内藤 ユナニマスディシジョンで勝利
試合展開
1R
内藤はフットワークを使いつつボディ、側頭部へパンチをこつこつと当てていく。
独特のリズムだ。ジャズでもロックでもない。あえて言えばヒップホップか。
大毅はいつもどおりの亀ガードで顔面へのヒットは許さないものの、手がまったく出ない。
こちらはリズムそのものが存在しない。こんなボクサーは珍しい。
2R
大毅が内藤をロープに詰める場面もあるが、やはり手が出ない。
出たとしても手打ち。これではダメージを与えられない。
内藤は左右のフックをひっかけながらリングを円く使っていく。ストレートがボディにヒッする。
3R
内藤が大毅の押し相撲を押し返していく。
中間距離から飛び込んでの左のダブルやショートパンチが効果的。
大毅は相変わらず手が出ない。得意のはずのクロースレンジも内藤に支配されている。
内藤が右目尻をカットするもこれはバッティング。2分24秒時点での両者の仕草を見れば分かる。
しかし、オフィシャルはこれをヒッティングによるものと判断。
4R
内藤が左を伸ばして距離を生む。中間距離は完全に内藤のもの
回転の速いフックとダッキングで亀田に有効打を許さない。
亀田は内藤を押し込むものの、それだけ。やはり手数が足りない。
公式採点の途中発表は40-36、39-37、39-37で三者とも内藤を支持。
5R
大毅、やや手数が出るようになったものの腰も肩もまわらない手打ち。
中間距離での大毅の左フックが面白いように空を切る。押し込まれる内藤はクリンチで対処。
左右のフックを大毅の顔面、ボディへと的確に当てていく。
6R
内藤はフェイントを交えつつフック主体で攻める。亀田は相変わらず手が出せず、
ロープに追い込むだけの展開。内藤をあっさり脱出させすぎている。
ガードを上げすぎて相手の動きが見えていない。
7R
前進する大毅、距離をとる内藤。打ち合いでは内藤の的確さが大きく上回る。
大毅のパンチは総じてナックルが返っていない。頭を低く突っ込んでくる大毅に内藤がエキサイト。
8R
相撲かと思えるほどの頭の擦り付けあい。近距離でも内藤のパンチは的確に大毅を捉えている。
大毅は押し込んでから連打を繰り出すが、やはり手打ち。ローブローも混じっている。
これではダメージも与えられないし、ジャッジへのアピールもできない。
公式採点の途中発表は78-74、79-73、79-73で三者とも内藤を支持。
9R
大毅は頭をぶつけすぎ。そりゃ内藤もエキサイトするわ。
内藤が牽制の左から右ストレートで中間距離をコントロール。
頭に血が上った大毅が内藤を投げ飛ばす。ここからは喧嘩マッチ。
両者もつれ合って倒れたところで内藤が大毅の後頭部に一発お見舞い。
当然、内藤に対して減点1。大毅はここで手数出せればいいのだが、やはり出ない。
10R
足を止めての打ち合いに押し相撲。大毅、かなりスタミナをロスしているようだ。
体全体に力が感じられない。かなり上体がアップライトになっている。
両者ともに手が出ないが、一発一発の的確さでは内藤が明らかに上。
11R
大毅、完全にガス欠。背中が思いっきり丸まっている。
中間距離ではアップライトになりすぎている。
内藤はダッキングからの左右フック、ワン・ツー・スリーを繰り出していく。
リング中央でクリンチ合戦の様相を呈するが、内藤が歩いて大毅を押し込むようになってきた。
12R
意を決したように大毅が左フックを再三振るうも虚しく空を切る。
自分の武器の射程距離が分かっていない。
大毅が内藤を押し倒し、レスリング行為で減点1。また投げる。さらに減点2。
失格負け狙いか?アストライドポジションからパンチを振るう内藤をまたも投げる大毅。
今度は内藤がお返しのタックル。もう何が何やら。
大毅、押し込むだけで内藤のパンチを為す術なく喰らうのみ。
12R判定 117-107、117-107、116-108で内藤が圧勝
総評
中継は音声なし、録画は音声ありで観たが、解説と実況が滅茶苦茶だ。
試合内容もとても世界タイトルマッチとは言えない。
もちろんそれは亀田大毅の技術不足からくるもの。
イーグルVS八重樫、ミハレスVS菊井、ムニョスVS相澤並みのミスマッチだ。
この試合を見る限り大毅は日本の下位ランカーレベルということが分かる。
12R初体験だからか減量の影響かは分からないが、そもそも体力不足。
さらにガードを固め過ぎ、ボディワーク無さ過ぎ。
兄貴と同様に顔面を打たれるのを怖がっているとしか思えない。
上半身も下半身もガチガチだからパンチ力(かなり疑問だが)が活かせない。
本来の階級はスーパーフライということだが、
ミハレスとやればなぶり殺し、ムニョスとやれば瞬殺されるだろう。
試合中さんざん首を傾げていたが、勝てると思っていたのか?
当たれば倒れる、押せば退く、と信じていたとすれば相当におめでたい。
内藤は見た限りでは固さはなかったものの、気負いすぎだ。
まあ、それもむべなるかな。あれだけ侮辱されれば、ね。
KOはできなかったものの大毅をたこ殴りにしての勝利。
おめでとう。
試合展開
1R
内藤はフットワークを使いつつボディ、側頭部へパンチをこつこつと当てていく。
独特のリズムだ。ジャズでもロックでもない。あえて言えばヒップホップか。
大毅はいつもどおりの亀ガードで顔面へのヒットは許さないものの、手がまったく出ない。
こちらはリズムそのものが存在しない。こんなボクサーは珍しい。
2R
大毅が内藤をロープに詰める場面もあるが、やはり手が出ない。
出たとしても手打ち。これではダメージを与えられない。
内藤は左右のフックをひっかけながらリングを円く使っていく。ストレートがボディにヒッする。
3R
内藤が大毅の押し相撲を押し返していく。
中間距離から飛び込んでの左のダブルやショートパンチが効果的。
大毅は相変わらず手が出ない。得意のはずのクロースレンジも内藤に支配されている。
内藤が右目尻をカットするもこれはバッティング。2分24秒時点での両者の仕草を見れば分かる。
しかし、オフィシャルはこれをヒッティングによるものと判断。
4R
内藤が左を伸ばして距離を生む。中間距離は完全に内藤のもの
回転の速いフックとダッキングで亀田に有効打を許さない。
亀田は内藤を押し込むものの、それだけ。やはり手数が足りない。
公式採点の途中発表は40-36、39-37、39-37で三者とも内藤を支持。
5R
大毅、やや手数が出るようになったものの腰も肩もまわらない手打ち。
中間距離での大毅の左フックが面白いように空を切る。押し込まれる内藤はクリンチで対処。
左右のフックを大毅の顔面、ボディへと的確に当てていく。
6R
内藤はフェイントを交えつつフック主体で攻める。亀田は相変わらず手が出せず、
ロープに追い込むだけの展開。内藤をあっさり脱出させすぎている。
ガードを上げすぎて相手の動きが見えていない。
7R
前進する大毅、距離をとる内藤。打ち合いでは内藤の的確さが大きく上回る。
大毅のパンチは総じてナックルが返っていない。頭を低く突っ込んでくる大毅に内藤がエキサイト。
8R
相撲かと思えるほどの頭の擦り付けあい。近距離でも内藤のパンチは的確に大毅を捉えている。
大毅は押し込んでから連打を繰り出すが、やはり手打ち。ローブローも混じっている。
これではダメージも与えられないし、ジャッジへのアピールもできない。
公式採点の途中発表は78-74、79-73、79-73で三者とも内藤を支持。
9R
大毅は頭をぶつけすぎ。そりゃ内藤もエキサイトするわ。
内藤が牽制の左から右ストレートで中間距離をコントロール。
頭に血が上った大毅が内藤を投げ飛ばす。ここからは喧嘩マッチ。
両者もつれ合って倒れたところで内藤が大毅の後頭部に一発お見舞い。
当然、内藤に対して減点1。大毅はここで手数出せればいいのだが、やはり出ない。
10R
足を止めての打ち合いに押し相撲。大毅、かなりスタミナをロスしているようだ。
体全体に力が感じられない。かなり上体がアップライトになっている。
両者ともに手が出ないが、一発一発の的確さでは内藤が明らかに上。
11R
大毅、完全にガス欠。背中が思いっきり丸まっている。
中間距離ではアップライトになりすぎている。
内藤はダッキングからの左右フック、ワン・ツー・スリーを繰り出していく。
リング中央でクリンチ合戦の様相を呈するが、内藤が歩いて大毅を押し込むようになってきた。
12R
意を決したように大毅が左フックを再三振るうも虚しく空を切る。
自分の武器の射程距離が分かっていない。
大毅が内藤を押し倒し、レスリング行為で減点1。また投げる。さらに減点2。
失格負け狙いか?アストライドポジションからパンチを振るう内藤をまたも投げる大毅。
今度は内藤がお返しのタックル。もう何が何やら。
大毅、押し込むだけで内藤のパンチを為す術なく喰らうのみ。
12R判定 117-107、117-107、116-108で内藤が圧勝
総評
中継は音声なし、録画は音声ありで観たが、解説と実況が滅茶苦茶だ。
試合内容もとても世界タイトルマッチとは言えない。
もちろんそれは亀田大毅の技術不足からくるもの。
イーグルVS八重樫、ミハレスVS菊井、ムニョスVS相澤並みのミスマッチだ。
この試合を見る限り大毅は日本の下位ランカーレベルということが分かる。
12R初体験だからか減量の影響かは分からないが、そもそも体力不足。
さらにガードを固め過ぎ、ボディワーク無さ過ぎ。
兄貴と同様に顔面を打たれるのを怖がっているとしか思えない。
上半身も下半身もガチガチだからパンチ力(かなり疑問だが)が活かせない。
本来の階級はスーパーフライということだが、
ミハレスとやればなぶり殺し、ムニョスとやれば瞬殺されるだろう。
試合中さんざん首を傾げていたが、勝てると思っていたのか?
当たれば倒れる、押せば退く、と信じていたとすれば相当におめでたい。
内藤は見た限りでは固さはなかったものの、気負いすぎだ。
まあ、それもむべなるかな。あれだけ侮辱されれば、ね。
KOはできなかったものの大毅をたこ殴りにしての勝利。
おめでとう。
フィジカルの強さはあるが、スタミナがない。
負けん気の強さはあるが、根気がない。
ある意味で天性のものに恵まれているのに、
技術が全くないという可哀想なボクサー。
正しいトレーニングを積めば日本タイトルは
取れると思うんですがねえ。