たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

定期検診 診察

2012年03月23日 | 日記

地元医療の中核 岐阜県総合医療センター

昨日は大腸がん定期検診診察日、先週撮ったCTの結果や診察です。

もう慣れてしまって、よもや再発だとか転移だとか告知されるなんて頭から考えません。人間は自分に都合のいいように考える生き物ですね。

20日の仏教講座の講師はすい臓がんは全部切り取っても翌日再発する怖いがんらしい、すい臓がんと言われたら覚悟すべしといっておられた。
すい臓は胃の後ろにあって、作家吉村昭氏に舌癌が見つかり、半年後その治療過程ですい臓がんが見つかったのですが、もう一年後には亡くなったのです。
しかも、舌癌の治療を受けたのが大学病院、CTやMRIは当然撮っていると思うのですが、それでもすい臓がんは見つけ難いのでしょう。

CT検査の結果は「問題ありません」と診断され神仏と医療関係者に感謝します。
主治医の外科の先生には全幅の信頼と尊敬をしています。この先生は親子二代の外科医で父上は別の中核病院の脳外科部長だったと人から聞いています。
ご子息の主治医は地元国立大医学部のご出身で、上背がありスポーツマン・タイプで白衣でスタッフと院内を歩いておられる姿はいかにも外科医と惚れ惚れする。先生のお住まいも私の自宅から左程遠くありません。

私の3年前の大腸手術は金曜日でした。姪が勤める別の地域の病院では金曜日の手術は無いと言っていました。翌日、翌々日は土、日で大事な苦しい日を放っておかれるのかと思ったら、土日の朝も出勤して回診して頂きました。これでは休みがありません。

その時の私の担当看護士は病棟副長さんが担当して下さった。この副長さんが「お医者さんの仕事は傍目で見るより大変な仕事なんです」と言われた。 

肺を手術した夜と数日間は麻酔薬の入ったビンを、ネット袋に入れ紐で首から下げ、薬が蒸発して患部に残されたチューブに直接薬が届く仕組みでこれが助かる。

でもいつの手術でも手術当夜は相当の苦しさです。2時間おきの見守り回診の度に水を所望する。でも飲む事は許されない。うがいして洗面器に吐き出すお世話になる。
こいうとき妻を亡くした不運を嘆く。肺のときはICU(集中治療室)が空いて一晩厄介になりました。頭上に蛍光灯が点きっ放しで、ほぼマンツーマンの看護です。この病院には5~7ベッドくらいある。

主治医とは診察中時に時に短い雑談をする。お父上は現職で市内の病院で一般医で今もご活躍しておられるとか。
今回も、母が108歳にもなって入院中だと話したら、飛騨には高山日赤に3年ほど勤めたことがあるといわれ驚きました。
母がお世話になっている、もう一つのJA系病院は5月に新築移転するが、電子カルテは採用しないらしい。「電子カルテは毎日2時間くらい余分な時間が必要で一長一短です」などと教えてもらった。

甲状腺腫瘍の経過も報告した。「大学病院の耳鼻科の先生は乳頭がんでは無い、濾胞がんか濾胞線腫かの区別は手術しても分らないそうで、大きさは変らず様子見です」、「いい先生でしょう、私の大好きな恩師です」、「気さくで権威ぶらず明晰でいらっしゃるいい先生です」。

術後ほぼ3年経過、次回からのCTは造影剤抜きの単純CTとなると予約してもらった。
ひょっとしたら80歳まで生きられるかな。



  

 


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