6月には珍しい台風が上陸したがたいしたことがなく一安心だ。
一昨日はホームコースの練習に行ってきた。このゴルフ場は事業者の主体事業の経営が不調になり倒産して、競売に付されたゴルフ場だ。
コースは濃尾平野の里山の取っ付きに位置し、岐阜市、愛知県一宮市などに一番近く、丘陵コースでアップダウンが少なく、距離も手頃、ホール・バイ・ホールのインターバルも短くご婦人に人気だ。
まともな経営をこつこつやれば名門コースになる条件を備えているものを・・と誰もがいう。
それにハウス前のミドルホールが1ホール分くらいある、広くて長くフラットな地形の練習場が場違いなくらい誠に立派だ。
プロツアーの会場になる近くの名門、岐阜関カントリー倶楽部は、練習場は広いが急斜面を打ち下ろす地形で距離間が分らない、東建多度名古屋カントリー倶楽部は丘陵地の凹部の地形でハウスとの行き来も悪く誠に貧弱だ。
この練習場はお値打ちで2時間1,050円、コースへ出る前に練習すると24球で310円と段違いに料金差がある。打ちっぱなしの2時間練習は野菜収穫駕籠に半分以上も球を入れてくれ、4~500球の試合ボールで2時間では打ち切れない。
残すこともあるし少しタイムオーバーしても次につながるお客は大目に見てくれる。
午後1時半頃スタートする「午後スループレー」の知人夫妻が、これから3人で出ると顔を合わせた。800円引きの料金で最近1人でもカートを出してプレーできる。
レンジは先客が1人いた。5月末日に行った際も先客が1人、そのうち2~3人の客が来た。コンペの知人同士らしく傍若無人で会話がうるさい。
そのうち150ヤードくらい先にマスコットの狐が遊びに来た。隣のアウト最終9番ホールの山際に巣があって親子4匹ほど仲良く暮らしていると、3年ほど前から従業員が云う。
やってきたのは2匹の子狐で、短足でコースを腹が地面にこする様な胴長の体で尾が長いので犬ではないとすぐ分り、マスコットになっている。
端の方で2匹はじゃれあって遊んだ。後から来た馬鹿な客の1人は面白がって子狐を狙って当てようと何発も打った。
そのうちの一発が当ったと喜んでいたが、当った子狐一匹は動かなくなり、心配そうにもう一匹が寄り添って動かない。
当てた馬鹿野郎はさすがに心配して「ツーバウンドだけどなぁ、大丈夫かなぁ」と、長い時間見ていたらそのうち一匹はコースを横切り帰って行って、当てられたもう一匹もようやく動いて遠回りして帰って行った。
面白がって的にしていた輩に、よほど注意しようとしたが、風体がよろしくない3人で、下手なこと云うとキレルタイプと見受けられたので黙っていた。
最近、仲間内でもコンペで天気が悪い、コース管理が悪い、運営が悪いと、愚痴りっぱなしで、ちょっとでも注意すると、逆ギレする馬鹿がいる。
「キレる大人はなぜ増えた」香山リカ著 朝日新書 2008・1月刊 朝日新聞社
が手元にある。