今朝の神戸新聞にこんな記事が。
『喫茶店の水』(左右社刊)という本のこと。
喫茶店で席に着くと先ず出される「お冷やグラス」の写真集。
こんなものに焦点を当てた写真集なんて初めてでしょう。
わたしの詩集『喫茶・輪』(今村欣史著・2011年発行)です。
この中に、グラスが登場する詩が3篇あります。
「グラス」
水が空になると
氷はグラスの中で
カランとひとつ
音を立てる。
「アイスキューブ」
浮かべるだけで
グラスは輝きを増す
わたしにも
もう一個ください。
「満席」
「どうぞごゆっくり」と言って
お冷やグラスを取り換える
しばらくして
灰皿を取り換える
もう一度「ごゆっくり」と言う。
店をやっていた頃が懐かしいです。
ところで写真集『喫茶店の水』ですが、2860円とのこと。どうしようかなあ?