citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

天罰

2007-02-14 22:18:13 | 日記
今日は何にもしないで終わってしまいました。おかげ様で天罰がくだり、右手中指を負傷しました。久しぶりにもの凄く痛いです。痛さで泣きました。
詳しく状況を説明しても読み返したときに痛いのでやめておきます。
なので、今、キーボードは左手と右手人差し指で入力しています。
絆創膏がいい具合に動きを封じるので、はい。

何もしていない、と打ってしまいましたが本を読みました。
『ひょうたんから空』銀色夏生(著)です。前作の『ミタカ君と私』よりも登場人物が増え、お話も活動的な感じでした。
今回はなんと、離縁したはずの主人公:ナミコの父親が岡田家に戻って来るところから始まります。しかもミタカ君の友達として。
ナミコの父親は愛人と言いますか、奥さんではない他の女性と一緒に暮らしていたものの、突然愛想をつかれてこちらの生活も破綻してしまったのです。
そして戻ってきた時、ナミコの母親が“ひょうたんを植えようと思って”と話したところ、父さんはひょうたんについて色々調べ始め、また新たに夫婦の共同作業が始まるのです。
この母さんがひょうひょうとしていて、明るく面白い人柄が更にパワーアップして描かれています。
肝心のナミコとミタカ君は相変わらずのんびりしています。ナミコが一瞬、クラスメイトの坂本君を好きになりかける場面があるのですが、結局は恋に落ちるまでいたらない辺りが淡い青春を感じさせます。
ナミコの弟:ミサオや友達の瞳ちゃんの恋愛模様もほんのり描かれていていました。丸山君という新しい登場人物はなかなかクセがあって面白いです。
活動的と言ったのは、ナミコ達がハイキングや小旅行に出かける場面があるからです。この場面が(あー、あるあるこういう事)と思わせるので、不思議なのに現実的でした。
ひょうたんは沢山実ります。大小様々な形をしていて、岡田家と周りの友人を思わせます。人の数だけ人生があって、じゃあ自分はどんな人生をこれから送るのだろう…とナミコは考えていました。
少しずつ将来の予想をしつつ、岡田家の構成人数も元に戻り、1日だって同じ日はないのだと平平凡凡な毎日の中で語っている物語でした。

この本を読んでいる時の体勢は、先日購入したお豆腐クッションを枕にして、ミタカ君やナミコのようにごろごろしながらページをめくっていました。
あと1冊銀色作品を借りているので、明々後日以降に読もうかと。
何故明々後日かと言うと、明後日から1泊2日の京都旅行へ行くからです。
明日はササっと更新します。
春一番が西日本でふいたそうで、こちらも白梅紅梅が盛りを迎えようとしています。暖かい春は足早に過ぎて行ってしまいそうです。。。