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大石順教尼の言葉

2024-07-26 08:43:57 | 出久根達郎さん
出久根達郎さんの『随筆 人に麗句あり』(藤吾堂出版・2024年7月31日刊)の中に素晴らしい言葉がありました。
「大石順教尼」の項。
順教尼さんは幼い時に両腕を義父に日本刀で切り落とされた人。後年、口で絵を描き字を書いた人。
ある時、人にこんなことを訊かれた。
「何でも自分でされるというが、お手洗いはどうされるのか」
順教尼は「あなたが両手を切ってきたら教えてあげる」と笑って答えた。
これ強烈ですね。胸のすくような。「笑って」が肝要。
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