BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

67.5kg契約12回戦 オスカー・デラ・ホーヤVSスティーブ・フォーブス

2008-05-05 18:16:58 | Boxing
デラ・ホーヤ ユナニマスディシジョンで勝利

デラ・ホーヤ自身はone of the tuneup fightsではないと語っていたが、
どう見ても調整試合だった。
ただ、フォーブスを仮想メイウェザーと考えていたかどうかは疑問。
あくまでウェルターの一歩手前で今の自分がどれぐらい動けるかの確認だろう。
12ラウンド通じて、特に左ジャブを中心に手数は出せた。
KOを狙っていたかもしれないが、相手が「倒されさえしなければいい」と
考えていたこともあり、叶わなかった。
フォーブスのパンチの軽さでガードがおろそかになったのか、
それとも右アッパーをぶち込むプランでもあったのか、
右グローブの位置がやけに中途半端だったな。
足自体は結構動いていたが、Sフェザー上がりを追い詰めるほどではなかった。
ただ、パワーの差、プレッシャーの差は歴然で、
これは前戦同様、メイウェザーにも通用すると見る。
けど、メイはもうコーナー、ロープには捕まらないだろうし、
たとえウェルターリミットで試合したとしても
stand and fightに応じるとは考えにくい。
ハンドスピードとクイックネスの差を存分に活かして明確な判定を狙うだろう。
このままではデラ・ホーヤは前回よりもさらに明確にメイウェザーに敗れる。

しかし、デラ・ホーヤにしてみればこんな底の浅い分析などとっくに済んでいるはずで、
何らかのプランを必ず立ててくるはずだ。
ハットンのような突進戦術はよもや取るまい。
バルガスを鮮やかに葬ったときのコンディションを整えられれば、
戦略次第でいくらでも勝ちは見込める。
メイウェザーSr.などを絡めた心理戦なども仕掛けてくるだろう。
今から楽しみだ。

PS
それにしてもスターは何故スターなのか。
衰えた姿は見たくないと思いつつ、見てしまう。
ロイ・ジョーンズやティトとデラ・ホーヤは何が違うのか。
それが理解できればボクシングを見る必要はないだろう。
一瞬の煌めき・・・
いつ生まれてくるか定かではないそれを見逃さないために
明日も我々はボクシングを見る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿