ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

夏は花火

2007-07-26 08:08:20 | ブログ

 毎年この時期になると、近くの豊平川の河畔で大きな爆音と共に花火が夜空を焦がす。何しろ近いものだから、家の前の道路に出ると高く上がる花火を見ることができる。2、3年前だったか、現場近くの橋の袂で見たことがあるが、ずしんと腹に響く豪快なものだ。河畔の芝生は人でうずまっていて、多くの浴衣姿も見られた。先日友人が北海道神宮で開かれた「薪能」をみました、というメールをもらった。さぞ幽玄の世界に誘われたことだろう。

 北海道の夏は短い。子どもたちは昨日から夏休みに入り、8月の中旬にはもう2学期が始まる。つかの間の休みに急いで何もかも「夏」という味わいをくるんでしまう。ここに住むものは、この時期だけは急いで刻が走る。走り去った後、やれやれ、もう冬が近くなってくるんだなあと、いささか気持ちがうつむき加減になる。そんなことを繰り返しながら、それでもいつも変らないのは、どんなに暑くても吹く風は爽やかだ。心地よい。

 今日もどこかの新聞社が花火を予定している。淡いブルーに彩られた空に夜の帳が下りるころ、ドーンとはじまるのだろう。今朝の雲は少し高くなったような気がする。これから友人とスケッチ旅行をする計画だ。帰りは花火見学の人で街はにぎわうことだろう。何でもいい。元気でいることは素晴らしいことだ。

 やさしいタイガー


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