年間を通して雨が少なく暖かな南カリフォルニアは、
本当に理想的とも思えるような気候だが、大きな落とし穴が・・・・。
アリゾナやネバダ方面から吹き込む、暖かくて乾燥した風が
サンタ・アナ・ウインド(Santa Ana Wind)
消防署はこの風が吹く予報が出るとRed Flag Warningを発令し、
火事に対して最大の注意を促す。
(道幅の狭いHollywood Hill辺りでは消防車が通れるように、
路上駐車が制限されるのでご注意を。)
椰子の木が建ち並び、どこの家にもキレイな芝生の庭、プールがある家も多いが
元々は砂漠。人工的に水を撒いて草木を生やしているわけで、
宅地になっていない所はちょっとした事で直ぐに燃え出してしまう。
大自然の驚異で自然発火することも多いようだが、バーベキューやタバコの火の
不始末や、現実には放火も多い。それも犯人は現役の消防隊員だったり・・。
昨日はこのサンタ・アナ・ウインドが吹いて、我家のガーデン用パラソルが
倒れたりしたので、風の強い日によく使う”Bad Hair Day”を題材にブログを
書こうと思っていたのが、それどころではなくなってきた。
案の定、朝からマリブの火災でTVやラジオはどこのチャンネルでもこの中継。
炎はどこかの政治家が卒業したと嘘をついて日本でも有名になった
ペパーダイン大学の直ぐ前まで迫り、近くに多いセレブの家も危険な状態に。
17ミリオン(約20億円!)で売りに出ていて5ヶ月前に買手が決まり、
今週の金曜日には売却が完了するはずだった有名なお城のような豪邸も全焼。
インタビューに応えていたエージェントの声はさすがに元気がなく、
同業として悔しさがよく分かる。 建物のオーナーは保険があるが、
不動産業者は売買が成立しなければ、一銭にもならない。
こんなニュースを聞きながらダウンタウンで仕事を済ませ、
これから帰宅すると家に電話をすると、何とアーバインでも山火事との事。
アーバインも我家のある南側は開発が進み心配は無いが、
北へ行くと未だ手付かずの原野が広がっている。
既に日が暮れて空の状況が分からないが、近づくにつれて視界が悪くなり
まるで霧の中を走っているよう。
実際に燃えている所とは直線距離にして約10キロ。 間にはフリーウェイもあり
我家は大丈夫と思いながらも、不安が過る。
家に着き車のドアをあけると、物凄い煙の匂い。
直ぐにガレージのドアを閉め、家中の窓が閉まっていることを確認。
幸い我家の方へは火の手は延びず一安心だが、
上の写真は(暗くて夜のようだが)今朝、庭から撮ったもの。
相変わらず燃え続けているようで、不気味な濃い色の煙が朝日を遮る。
そして下の写真。これはNASAの衛星写真。
上が月曜日の午前中で下の写真は今日の物で、延焼の凄さが理解できるはず。
アーバイン周辺まで写っていないのが残念だが
このサイトへ行けば他にも幾つか写真があるのでご覧あれ。
http://earthobservatory.nasa.gov/
サンディエゴ周辺でも大変な騒ぎになっていて、25万人!もに避難命令が出て
ゴーストタウンのようになった町もあり、フリーウェイは大渋滞!
南カリフォルニアで家を買う(借りる)場合は、
山火事危険地域、洪水危険地域、活断層に近い地震多発地域は避けましょう!
詳しくお知りになりたい場合は、お気軽にご連絡下さい。
これらの地域を避けると安心だけではなく、保険も安くなりますよ。
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