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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

手皮さんが

2025-01-06 22:49:44 | 

今日届いたハガキに驚き。

鳥取の詩人、手皮小四郎さんが昨年9月16日にお亡くなりになっていたと夫人から。

手皮さんとは電話で一度お話しをしたことはありましたが、お会いしたことはなく書簡で親しくご交誼を頂いていたのでした。

わたしと同い年でもあり、共感することも多かったのです。

最後に頂いた書簡は、昨年8月5日のハガキでした。

拙著『湯気の向こうから』への感想文。

よほど体調が良くなかったのでしょう。本来の筆跡より大分衰えておられます。修正箇所もいっぱいあります。そんな中でお便りをくださったのでした。

ああ、手皮さん、一度お会いしたかったです。

ありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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梵字のこと

2025-01-06 14:07:31 | 本・雑誌

必要があって読んでいる。

『ひょうごの野の書』(村上翔雲著・神戸新聞出版センター刊・昭和58年)。

名著です。しかしネットの古書価格は非情に安い。わたしはこの本が不当に扱われている気がしてしまう。

「書」に興味のある人、必携の書です。

其の中に梵字に関するページが。

わたし梵字のことは全く分かりません。

この写真の梵字、「上が阿弥陀仏、左が至誠、右が観音を表しており、いわゆる阿弥陀三尊と呼ばれるものである」と。

そうだったのか!

で、うちの隣の地蔵さんの境内の無縁碑。

ここの梵字は?と見に行ってみると、

正に「阿弥陀三尊」でした。

毎日毎日、知らずに手を合わせていたのでした。

高校一ヶ月中退という学歴の自分の浅学はよくわかっております。しかし、それを恥じるということはありません。

でも、残念に思うことはあります。今まで知らなかったのが、です。

そこで思い出したのが、拙著『触媒のうた』について、ある人がネットに上げた文章があります。

《90歳を超える神戸の文学者宮崎修二朗は著書も多いが、喫茶店主で詩人の著者が話を聞いて連載したもの。足立巻一、柳田国男、谷崎潤一郎、富田砕花などの話が出てくる。「ですねえ」といった文体が気になるのと、宮崎、富田などが名誉欲がないというのが激しすぎて気になる。あと驚いたのが宮崎が「断簡零墨」と言ったのを、著者が難しい言葉だと辞書で調べたというところ。》

この文章には少々悔しい思いをしました。「断簡零墨」と言う言葉を知らなかったことは恥ずかしいとは思いませんが、それを「そんなことも知らないのか?この著者は」と馬鹿にされた気がして悔しかったのでした。

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唱和39年2月25日の写真から

2025-01-06 09:45:35 | 懐かしい話

昨日出てきた古い写真5枚のうちの一枚。

懐かしい写真です。道はまだ舗装されていません。

これをじっと見ているといろんなことが思い出されてきます。

うちの隣に白髪さんという家があって、おばちゃんが屋台のたこ焼き屋さんをしておられました。

その屋台が写っています。この屋台だけでも実に多くのエピソードが語れます。

昔のことは覚えているんですね。鮮やかに。最近のことは忘れるのに。

左側にお地蔵さんの塀の破れたのが写ってます。これ、入り口ではありません。これに関しても面白いエピソードが。

そこからチラリと見える向こうの景色にもまたエピソードがあります。

まだ二階建ての家が一軒しか見えません。

突き当りの建物は祖浜さんという家、ではなく、ご主人が社長をなさっていた工務店の作業場です。居宅はこの左にあるのですが写っていません。

そのほか、たったこれだけの小さな写真から語ればきりがありません。

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今年初の文芸欄

2025-01-06 08:47:04 | 文芸

今朝の神戸新聞文芸欄。

「選者新春詠」欄があって時里さんの詩も。

 いいですねえ。時里さんの現代詩はレベルが高く、わたしには難しいのですが、これはわたしにも響きます。

そうですか、高校生のときに。昭和45年ならわたしは27歳。まだ独身で米屋を頑張っていた頃。あの頃の米屋は忙しかったですからね。詩どころではなかったです。といえば詩を軽く言ってるみたいですが、そのころのわたしの本心です。あっ、そうだ!後に井上靖の詩「人生」に出合ったのが米屋をしていた昭和58年頃だった。

特選詩の「心の栄養素」(槇本大将作)がいいですね。その視点が新鮮。一見理屈のようで理屈でない。感性の詩といえるでしょう。

川柳の部の特選に島村美津子さん。

今年わたしに来た島村さんの年賀状と共に。

島村さん、たしか93、4歳になられるはず。「どこからが余命だったか昼の月」なんて、島村さんだから素晴らしい。まったく嫌みがありません。作為が感じられません。

その島村美津子さんのこと「KOBECCO」に書かせていただいたことがあります。

そういえば、昨年秋に「さくらFM」のスタジオでお会いしたのでした。すこぶるお元気な高齢女性です。

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