テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

『ラフスケッチ』のような感じの試作曲だよ(^O^)/

2011年06月14日 | 日記
作曲の方法は人それぞれだと思う


私の場合にはギターで曲を作る場合、まずはドラムトラックを打ち込むことが多い

リズムが決まれば自然にリフやコード進行が浮かんでくるのだ

ラテン調のリズムにパーカッションを加えればノリが良い16ビートを刻みたくなってくる

仮オケとは言いながらもドラムセットの選択も意外に重要なのだ


『ラフスケッチ』のような感じでどんどんとテイクを録音していく

もちろんギターはリフもソロもすべてその場の思いつきのアドリブなのだ

何テイクか録音したものをコーヒーなどを飲みながら何度か聴き返してみる


何にも感じない場合には『お蔵入り』なのだ

少しでもものになりそうな場合にはアレンジを考えていく

アレンジの段階では楽器編成も視野に入れながら作業を進めていく事が多い


ちなみに鍵盤の場合にはドラムパートは最小限なのだ

ハイハットとリムショット程度の軽いビートに合わせてコード進行を考えていく


実際のところ、作品に仕上げるには結構な手間暇がかかっている

音楽系の投稿サイトにはどう考えても『素の音』でアップしている人が少なくない

手直しのない作品を『完成品』だと言い張れる人を羨ましく思う事も多々ある


これは性格の問題が大いに関係していると思える

私の場合には中途半端な作品では納得できない

ましてやネットにアップして”耳の肥えている人々”に聴いてもらうならば尚更なのだ


私のブログの常連さんは相当に音楽にうるさいタイプだとお見受けする

女の子が可愛らしく歌っているような音楽を好む人には絶対に好かれない自信がある

何かの間違いで私のブログに迷い込んでも再度訪問する事はないと思える


音楽とは本当に奥深いと感じる

試作の段階では非常にサッパリとした音なのだ

マスタリングでエコーやコンプ、EQなどをかけているうちに原音と程遠くなってしまうことも多い


手をかけた割には成果を感じられないこともある

もちろんマスタリングが成功する場合もある


信じられるのは自分の耳と感性だけなのだ

定期的に楽器店のお兄さんに聴いてもらい客観的なアドバイスをもらう事もある

それを参考に再度ミックスする事もある


ちなみに試作の段階で気に入った曲はネットにアップする事はないが個人的に楽しんでいるのだ

音楽プレーヤーなどに放りこんで通勤や就寝時に聴いている

そこから新たなアイディアが浮かぶことも多い


試作の段階ではコンプやEQなどは一切使用していない

まさに素の音なのだ


作り込んだ作品がCDアルバム的な雰囲気を持っているとするならば試作曲はまさにライブ感覚なのだ

それはそれで良い音だと思えることもある


ソロの弾き間違いなどもリアリティがあって楽しい

実際のソロパートを考える時にはアドリブのフレーズから気に入った部分を抽出する

それを倍のスピードで演奏してみたり、ポジションを変更してみたりと試行錯誤するのだ


完全に煮詰まったソロは数回の練習を経て、本番の録音に至る

その中から出来が良いと思えるパートを採用するという流れで制作している


実際のところ、そんな制作途中ともいえる試作曲が100曲以上ある

1分少々のモノもあるし、延々と10分くらい演奏しているモノもある


今後は完成形の合間に思い付きで試作曲もアップしてみたいと考えている

お化粧をしていない曲に触れるという機会は非常に稀だと思う

この機会に是非ともDAWの面白さを多角的に楽しんでほしいと思う


・・というわけで

早速、試作曲をアップしてみた

実はこの曲は前回アップした『ジプシー』の仮オケになったトラックなのだ

制作の途中で突如、アラビア調のスラップフレーズが舞い降りてきた


このように180度方向転換してしまうこともある

音楽は不思議な世界だと思う


スラップのプルが少々聴こえ難いが低音の迫力はなかなか良いと思う









アコギのシュミレーションを使ったギターオンリーの曲もある

ディレイを活用した一人オーケストラもある(ブライアンメイのような感じかな?)

とにかく、試作の段階では何も考えずに弾きたいように弾いている

それ故に完成品よりも面白い音に仕上がっている事も多いのだ


※長文が苦手な人は直接音楽プレーヤーにジャンプしてね



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいギターとベースの音を聴いてみてね(^O^)/

2011年06月14日 | 日記
ひとつだけ訂正させてほしい

前回の曲名だが『Meaningless War』が正しいのだ

”意味のない争い・・”という意味だった

まったく逆の曲名になってしまった



今回の曲は出来たてホヤホヤの新曲なのだ

日曜日を利用して新しいギターのベースの調整を兼ねて録音してみた

以前にもお話したかもしれないが・・・

曲を作り込むほどに『ロック向きのギター』が欲しかったのだ

アリアプロの黄色いギターにもハムが付いているが求めているパワーが出ない

しかも、アーム付きというのがチューニング狂いの原因になっていた

強いピッキング、数回のアームダウンで微妙に音程が狂ってしまうのだ


これはシンクロナイズドアームの『宿命』だと言われている

ジェフベックのチューニング狂いは有名な話なのだ

ファン達はあのピッチのずれまでも愛してやまない

実は私もそのファンの一人なのだ

要するに大御所ともなれば『味』になる


私レベルでは・・

”単に音程が狂った下手な奴”になってしまう

私が考えるロック向きのギターの要件はピックアップのパワーなのだ


アリアプロのギターに搭載されているダンカン製のピックアップもパワフルだ

しかしながら、その組み合わせに問題がある

フロントハム+ミッドシングル

ミッドシングル+リアハム

が組み合わせの基本なのだ


つまりフロントとリアのハムを同時に鳴らすことができないのだ

アンプ側で音質補正をしてみても納得の太い音が録れない


単体でハムを使う事もあるがフレーズによっては二つのハムを使いたくなることも多々ある

それらの理由からロック色が強い曲を控えていた


不思議なもので抱えたギター&ベースの雰囲気からフレーズや曲が生まれるのだ

軽快な音色のギターならばカッティングがしたくなる

重厚なサウンドのギターならばメタルやハードロックが弾きたくなってくる


楽器を演奏した経験がある人ならばお分かりいただけると思う


行きつけの楽器店のお兄さんに相談した

彼は楽器にもDAWにも精通している達人なのだ

「楽器屋なら普通だろう?」

実は違うのだ


楽器屋さんに勤めていながらコンピューター分野が苦手な人も多い

私の知っている楽器店ではDAWを本格的に楽しんでいる人は5人に1人なのだ

「少々お待ちください・・・」

「担当の者を呼んで参ります」

という感じになってしまうのも納得なのだ


私は彼に予算とサウンドの好みを告げた

私の制作した曲を何十曲も聴いたことがある彼ならば話は早いのだ

好みの音色を知っているのだ


「以前に使っていたアイバニーズの雰囲気がいいんだよね」


これだけで数本のギターを用意してくれた

吟味した結果、4本に絞り込まれた

店頭に並んでいるギターを何十本も弾きまくった挙句、

冷やかしだけで帰ってしまうお客さんも多いようだ

『買うお客』と『買わないお客』が直感で分かってしまうらしい

さすがはプロなのだ


彼が最初に勧めたのはVOXのハムタイプのギターなのだ

音色も物足りないうえ、ネックの握りが私には合わない

悪いと言っているのではない

ギターには弾き手との相性がある

私の好みに合わないだけなのだ


何が?と言われても分からない

心に響く瞬間というか・・閃きがある

アニメやアーティストの影響からルックス重視で購入する人も多いようだ

結局、飽きてしまうのだと思える


体に電気が走るギターに出会った

とにかく私好みなのだ



BC RICHというメーカーをご存じだろうか?

マニアに絶大な支持を受けている通好みの一流メーカーなのだ

若い頃から憧れていたメーカーだった



学生の小遣いで手が出せるような金額ではなかった

最近は一般向けにパーツなどのコストをカットしたモデルもリリースしている


ルックスがとにかくゴージャスなのだ

ヘッドからネック、ボディへの貝殻風の装飾が美しい

画像では分かり難いと思うが単なる赤色ではない

虎目模様なのだ


最大の問題である音色だが最高なのだ(^O^)/

ピックアップには『ロックフィールド』という重厚な音色のピックアップが付いている

ハム+ハムだけにパワフルなピックアップの組み合わせも可能だ

弦を巻きつけるペグも彫刻のような美しさなのだ

グローバー製の精度が高いペグなのだ


ゆるゆるの状態で使っているがまったくチューニングが狂わない

恐ろしく精度が高いパーツ構成なのだ


ちなみに高級ギターの証である『スルーネック』なのだ

構造上仕方がないがとにかく重い

軟弱なギタリストならば1時間のステージで根を上げてしまうだろう


私の場合には問題ない宅録がメインだけに重さも気にならない

むしろ、この重さが嬉しい

ギターの重さはサウンドの太さに直結するのだ

すべてがそうとは言えないかもしれないが・・・


少なくとも軽いギターよりは太く重厚な音がする

ストラトのようなギターにパワーがあるハムを載せ換える人を見かけるが
レスポールのような太い音を期待してはダメなのだ


私のギターは

”重いギターの代名詞であるレスポール”

よりも少々重い気がする


タップスイッチが二つ、ピックアップセレクターと都合三つの切り替えが付いている

タップスイッチはハムとシングルを切り替えるのだが・・・

シングルというような軽い音ではない

むしろ、パワーをカットしたハムのような音色なのだ


この音が気に入ったので今回の曲に採用してみた

ピックアップはフロント+リアのミックスなのだ

共にタップはシングル回路で使用している


もちろん、フルパワーのドンシャリ系も十分に良い音がする

とにかく抱えるとロックサウンドが出したくなる不思議な魅力がある

BCが新たにラインナップに加わった事でアリア(黄色いギター)のアームを元に戻した

やはり、アームのフィーリングも捨て難いと思う

今後はアームのセッティングについても楽しみながら研究していきたいと考えている

店員さんに『ロックナット』を勧められたのだが気乗りしない

最初から付いているペグが高級品だけに外すのも惜しい気がする

こんな悩みも楽しみの一つなのだ





ちなみに数日後にベースも衝動買いしてしまった

普通の人は高額な買い物の後には出費を控えるものだが・・

私の場合にはちょっと違うのだ


勢いがある時に一気に購入に踏み切ってしまう

後の事は楽しんでから考えれば良いと思ってしまうのだ


歴代のギターもすべて衝動買いだった

ネットが普及するようになってからは下調べらしき事はしてみるがむしろ欲しい気持ちを煽ってしまう


欲しいモノが気になって仕事が手に付かないくらいならば買った方が健全だと思う

中年オヤジになってもオモチャ売り場の幼稚園児と大差ない


人生は短いのだ

欲しいモノはすぐに購入して存分に楽しみたい


ベースだが初めてフェンダー製を購入した

フェンダーといっても予算の都合上、『フェンダージャパン』なのだ

USと比較すると値段が指し示すように少々劣るという印象があった



購入して感じたのだが・・・

むしろ、日本製は素晴らしい!


とにかく各パーツの精度が抜群なのだ

ベースの場合、構造上ハイポジションのピッチが曖昧になる事が多い

しかしながら、今回購入した日本製のベースは抜かりない


『ジャズベース』を購入した

選んだのではない10対1の比率で店頭のベースはジャズベなのだ

何でもアニメ『ケイオン』の影響らしい


憧れのマーカスミラーもジャズベを使用しているし私には問題ない

実際のところスラップが得意なベーシストの多くはジャズベを使っている

お兄さんの説明によるとスラップに適した構造らしいのだ


ジャズベの形は良いがピックアップの出力がプレベよりも低いようだ

その辺りをフェンダーも熟知しているようでジャズベにプレジョンを組み合わせたタイプも売られている

形はジャズベでピックアップはプレジョン+ジャズベのミックスバージョンなのだ

まさにスラップに最適な一本なのだ


そのままでも十分なのだが今回は購入と同時にプレベ側のピックアップを交換してもらった

見た目はそのままにさらなるパワーアップを図ったのだ


ボリュームの組み合わせとトーンのコントロールで通常の出力に戻すことも可能なのだ

実はマーカスミラーに憧れて『アクティブ』への改造を考えていたのだが今回は見送った

「アクティブは出力が高いですけど・・ちょっと使い難いですよ」

「パッシブの方が何かと便利だと思いますよ」

興味ある人はアクティブとパッシブの違いをネットで検索してほしい

ジャズベを購入後にzoomのB2で積極的に音作りに励んでいる

マルチ側のイコライザーやコンプで音を潰せば何となく『それっぽい音』になるようだ


今回の曲ではドラム、ベース、ギター、シンセ少々というシンプルな構成にしてみた

むしろ、ベースやギターの音色が際立って聴こえるような気がする

ギターはギンギンな音色にならないように気を付けた

スラップもバチバチ系というよりはメロディ重視のフレーズを組み上げてみた

アラビアンな雰囲気を感じてほしいと思う


今回はちょっと興奮気味に延々と語ってしまった・・

読者の中には私の長~い解説が好きな人もいると信じている

今後はこの三本で思い切って作曲したいと考えている



とにかくアイディアが溢れてくるのだ


      



最終的なマスタリングでアリーナの雰囲気を演出してみた


まだまだ、cubase初期~中期の作品もあるので、そちらもバランス良くアップしていきたい

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする