テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

おNEWのエレアコとストラトでブルースを弾いてみた・・・

2013年02月24日 | 日記
先日、触りだけご紹介したエレアコについて語りたいと思う・・

ギター好きの常連読者のみなさんに早くご紹介したくてウズウズしていたのだ


結果的には楽器店のお兄さんの真似になってしまったが・・

久々に良いギターに出会ったと思う

どんなギターでも気に入らない部分はあると思う


しかしながら今回のエレアコは個人的には文句の付けようがないほど素晴らしいのだ

「こんなに豪華にしちゃって儲けはあるのかな?」

という感想を抱いたのだ


実際のところメーカーは薄利らしい

私の愛器であるアリアに近いコンセプトなのだ


テイラーで腕を磨いた技術スタッフが立ちあげた会社らしい

つまりは『売れるギター』『市場が求めるギター』を知り尽くしているのだ


まだまだ新しいメーカーなので一般ユーザーへの知名度は低いと思う

しかしながらギターの名誉あるコンテストで数々の受賞を果たしている有力株なのだ

興味ある人は是非とも検索していただきたい


どの業界にもいえるが・・

「これから軌道に乗せるぞ!」という会社には勢いがあるように感じる

一方の老舗のメーカーは常に追われる立場というプレッシャーを感じているのだ

二大メーカーであるフェンダーとギブソンもコンセプトの違いで明暗を分けている状況なのだ


話をエレアコに戻そう・・・



”ギターに何を求めるか?”

は人それぞれだと思う


短い付き合いだったミニテイラーに求めたものは『コンパクト』『音色』だった

実際に音色に関しては読み違った為に早々に手放す結果になってしまったのだが・・・


長い人生や音楽ライフに失敗はつきものだと思う

むしろ失敗を恐れ(ケチ?)常に慎重になっている人は結果的に大きな失敗はないが感動も少ないのだ


エレアコとアコギで迷ったのだ

アコギならばマイクで録音するしか手段はない


手持ちのダイナミックマイクでも十分に美しい音が録れることはウクレレで確認済みなのだ

しかしながら、厳密にはコンデンサーマイクには負けるのだ

ノイズ対策の問題はあるものの、もっと良い音があるという事なのだ


一方のエレアコの場合にはプリアンプ内蔵なのでライン録音も可能だという点に惹かれたのだ



一昔前のエレアコのプリアンプはライブで大音量を出す事だけに特化していたようだ

つまりは音を機械的に増幅させる為だけの装置だったのだ


ライブではプリアンプを使い、自宅ではマイクで録音するというのが定番スタイルだったようだ


しかしながら、最近の内蔵プリアンプの性能は劇的に向上しているようだ

しかも、録り音をさらに良い音にする外部プリアンプも充実しているのだ


宅録でもラインだけで済ませてしまう人も多いようだ

マイクを持っていない・・

マイクのセッティングが面倒・・

というネガな理由ではないようだ


ラインで十分にアコギの音が録れる時代になったのだ

各社から色々なプリアンプが販売されているがプリアンプの老舗は『シャドウ製』なのだ

ドイツの老舗メーカーなのだ


私のエレアコにはこのメーカーの特注のプリアンプが内蔵されているのだ

サドル下とボディトップに二つのマイクがセットされているようだ

特に珍しいことではないがメーカーによってはピエゾタイプが一基という場合もあるのだ


購入後に検索するのが癖なのだが・・・

ネットで販売されている同タイプのギターのプリアンプと私が購入したプリアンプは仕様が異なるのだ

こちらはネットで検索したプリアンプなのだ





メーカーは一緒だが形が違うのだ



こちらは私のギタープリアンプなのだ



クロマチックチューナーが標準装備なのだ


現段階ではこの違いについて説明することはできない

詳しくは楽器店のお兄さんに確認してみたいと考えているのだ

いずれにしても逆でなくて良かったと思っているのだ


このチューナーの精度がかなり高いのだ

「これは便利だな~」

という事でコルグのチューナーはウクレレ専用になったのだ


バブルの時代に思い入れがある私の年代は『豪華仕様』に弱いのだ

カップラーメンを食べながらスポーツカーに乗って見栄を張っていた年代なのだ


今回のエレアコにはメーカーの名入りハードケースが付属していた



かなり作りが良いケースなのだ


湿度管理はエレキ以上にシビアなアコギにとって機密性が高いケースは必需品だといえる

”ハードケース付きのギター≒高級ギター・・”

という理由なき発想もバブル時代ならではなのだ


ボディやネック材にも手抜きがない

ボディ表面はスプルースの単板なのだ

ボディバック&サイドはローズウッドは使われているのだ



しかもかなり節が整ったキレイな材なのだ

「まだまだ木材もあるんだなぁ・・」という感じなのだ


ペグはお約束のグローバー製なのだ

しかもゴールドという色に嫌味がない



ペグのツマミの部分をご覧いただきたい

黒っぽく見えると思う

実はツマミもローズウッドなのだ


使いこむほどに手の脂で艶が出るというのが狙いらしい

個人が制作したギターではこのような仕様を見かけた事があるが・・・


メーカー製としては非常に珍しいと思う

普通のグローバーを採用した方が何倍も楽だと思う


フィンガーボードにはポジションマークがない



これだけで初心者を受け入れない気高さを感じるのだ


このシンプルさが高級感をさらに引き立てているのだ

12フレット当たりにメーカーの頭文字だけが埋め込まれているのだ

ちなみに貝殻だとお兄さんが言っていた



次にサウンドホールをご覧いただきたい



本物の貝殻が使われているのだ

高級ギターに良く用いられる『アバロン貝』のインレイなのだ

低価格帯のギターにはプラスチックで雰囲気だけを真似たものがあるが・・・


近づいて眺めてみればギターを知らない人でも区別できるほどの質感の違いなのだ

私が若い頃にもこのようなアコギはあったが完全なるプロ仕様だったのだ


”憧れの貝殻・・”

なのだ


テイラーとも比較してみたのだが・・

テイラーでは300クラス以上から貝殻が使われているようだ

しかもボディ全体がピカピカのオールグロス仕様も高価格帯の300以上なのだ


ナットとサドルは牛骨なのだ

しかもフォークピンの一部にも牛骨を使用しているほどの凝り様なのだ

 

ヘッドもローズウッドで仕上げられている



フレットボードは高級材の代名詞であるエボニーなのだ
 

どこまで贅沢なのだろうか?


カッターウェイ仕様というのも最近のお約束だといえる

各メーカーから色々なモデルが登場しているがやはり立役者はテイラーだと思う

実際の雰囲気と大きさを表現する為にレスポールと並べてみた




純正仕様の12フレット付近の弦高は2.5㎜と比較的低めの設定になっている

私の好みはもう少し低めなのだ

ベビーテイラーに引き続きサドルを加工してみた



今回の削りはかなり慎重な作業になったのだ


ちなみにサドル削りを必要以上に恐れている人がいるが・・・

まったく同じものを注文する事ができるのだ


思い切って作業する事ができるのだ


ベビーテイラーの場合には殺風景なボディ故に後付けでピックガードを取り付けた

今回のギターの場合にはあえて何も貼らない事にしたのだ



テイラー似の大きなくびれとカッターウェイの形状のバランスがとても良いのだ

むしろピックガードは似合わないと思うのだ



私の場合、アコギの場合にはほとんどピックを使用しないのだ

指弾きでアルペジオが弾きたくなってしまうのだ


ストラトやレスポールを抱えると何故だかピックに手が伸びてしまうのだ

何故だろうか?


ちなみに楽器店のお兄さんはクラッシックギター用の透明のフィルムを貼っているそうだ

糊が残らない特殊シートらしい

良くある携帯電話の保護シートのような感じだと思う


”ボディの色焼け・・”

という言葉を聞いた事があるだろうか?


エレキでも経年変化で塗装の色が変色するのだ

木目が剥き出しのアコギの場合にはもっと顕著なのだ


もともとは白かったボディが数十年後に飴色に変色することもあるのだ

色焼けは蛍光灯の光でも起こるのだ


高級ギターを扱う楽器店では蛍光灯に特殊なコーティングをしている場合が多いのだ

ボディの色焼けを防ぐ為なのだ


画像では分かり難いと思うが・・・

私のギターはクリーム色に近い白色なのだ

この色もキレイだがもう少し茶色が入っていても良い気がするのだ

「どうしたら色焼けを早める事ができるかな?」

楽器店のお兄さんは不思議な顔をしているのだ

「日焼けマシーンなんかを照射すれば早いかもしれませんね~」

「ダメですよ~ 今のは冗談ですからね・・ 自然が一番ですよ」


普通の人はどうしたら色焼けを防げるかに苦慮するらしい

私は逆なのだ


まぁ、ボディの色にも好みがあって良いと思うのだ

私のスプルース材ではどんなに色焼けしてもタバコのヤニのような色にはならないようだ


ボディやパーツの説明はこんな感じだろうか?



次は実際の音色の話なのだ

楽器にとって一番重要な部分だといえる


ギターの音をデーターとして録音するには色々なアプローチが考えられる

マイクで録音する方法としてはインターフェイスに直結する方法が一番簡単だと思う

もう一つの方法としては以前から採用しているマルチエフェクターを活用する方法なのだ


ウクレレやベビーではGT-100を使って録音したのだが・・・

今回は久々にzoomG3を引っ張り出してみたのだ



ギターのサウンドホールにマイクを向けてzoomで音色をコントロールするという方法なのだ


一般的にその価格からGT-100の方が高音質だと思われている

しかしながら最新のzoomもなかなか侮れない性能なのだ

前モデルの音色を聴いた(体験した)ことがある人も多いと思う


前のモデルも劇的な性能アップだったが・・

今回の改良は目を見張るものがある


一部にエフェクターに関してはzoomの方が良いと感じることがあるのだ


音作りや操作の面白さという点では圧倒的にGT-100に軍配が上がる

しかしながら、簡単なアプローチで目的のサウンドに到達できるという簡便さではzoomだと思う


幸いにも2台の高性能マルチを所有しているので『使い分け』をしようと考えたのだ

エレキを弾く時にはGT-100

アコギやウクレレの録音ではzoomを使う事にしたのだ

zoomも作り込んだパッチを100個も保存できるのだ


色々な設定を試しては順次保存していくという形になると思う




今回も読者の皆さんに音色をご確認いただく為に音源を用意してみたのだ


ベビーテイラーの時のリベンジという事であえて『マイク録り』に再挑戦してみたのだ



フルサイズのボディなので充分な低音を感じることができるのだ

マイクの向き、距離によっても録音結果が大きく異なるのだ

正解に辿りつくには試行錯誤が必要だと思う


ライン録りの音も録音してみたのだがかなり使える音なのだ

個人的な見解としては『ライン臭さ』がかなり軽減されているのだ


プリアンプの性能の賜物だろうか?

ちなみにマイク録りとライン録りでは微妙にセッティングが異なるのだ

プリアンプで音を増幅させるライン録りではノイズゲートが必須となる



画像左端のエフェクトがzoomのノイズゲートなのだ

Bossでは一種類ですべてをまかなっているのだがzoomでは2種類を選択することができるのだ

しかも詳細な設定を行うことができるのだ


ノイズゲートとリバーブの機能&性能はzoomに軍配が上がる気がするのだ

今回は開放弦の鳴りをご確認いただく為にカポは使用していない



楽器編成だがアコギを2トラック、ストラト、ドラムという感じなのだ

充分に低音が出ている事をご確認いただけると有難い


エレアコは鳴りが悪い・・

カッターウェイは音が痩せる・・・

などと分かったような事を言う人が多いように感じる


このような音の違いが分かるのはプロレベルなのだ

私を含む素人の場合にはフルサイズのアコギの音とミニアコギの音の違いを辛うじて認識できるレベルなのだ


楽器店でも宅録メインの人にはノンプリアンプのアコギを勧める事が多い

「ライブとかするならエレアコですけね・・・」

「自宅ならマイクで録音でしてハウらないし・・」

「特にラインで録音する意味もないと思うんですよね」

このようなアドバイスをする店員さんは『普通の人』なのだ


特に新しい情報を期待する事は無理なのだ

仮に宅録しているとしても常識的な範疇だと推測できる


あえて宅録派にエレアコを勧めるくらいの勢いが欲しいと思う

私も迷ったのだが結果的にはエレアコにして大正解だったと思っているのだ

ライン録りで生々しいアコギの音が再現できるならば、これは鬼に金棒だと思うのだ


マイクセッティングの煩雑な作業からも開放されるし、まったくのノイズレスなのだ

しかもエフェクトの聴き具合もマイク経由の音よりも格段に良いと思える


アコギの音にコーラス、ディレイ、リバーブというのは定番だが・・

かなりトリッキーなエフェクトをかけても面白いと思うのだ


今回も長くなってしまったが・・・

とりあえず、エレアコのマイク録りの音をお聴きいただきたい

 

これからも色々なアイディアを音像として具現化していきたいと考えているのだ


























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