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BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

NABA・NABO北米・WBC米大陸ウェルター級タイトルマッチ

2011-05-17 19:35:18 | Boxing
王者 マイク・ジョーンズ VS 挑戦者 ヘスス・ソト・カラス

ジョーンズ 判定勝利

考察 ~ジョーンズ~

ある年代以上になるとMJと言えばマイケル・ジョーダンのこと。
WOWOWでエキサイトマッチのみならずNBAを観てきたファンなら
なおさらだろう。
日本的な意味での名前負けという表現や概念がアメリカにもあるのかどうかは
知らないのだが、それはニックネームに関する日米の概念の違いにあるのだろう。
ゲームプランはシンプル。
ジャブは連打、コンビネーションは3発まで。
ミドルレンジを維持する。
打ち終わりにかぶせられる左フックにはブロック、スウェー、バックステップ。
ボクシングをroutine workにしてしまっても結構戦えてしまうことを証明した。
特にブロッキングはカウンター的で、パンチに反応するというよりは
自身と相手の体勢に呼応して組み上げている感がある。
素質も才能もあるように見えるが、現時点ではスター候補のまま終わる予感がする。


考察 ~カラス~

toughnessとtenacityで鳴らすメキシカンも、打ち合いにならなけれな
自身の長所は生かせない。
スピードと正確性が要求される現代ボクシングにおいてはトラッドともいえるスタイルだが、
それでもこのようなメキシカンの勇猛さには感嘆させられる。
左アッパーと左ボディを機軸にした攻めのためには
距離を詰めることが不可欠になるが、
それを徹底的に拒否されたときに打つ手に欠けた。
前進の意志において日本人ボクサーも負けず劣らずのものを見せることは多いが、
それを素直に称賛できないのは彼らに神風と見るからなのか。

マルガリートの網膜剥離の判明により暗礁に乗り上げたコットとのリマッチも、
もし実現するとすれば、このような試合展開になっていたかもしれない。

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