いや自分ではなく前隣の家のニャンコ葬だ。市営火葬場入口の民有地にペット霊園がある。
昨日の朝、生け垣越しに前の家の奥さんに「ネコちゃん(名前)は元気なの?」と声をかけたら、「3日に亡くなりました」。死んだのではなく亡くなったと言われた。
「お風呂場のあたりへ来て散歩しようと啼いていたのが聞こえなくなっていた」「この6月で20歳になり、最近は老衰で毎日点滴にお医者に通っていた。あの子には迷惑だっかもしれません」「明日が葬儀でまだ家にいるの。顔を見ると泣けてきて・・」と、ウルウルされた。
ありふれたキジトラ猫だったが、放し飼いは家の中だけで、散歩はリード付きで奥さんが家の周りを1周する日課だった。
このキジトラがここへ越して来たのが15、6年前。ご主人が定年になり千葉からここへ帰ってきて、ご夫婦と猫の3人家族だった。家を建替え工事中は持ってきた物置に猫を残し、毎日エサ遣りと散歩に通ったそうだ。
「もうペットを飼うわけにはいかないね、ペットの方が長生きするから」と言うと「そのとおりです」って、飼う予定はないと言われた。