劇的に向上することも多い

重要なパーツの一つなのだ

重要なパーツといえば、ペグ(マシンヘッド)も外せない


クルーソンタイプながらもヌルッとした質感が心地良い

こういうパーツのチョイスにも抜かりない


弦交換のタイミングで指板にオイルを塗った

使用頻度が低いので良く染み込むのだ

指板がオイルを待っていたような印象を受ける


最近はこのオイルでボディなども磨いてしまう

要するにどの部分に使用しても問題はないのだ

そもそもは保湿というよりは汚れ落としの意味合いが強い

ネックなども割と良い材が使われている印象を受ける

薄いトラ杢が気分を上げる


後期のテレキャスはアルダー材が用いられることも多くなったが・・

やはり、テレキャスにはアッシュ材なのだ


杢目が剥き出しのギターの場合、それぞれに顔が異なる

私は顔を見ないで注文したのだ

行きつけの楽器屋さんでオーダーしたのだ

信じているのだ

フェンダーというブランドに絶大な信頼を寄せている

姉妹ブランドのスクワイア製ですら、良い作りなのだ

手抜きがないギター作りの姿勢に脱帽なのだ

これはペイジ氏も絶賛しているのだ

ドラゴンのコピーモデルをリリースするにあたり、周囲の関係者はオリジナルでの製作を推したようだ

それでは量産も出来ない

一本の単価も上がってしまう

ということで、ペイジ氏が自らこの壮大なプロジェクトをフェンダーに持ち込んだという

世界限定の最初の50本はカスタムショップがリリースした

値段は何と250万円になる

限定というプレミアム感も値段を押し上げているようだ

ペイジ氏の思惑とは異なるということで仕切り直された

その第二弾ということで生産拠点をメキシコ工場に移したのだ

値段の見直しから始めたという

ペイジ氏が所有するギターを貸し出したという

そのギターを立体的にスキャニングすることで生まれたギターなのだ

特に氏はネックの形状とピックアップには拘ったという

度重なるダメ出しの結果としてオリジナルに酷似したピックアップが生まれたという

私もテレキャスを何本か弾いたことがあるが・・

良くも悪くテレキャスの音ではないのだ

太いのだ

歪ませた時に質感が『あの音』なのだ

ヘッドフォンから聞こえる音に身震いすることもある

カッティングというよりは単音のリフが似合う

そんなテレキャスなのだ

その良さを活かす為にはやはりトップロードに戻すべきだと思った

2パックあったダダリオ弦も残りが1パックになった


弦の廃棄の方法も色々ある

私はこんな感じにカットする

以前は弦の真ん中あたりでカットしていた


余談だが・・

このギターはネックを取り外してロッド調整するのだ

調整も難しい

さらに面倒臭い

幸いにもネックが強いのだ

今回もネックが反っていなかった

昨晩はGT-001で音出しテストをしてみた

ストラトの疑似ハムとは違う音の太さと質感を味わった

一本のギターで一生貫くということは究極の理想だが・・・

難しいと感じさせられる

ギターはそれぞれに微妙に違いがあるのだ

ストラトとドラゴンのどちらかを選べと言われても困ってしまう



ストラトはアーム付き・・

それだけでも十分な差別化になっていると思う

同じようなギタータイプのギターを何本も集めることに意味はない

コレクターなのか?

プレイヤーなのか?

自問自答してみると良いと思う

仮に読者の皆さんがプレイヤーならば、『絞り込み』は有効に働くと思う

あえて断捨離することで愛情や情熱が濃くなるのだ

伝わっているだろうか?

「俺にはお前しかいないんだよ~」

という感じだろうか?

ギターを擬人化するのもアレだが・・・

ギターは弾き手の思いに応えてくれると信じているのだ

どんなギターでも応えてくれる

それを感じる前にギターに飽きてしまう

ギターを手放してしまうということも多い

気の長い話だが・・

ギターの見極めは数年単位になると覚悟しておいた方が良いと思う

良いギターほど良さが出るまでに時間がかかる

ストラトも良さに気づくまでに4年くらいかかった

使用頻度と時間軸の微妙な関係性がある

使用頻度が高い黒テレは恐ろしいくらいに良いギターに成長した


廉価なギターも侮れないと思う

廉価なギターが上のクラスのギターを超えることはない

それは事実なのだ

ピックアップを高級品に交換しても超えられない壁がある

ギターには明確な立ち位置と区分が存在する

それなりに高価なギターが存在する意義がそこにはあるのだ

読者の皆さんがどのようなギターをお使いかは知らないが・・

廉価からの卒業を考えているならば即実行した方が良いと思う

満足度は値段と比例する部分もあると思う

練習する意味が感じられると思う

高価なギターを買っても眺めているだけでは上手くならない

当たり前だが・・・

それが理解できない人がいるのも事実

高価なギターを買って果ててしまう人も少なくない

私の知り合いにも意外に多いのだ

ケースから取りだし、壁に飾って悦っているのだ

気持ちは分からなくもないが・・・

私は逆立ちしてもプレイヤーなのだ

音が鳴らないギターならば必要はないと思う

その為の努力は惜しまない

ノイズの軽減処理も地味な改造ながら私には必須

とにかく弾いていて気になる部分やネガを払拭するのが私流

気が付けば、ドラゴンもストラトも配線を弄っているのだ

ノイズはエレキの宿命なのだ

それを克服するのが命題でもある

ヴィンテージのギターではないのだ

量産の配線を高級品に交換することも否定する人はいないと思う

そんな地味な改造に数千円払えるか?

私は払えるのだ

「ノイズも音のうちだよね~」

ヘッドフォンが主体の私には理解できない

まぁ、考え方の違いだと思う

雑用に合間に少し弾いてみたい


アナログな音でもチェックしてみたい



勢いでストラトの弦も交換する予定なのだ

部屋の掃除も弦交換も勢いが大事なのだ

余談だが・・

昨日は掃除の流れの中でルーターの専用置き台を作った

宅内のWi-Fiで電波の受信が悪い理由の一つに設置場所がある

高さが重要だと思う

詳しくは検索してみていただきたい

床置きは絶対にダメなのだ

複数台の機器を同時に使う場合には置き場所を色々と試してみる方が良いと思う

我が家は私を優先に設置しているのだ






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