アリ 14ラウンド終了TKO勝利
NHK-BSHiで特集番組が放送されたが、
このおかげで当時の情勢をつぶさに知ることができた。
ボクシングは娯楽でありスポーツでありながら、
同時に宗教、経済、政治、戦争の象徴でもあったのだとあらためて知る。
Smoking Joeのタフネスには恐れ入った。
フィジカルとメンタルの両面で、だ。
幕ノ内一歩がヘビー級になるとああなるのかな。
アリのシャープなmaneuverにも目を奪われたが、
このラバーマッチの当時の一番の見所は”どちらが勝つのか”だったのだろう。
ボクシング(に限らず)はスポーツは勝敗が物を言うが、
ボクシングほどその点を注目されるスポーツもないだろう。
というのは、ボクシングは複雑な社会情勢を反映しやすいスポーツだからだ。
アリの良心的兵役拒否、試合前のパフォーマンス、人種差別問題、友情と憎悪などの
諸々の要素がこの試合に込められていたからだ。
日本では徳山昌守がその高い技術が称賛されず、地味な試合運びと国籍問題だけで
不当な評価を受けていたのはその悪い例だと言えよう。
過去には白井義男が日本人初の世界王者となった時に、
「日本でもアメリカに勝てるのだ」という良い意味での光明が社会に与えられた。
プロ野球は「アメリカに勝つ」をお題目に発足し、それが正式に成し遂げられたのは
80年以上も経過しての第一回WBC大会(この名称は何とか…なるわけないか)。
サッカー日本代表がW杯で優勝するのにもおそらく同程度の星霜が必要だろう。
いかにボクシングが夢を託しやすい、または夢を与えられやすい競技であるか分かる気がする。
日本のボクシング人気は一部を除いて芳しくないが、
ボクサーはそこにボクシングがある限り生まれ続ける。
20世紀最高のスポーツ選手は?と問われればモハメド・アリを挙げる人も多いだろう。
私が選ぶなら、モハメド・アリ、マイク・タイソン、マイケル・ジョーダン、
ベーブ・ルース、マルチナ・ナブラチロワ、ジョン・マッケンローあたりかな。
それでもスポーツという枠を超越して世界に影響を及ぼしたのはモハメド・アリだけか。
親父は今でもアリをカシアス・クレイと呼び続けている。
そういうある意味で頑固なファンが存在し続けていることのポイントも高い。
そうそう、マニラでのインタビュー場面でRonnie Nathanielszが登場してた。
ちょっと前までこの人と丁々発止のやり取りをしてたと思うと感慨深かったな。
残念ながら(?)、今は少し記事の論調が丸くなってしまったが。
NHK-BSHiで特集番組が放送されたが、
このおかげで当時の情勢をつぶさに知ることができた。
ボクシングは娯楽でありスポーツでありながら、
同時に宗教、経済、政治、戦争の象徴でもあったのだとあらためて知る。
Smoking Joeのタフネスには恐れ入った。
フィジカルとメンタルの両面で、だ。
幕ノ内一歩がヘビー級になるとああなるのかな。
アリのシャープなmaneuverにも目を奪われたが、
このラバーマッチの当時の一番の見所は”どちらが勝つのか”だったのだろう。
ボクシング(に限らず)はスポーツは勝敗が物を言うが、
ボクシングほどその点を注目されるスポーツもないだろう。
というのは、ボクシングは複雑な社会情勢を反映しやすいスポーツだからだ。
アリの良心的兵役拒否、試合前のパフォーマンス、人種差別問題、友情と憎悪などの
諸々の要素がこの試合に込められていたからだ。
日本では徳山昌守がその高い技術が称賛されず、地味な試合運びと国籍問題だけで
不当な評価を受けていたのはその悪い例だと言えよう。
過去には白井義男が日本人初の世界王者となった時に、
「日本でもアメリカに勝てるのだ」という良い意味での光明が社会に与えられた。
プロ野球は「アメリカに勝つ」をお題目に発足し、それが正式に成し遂げられたのは
80年以上も経過しての第一回WBC大会(この名称は何とか…なるわけないか)。
サッカー日本代表がW杯で優勝するのにもおそらく同程度の星霜が必要だろう。
いかにボクシングが夢を託しやすい、または夢を与えられやすい競技であるか分かる気がする。
日本のボクシング人気は一部を除いて芳しくないが、
ボクサーはそこにボクシングがある限り生まれ続ける。
20世紀最高のスポーツ選手は?と問われればモハメド・アリを挙げる人も多いだろう。
私が選ぶなら、モハメド・アリ、マイク・タイソン、マイケル・ジョーダン、
ベーブ・ルース、マルチナ・ナブラチロワ、ジョン・マッケンローあたりかな。
それでもスポーツという枠を超越して世界に影響を及ぼしたのはモハメド・アリだけか。
親父は今でもアリをカシアス・クレイと呼び続けている。
そういうある意味で頑固なファンが存在し続けていることのポイントも高い。
そうそう、マニラでのインタビュー場面でRonnie Nathanielszが登場してた。
ちょっと前までこの人と丁々発止のやり取りをしてたと思うと感慨深かったな。
残念ながら(?)、今は少し記事の論調が丸くなってしまったが。
それがとても残念なところです!しかしバスケットやボクシングや野球に惜しみないお金つぎこみパッキャオ選手やイチロー選手のように実力のあるアジア選手にも敬意を表するすばらしところがあります!
ヨーロッパのかたたちはサッカーでゆうとワールドカップなどになると国をあげてもりあげてきます!そのかわり歴史と文化が先行してアジアの選手が仲間入りすることにかなり抵抗があるような感じがします!
ヨーロッパサッカーのファンでありながらここ一年でボクシングファンになったばかりですいません・・ オバマ大統領の就任式で招待されていたモハメド・アリの姿を見たとき時代が変わりアリが偉大ボクサーとゆうことを大きく感じました!金メダルを川に投げ捨て人種差別に真っ向から立ち向かい名前を変えて社会と戦った偉大なスポーツ選手ですね!
長くなってすいませんでした!
直近のTranslated Boxing Newsでも触れていますが、ボクシングは社会の縮図のスポーツです。そのようなスポーツであるがゆえに、サッカーのようなコテコテの疑似戦争(イギリスVSアルゼンチンなどはフォークランド紛争の続きですね。最近はスペインとポルトガルもきな臭い)ではなく時にユーモラスな一面も見せますね。イディ・アミン大統領がとある国際会議で対立国の大統領に、「戦争する必要はない。貴様と俺でリングの中で決着をつけよう」と啖呵を切れたのも、彼が元ボクサーだったからでしょう。他のスポーツだとこうはいきません。とかく物騒で野蛮だと見られがちなボクシングですが、実は豊かな歴史と伝統と文化が奥底に隠されているのですね。