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自己権威が発展を妨げる

2007-12-18 21:56:29 | ブログ

 今日ぼくが所属している団体で「献体について」という日ごろあまり聞かない話題を専門家から伺いました。簡単に言えば生きている間に自分の肉体のすべてを医学に役立ててほしいという気持ちで病院に登録することなのです。献体を申し出た方々は自分の遺体(cadaver)が技術においても人間的にも優れた医師になってもらうことを願って申し出られていると思うのです。

 ところがここに大きな壁があるようです。それは所轄官庁の役人の旧態依然とした緩慢な反応と不勉強、もうひとつは医師の間でスパークする保守的な体質の火花にあるように見えます。前例主義に立つ役人たちは冒険を嫌います。責任を取りたくないからだとぼくは思います。またぼくたちはそうした批判をすると、後でしっぺ返しが来ると思う弱腰にも原因があるようです。

 先進国と自認する日本、改革や挑戦を嫌い、現状に甘んじる体質が多分先進社会から取り残されていく要因になるのではないかと未来を案じる一人です。権威者ほど心を開かないものだとしみじみ思ったスピーチでした。

おこっているタイガー


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