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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『西宮懐古写真集』

2018-11-03 18:03:06 | 本・雑誌
「街の草」さんで入手した本、『明治・大正・昭和 西宮懐古写真集』(西宮文化協会・昭和50年刊)。



西宮の最も古い写真集だと思います。わたしほかにも西宮の写真集何冊か持ってますが、これは無かったのです。

知っている写真もたくさんありますが、初めて見る写真も。
しかもそれが、わたしにとって興味深いもので。
まあ、初めて見る、自分に多少とも関係のある写真はみな貴重と思うものなのでしょうが。
その「あとがき」にまた驚かされました。
堀内泠さんが書いておられます。
堀内さんには個人的にちょっとエピソードがあるのですが、それはさておき、
こんな言葉が文中に出てきます。
《東川で、じゃこ取りをしたり、夏休みの雨上がりに、べっきん蟹を取りに大きなバケツをさげて歩き廻った日々も懐かしい。》
この中の「べっきん蟹」ですが、わたしが子ども時代にも使っていた言葉です。いまは、辞書はおろか、どこにも見ることの出来ない言葉でした。
ここで出会うとは!
東川はわたしのすぐそばの川です。そして、この蟹取りのこと、わたし、昔、詩にしました。
宮崎翁が書かれた、この記事の中に出てきます。http://miyakko-nishi.com/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?gou=66&areacd=0&page=14

「べっきん」とは、わたしたち子どもだけに通じる言葉だったのでしょう。
赤い爪をした川蟹のことですが、結構大きくて、体長(横幅)3~4センチ、足を入れると10センチぐらいにもなったでしょうか?
爪は赤いのですが、背中の三分の二ほどは青灰色で、のこりの前部分、三分の一ほどが赤いのです。
全身真っ赤なのもいましたが、それは私たち子どもは「キントキ」と呼んで珍重しました。
今はもう全く見ることがありません。
懐かしい思い出です。
いや、その「べっきん」の写真がこの写真集に載っているわけではないのですけどね。
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kohと本

2018-11-03 16:58:51 | 
kohがやって来ました。
『妖怪図鑑』を読んでます。
こんな格好で。

「ちょっと面白い本屋さんに行こうか」と言って、連れて行きました。武庫川の「街の草」さんです。
久しぶり。病気後、初めてです。


わたしが車を幅寄せしてる間にkohは早くも店内で本を手にしてました。

そして飽くことなく読んでます。





店主の哲学のライオンさん、ことK納さんに「大きくなったね」と言われたので、
え?前どこで会ったのかなあ?と思ったら、
神戸のサンボ―ホールでの古書市に何度か連れて行ったのだった。
3,4年前か。
今中一ですが、背が高くなりました。
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野口英世の恩人は三人!

2018-11-03 11:29:21 | 出久根達郎さん
先日書いた『日本人の美風』



その「正平調」のこと。
「「野口英世に二人の恩人がいた」と出久根さんが書いている」とのことだが。
たしかにそう書いてある。
だが実は、その本のその項をもっと読み進めば、野口の恩人はたくさんいて、
主な恩人、その中でも”陰徳”と呼べる人は、実は三人だと出久根さんは書いておられる。
後から登場する人物、それは星一(はじめ)という人。
ショートショート作家、星新一のお父さんであると。英世のために最も多くのお金を融通した友人であったと。
因みに、出久根さんは星新一氏に会っておられる。その縁もこの本には出てきて興味深い。
また読まねばならない本が増えてしまう。

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詩集『妖怪図鑑』

2018-11-03 08:11:50 | 
いつも楽しい詩集を贈ってくださる勝嶋啓太さんが、
またも面白い詩集を送ってきてくださった。
詩集『妖怪図鑑』(熊谷直樹・勝嶋啓太共著・コールサック社)。



前回の『今夜はいつもより星が多いみたいだ』(2017年・コールサック社)は第46回壺井繁治賞を受けておられる。
勝嶋さんは1971年のお生まれというから、今詩を書いている人の中では若手と言えるだろう。
この人はたしか、わたしが所属していた同人誌「火曜日」を読んでおられて、わたしの書くものに興味を示して下さり、
その縁で著書をお贈りくださったのが最初の縁だったと思う。

今回の『妖怪図鑑』だが、そのカバー絵。
楽しくなってしまいますが、これ、勝嶋さんの手作り人形です。
なので、今回、見開きにして紹介しました。

詩ですが、妖怪談義です。と言っても、やはり詩なんです。
想像力による、楽しい世界。
微かに、いや、けっこう批判精神もあり、また、ちょっぴり哀しかったり、おかしみのある話もありますが、
そんなものは関係ない!といったように、「さあ、楽しんでください」精神、ですね。

そうだ、この本、孫のkohに読ませてやろう。
彼は今、東野圭吾にはまっているが、かつて幼いころ『怪獣図鑑』にはまっていたことがあったのだ。
そして、小学生の時には、ショートSFを創作して、喜ばしてくれたりしたのだった。
きっと彼も楽しむだろう。
『来々軒はどこですか』は、前にkohにバカ受けしたのでした。
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