王者 アルフォンソ・ゴメス VS 挑戦者 ホセ・ルイス・カスティージョ
ゴメス 5ラウンド終了TKO勝利
考察 ~ゴメス~
以前は荒削りな面と洗練された面が7:3で配合されていたが、
今はその割合が6:4まで来ている。
武骨な打ち合いから主導権を握った打ち合いというか。
コット戦では相手のレベルがあまりにも上だったが、
左のパンチでは右、右のパンチでは左のグローブの置き所が甘く、
また距離に応じず思い切りフォロースルーを効かせていたために
ボディを狙い打たれた。
この試合ではやや前傾の姿勢からゆるいジャブを操り、
相手に打たせながらバックステップと小さな振り抜きのカウンターが生きた。
今後トップ戦線に上り詰めるにはバランスを崩すほどのパンチを打ちながら、
バランスを崩さない体幹の強さが求められる。
揉み合いから一発だけ打ったが、アッパーをサンデーパンチにできれば
大化けしない予感がないでもない。
ただし、このスタイルは生粋のアウトボクサーには容易にボックスされる。
ウェルターという花形階級においては地味なリードパンチが不可欠だからだ。
考察 ~カスティージョ~
打ち合いと辞書で引けばこの男の挿絵が出てくるのではと
思わせるほどの選手も、年輪を重ね、階級を上げていけば
必然的にスタイルも通用しなくなる。
パワー、スピード、若さに象徴されるこれらの要素は
ボクシングの幹を為す(根はメンタル、枝葉は技術)。
キャリアで戦おうとしている浜田氏は評すが、
たとえばそれは相手の入りを誘いながらの中間距離からの
左のアッパーフックであり、
密着した瞬間のレバーブローだったが、
相手はすでにその対応をインプットしていた。
プレスを持ち味にしながら、同じような身長・体重の相手に
容易にプレッシャーを跳ね返されては勝負ができない。
数々の激闘に彩られたプロキャリアも、
同じぐらいにウェイトオーバーを犯しては・・・
引退が報じられているが、それが正解だろう。
ゴメス 5ラウンド終了TKO勝利
考察 ~ゴメス~
以前は荒削りな面と洗練された面が7:3で配合されていたが、
今はその割合が6:4まで来ている。
武骨な打ち合いから主導権を握った打ち合いというか。
コット戦では相手のレベルがあまりにも上だったが、
左のパンチでは右、右のパンチでは左のグローブの置き所が甘く、
また距離に応じず思い切りフォロースルーを効かせていたために
ボディを狙い打たれた。
この試合ではやや前傾の姿勢からゆるいジャブを操り、
相手に打たせながらバックステップと小さな振り抜きのカウンターが生きた。
今後トップ戦線に上り詰めるにはバランスを崩すほどのパンチを打ちながら、
バランスを崩さない体幹の強さが求められる。
揉み合いから一発だけ打ったが、アッパーをサンデーパンチにできれば
大化けしない予感がないでもない。
ただし、このスタイルは生粋のアウトボクサーには容易にボックスされる。
ウェルターという花形階級においては地味なリードパンチが不可欠だからだ。
考察 ~カスティージョ~
打ち合いと辞書で引けばこの男の挿絵が出てくるのではと
思わせるほどの選手も、年輪を重ね、階級を上げていけば
必然的にスタイルも通用しなくなる。
パワー、スピード、若さに象徴されるこれらの要素は
ボクシングの幹を為す(根はメンタル、枝葉は技術)。
キャリアで戦おうとしている浜田氏は評すが、
たとえばそれは相手の入りを誘いながらの中間距離からの
左のアッパーフックであり、
密着した瞬間のレバーブローだったが、
相手はすでにその対応をインプットしていた。
プレスを持ち味にしながら、同じような身長・体重の相手に
容易にプレッシャーを跳ね返されては勝負ができない。
数々の激闘に彩られたプロキャリアも、
同じぐらいにウェイトオーバーを犯しては・・・
引退が報じられているが、それが正解だろう。